嗚呼! やる夫道

やる夫系作品のまとめブログ

やるやらと学ぶ人名講座 第2章 世界の姓  - ロシア編 Ⅳ -

□ 知識・学ぶ系 人名
目次 イントロダクション キャスト 予告 初回 CM 主要登場人物:やる夫 やらない夫 他
260 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:03:15 ID:6M3ROaKk

第2章 世界の姓  - ロシア編 Ⅳ -

261 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:03:35 ID:6M3ROaKk

                _  -‐──‐ --  、
              -─-     -─-、  ` 、
.            /´           \   `
.           /        、      ヽ   ヽ
         /    /  | l |  、    ヽ   ハ
        /     / / /|  l,イ |l ヽ   ハ   '    ・・・・・・さて、それじゃあ、
       //     { /! |ハ! /,ハ  ! i |  、ヽ      次の話ですね。
       i| l  l 从ノ | l  ソ/!ヽjノjハ  }   ヽ\ !
       l| !  |/ィ芹ミjノ /イノ ィ≠ミハノ   |  トヽ l
       j人 l  ハ`弋ソ ノ    ト以}ヽl   !  |  ヽ、
         ヽト、 |::        弋ソノ !  / ハ !  |
         /  ` i   `        / ノイ jノ i  ハ
.        /イ   .ゝ   、  ,     ムイ     !  l
        ,/ !    i: \      ,.. //     ./  ト !
.        j八i  /l {  `ァ =r≦ ,.-'ト!    / ハ | }
          ヽノ  j八/{ノ「T7'´  |ハ  /i / jノjノ
           ,.-─ァr‐‐'´ !l |  __ j.八ノ'`‐jノ、
          イ   i !  /ヽ <___〃  /⌒ヽ



     ____
   /      \
  /  ─    ─\     確か、前回の話は、
/    (●)  (●) \    タタールのくびきを脱した所からだったお。
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ / <ペラッペラッ

262 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:03:49 ID:6M3ROaKk

             .  ´   ´ ̄ `  . `ヽ、
         /             \  ヽ
         /          、          ヽ
.         /         ‘.    、    \‘,
        /        i |   !| !   j{  i    ヽ
.     .′       i !| ト、 ヽリ _ト、_ハ !   ト ゝ
              |八{ ∨´ヽ{ }/  Ⅵ   :!|  ‘,
      i      ヽ,斗‐ ヽ/ \ 〃斧ミx. |   八
      |{ i   i イⅥxュ、′   弋うソ ,   /       i   そうでしたね。
.      八ト、  | | 《 Vじj          厶イ        |{
         \ト、{ ヽ゛ゞ゚' ,         八     八  それでは、今回は、
          i ヽ ハ       ,      イ  `  /  /    タタールのくびき以降の
          |   ヽ  `     / |_  |i / )ノ     話をしましょう。
          |{     ≧ ‐  r ´ ,, ´ レ'}/
.          八ト、  iハ ト、ハトr<   { ′
              ` \{  }ノ_,ノ !i     ノ `  _
               , rf ´   ノ{           / \
             ′:|i|  .イ`:く{ _____/   ハ
            i   {iレ' 廴:/ ∨///,/     /  i
.              У   /::::/   `寸/      /   i|



          /                   \
        /               ヘ   \     ヽ
          /           /{     i    ヽ    ヽ
       〃     /    / / ハ   i !       ',     ',
      j/    /    / /{ ′'  i }   i  }     i    1380年に起こったクリコーヴォの戦いで
      /   ,′ '    / / ii  ',  八   i  亅    i    キプチャク・ハン国を退けた
.     /   l   !    /   ii   './ ハ __| i /ハ     !    モスクワ大公国は、あの恐ろしい
     {ハ    ! _j. { r 7""  i  /ヽ 「  | iフヽ |    ハ、  カンの軍隊を撃退した実績から
    / {     ´ { ハ|_,厶ニ        ニ=从L.、 |   } リ `  諸公の中でも飛び抜けた存在となり、
      '、   { 从レ'"f'´:::::j}`        ´{レ:::`}ヾ>|  j八/    ルーシ諸公のリーダー的存在となりました。
        八  l ヘ, ` 弋:::(_ノ       ‘.::(_ノ ″j/   .
.      /  \l\\  `゛´            ,′    ',   そして、その様な立場となった
     //     ヘ  '""     '    '"" /     ,ハ   モスクワ大公国は、14~15世紀にかけて
     {ハ  {    人              人   / ∧ }  硬軟織り交ぜた交渉を用い、
     { ヽ八   |  丶、    ´    ,. イ  }  /j/  ノ   着々と領土を広げ、16世紀には、
         \  ト、\  |`  . __,. ィ | ノレ j/__       広大な領土を有する様になりました。
       「`⌒)ーヘ|_厂冂      |勹__,ノ⌒:く::.:」、
       j/ )::.::.::ヽ::.::.ヘく       〉::}::.::.::.::.::. i└ァヽ

263 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:04:04 ID:6M3ROaKk

            ,.-‐    ‐=ミ
          ,,   , -‐      ‐`ヽ、
           〃   /        i    ヽ
.        /   〃     /   | i |     ‘,
         ′   ′     /  / | |ノ  i:   :.
        .  / /   i  厶-‐/ ハハ i、-|::   }i
       , / イ  .:| /j/}/ / ∧ヽト、!::  八
       ,〃´.: |:..   |' yfチ斧    斧Y|::i /i{   さて、
       /  .:::::/|:i:   | ゛弋::リ     ヒリ' |ノ' j八   この様な状況であったモスクワ大公国ですが、
      , i: :::/{从ト、:.{        ,   ,i i/     姓名に大きな変化が表れていました。
     { ,ハ:.   ヽ __`       ,  八|
     レ   ヽト、  ヽ |: 丶   `  / }| |     その大きな変化とは、
             \ {ヾー- ≧=‐- く{/'j八{      『фамилия』「ファミーリヤ」(姓)が、
            ソ    | i ト、           誕生した事です。
          , イ      | i | ヽ、
       r<  `ヽ、    jY^ヽ__.イ`ヽ       ロシアでは、父称が、あった為、
       |  `ヽ、   \  / ヽ={ `寸.: i      他の西欧諸国から少し遅れて16世紀頃、
       |     :.     ∨  V∧  :i |      貴族社会で「ファミーリヤ」が、
       |     i     _  i/∧ xヘ |      使われる様になったのです。
      :.     :.    /,心、|//∧ミ心.



       ____
     /      \
    /  ─    ─\      ほうほう。
  /    (●)  (●) \
  |       (__人__)    |    一体如何して使われる様になったんだお?
  \   ⊂ ヽ∩     <
    |  |  '、_ \ /  )
    |  |__\  “  /
    \ ___\_/ <メモメモ

264 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:04:26 ID:6M3ROaKk

           /   , ― -     ´ ̄`ヽヽ
              /              丶
       /   /            ヽ    ‘,
.      /   '               i   i    ‘,
      ′ /            /  ハ / }     ‘,
     i   /      / /   /| / V ト、      .\
     |  ′      / / ! / }/  / ヽ{__}_i 、   i  )
     | /       ,' j ハ斗/七/  /   \ノハ:i   |
      /  i      | /   }厶≠x       イ斧ミ |  ハ{
     ,  |{     |  〃f::::しj        {じ:j″ / ノ    はい、ロシアで姓が、
      /   八    .  ヽ弋::ソ         ゞ'゚ , j/ ヽ    使われる様になった理由ですが・・・・・・。
.     /     \   ヽ               !|′ ‘,
.   ′      ヽ ー  ゝ         ´  八     i
   i{ |      丶 \         , -   .イ     !|
.   八ト、  、    i ヽ  >           /  /}    八
    ヽ \ ヽ   |ヽ{  r|   ≧=‐  イノ} / !   /
.        \{ )ノ  \j ` TT ´ ̄  ヽ. jノ  j//
            `    /ヽ  | |        ` ー=ミ
          ,, ´     | |         />  _



     ____    ━┓
   /      \   ┏┛
  /  \   ,_\.  ・
/    (●)゛ (●) \
|  ∪   (__人__)    |   理由ですが・・・・・・?
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ / <メモメモ

265 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:04:39 ID:6M3ROaKk

                .   ´ ̄ ̄ ̄`  、
          /    ,  '⌒     ´ ̄`丶
                /            ヽ
          /     ,
       ′  /            /   !       ‘,
            . ′       ′  / | i | i   i
      ,   ノイ     厶 ‐ / 八{ ト、{‐- |   ‘,
        ′   |    i´/ | / j/  乂 ヽ |   i .
      /  / }|     Ⅳ  Ⅳ /      Ⅵ  !ト ゝ
.     /  / j八    |  x≠ミ    x=ミ i   八
    /   ′ { (ヽ   |             ハ/
.    ′! j   \ゞ\{           '   ′‘.     ・・・・・・実は、
  八{八ハ   i   ` ーr 、    ー    /   !|     良く分かっていません。
       \{\  i |__`        イ   八
           \ハ{  `   ≧=‐<  !  , ′
          _,ノ      | | 、   )ノ}/
       . <        | |  ` r __
       /´\  \      ノxへ_|  i .
.       ′   \  \    / \:ノⅣ!  ! |
      i       ヽ   \_/   i::::く  ! |



     ____
   /      \
  /         \
/ U  _ノ    ヽ_  \      ど、如何いう事なんだお?
|     (一)|lil|(ー)  |
/     ∩ノ ⊃_) /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ / <メモメモ

266 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:04:54 ID:6M3ROaKk

             .  ´   ´ ̄ `  . `ヽ、
         /             \  ヽ
         /          、          ヽ
.         /         ‘.    、    \‘,
        /        i |   !| !   j{  i    ヽ
.     .′       i !| ト、 ヽリ _ト、_ハ !   ト ゝ
              |八{ ∨´ヽ{ }/  Ⅵ   :!|  ‘,
      i      ヽ,斗‐ ヽ/ \ 〃斧ミx. |   八
      |{ i   i イⅥxュ、′   弋うソ ,   /       i   ロシアの姓制度や文化の成立は、
.      八ト、  | | 《 Vじj          厶イ        |{  諸説が、入り混じっており、
         \ト、{ ヽ゛ゞ゚' ,         八     八  現在でもこれといった結論が、
          i ヽ ハ       ,      イ  `  /  /   出ていないんです。
          |   ヽ  `     / |_  |i / )ノ
          |{     ≧ ‐  r ´ ,, ´ レ'}/       なので、現在言われている幾つかの
.          八ト、  iハ ト、ハトr<   { ′      有力説を話していきたいと思います。
              ` \{  }ノ_,ノ !i     ノ `  _
               , rf ´   ノ{           / \
             ′:|i|  .イ`:く{ _____/   ハ
            i   {iレ' 廴:/ ∨///,/     /  i
.              У   /::::/   `寸/      /   i|

267 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:05:14 ID:6M3ROaKk

             .   ´  ̄ ̄   =ミ
          ,,´           `ヽ、
.         ,                  ヽ
      /        / /  }       ‘,
.      ,         ′ / ∧ ,′
     / /     / | /|i | ∨    i
    ノイ  i   ハ 斗/-|{ | /ヽト、_   | i   | i
     |{   |  ′Ⅵ′八{    \ヽメ、   | ト、
.     八  | | y'fチ斧  ヽ   x=ュ、 |    |{,ノ \  一つ目は、東方説です。
     / \ト、{ 《弋うノ      "{じ::ハ》|{i  八
.      ′  ` ハ            ゞ '  八 , '  ‘,   これは、東方(中国)から姓制度が、
.    i{   ! `         '        厶イ     i    齎されたとする説です。
    八   |   ヽ      _     イ  |     i|
        \{ヽト、  i>      イ }/i ,  i{ 八   草原の道等の通商路や
        ヽ  )ノ /\≧≦i){ノ}/ }ノ}/ )′    ペチェネグ人もホロヴィッツ人といった
            /  | | |  |   /)        隣接していた騎馬民族によって
      __,,  fi´    ノ | |  ` //   _   /) または、タタールのくびきによってと
     /    ||  /イ:T:rへ / `こ7 _ 厶}//  様々なルートが、示されていますが、
.     ′    ヾ/   f⌒Y/    ヽ{ ,へ ヽ∨    何れも、姓を齎された原因を東方(中国)から
     i          !::/     /ソくノ)  , ′   の影響であるとしている論ですね。
     |     /7≧x.、  /\   .イ7く /r‐'  /
     | {: /三三ニ/   `くミ三三{ ′ /
     |  Vニニニ/ \     〉三三}___{_
     |   `寸i/      ヽ /三「     |



             .  ´   ´ ̄ `  . `ヽ、
         /             \  ヽ
         /          、          ヽ
.         /         ‘.    、    \‘,
        /        i |   !| !   j{  i    ヽ
.     .′       i !| ト、 ヽリ _ト、_ハ !   ト ゝ     ただし、
              |八{ ∨´ヽ{ }/  Ⅵ   :!|  ‘,    この説は、タタールのくびきの影響は、
      i      ヽ,斗‐ ヽ/ \ 〃斧ミx. |   八       然程無いとする人達からは、
      |{ i   i イⅥxュ、′   弋うソ ,   /       i   疑問視されており、
.      八ト、  | | 《 Vじj          厶イ        |{   また、
         \ト、{ ヽ゛ゞ゚' ,         八     八  モンゴル族等の騎馬民族を
          i ヽ ハ       ,      イ  `  /  /    見てみると姓の文化が、
          |   ヽ  `     / |_  |i / )ノ    希薄である事から
          |{     ≧ ‐  r ´ ,, ´ レ'}/       決定的な説とはなっていません。
.          八ト、  iハ ト、ハトr<   { ′
              ` \{  }ノ_,ノ !i     ノ `  _
               , rf ´   ノ{           / \
             ′:|i|  .イ`:く{ _____/   ハ
            i   {iレ' 廴:/ ∨///,/     /  i
.              У   /::::/   `寸/      /   i|

268 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:05:37 ID:6M3ROaKk

             .   ´  ̄ ̄   =ミ
          ,,´           `ヽ、
.         ,                  ヽ
      /        / /  }       ‘,
.      ,         ′ / ∧ ,′
     / /     / | /|i | ∨    i
    ノイ  i   ハ 斗/-|{ | /ヽト、_   | i   | i
     |{   |  ′Ⅵ′八{    \ヽメ、   | ト、    2つ目は、ビザンツ帝国説です。
.     八  | | y'fチ斧  ヽ   x=ュ、 |    |{,ノ \
     / \ト、{ 《弋うノ      "{じ::ハ》|{i  八     これは、姓制度が、
.      ′  ` ハ            ゞ '  八 , '  ‘,    ビザンツ帝国から齎されたとする説です。
.    i{   ! `         '        厶イ     i
    八   |   ヽ      _     イ  |     i|    キエフ・ルーシ時代のヴァリャーグから
        \{ヽト、  i>      イ }/i ,  i{ 八    分かる様にビザンツ帝国は、
        ヽ  )ノ /\≧≦i){ノ}/ }ノ}/ )′    ロシアに大きな影響を与えていました。
            /  | | |  |   /)
      __,,  fi´    ノ | |  ` //   _   /)  ギリシア正教にしても元来の
     /    ||  /イ:T:rへ / `こ7 _ 厶}//   スラヴ系やノルマン系の名前を
.     ′    ヾ/   f⌒Y/    ヽ{ ,へ ヽ∨    駆逐してしまった事は、
     i          !::/     /ソくノ)  , ′    既に述べたとおりです。
     |     /7≧x.、  /\   .イ7く /r‐'  /
     | {: /三三ニ/   `くミ三三{ ′ /
     |  Vニニニ/ \     〉三三}___{_
     |   `寸i/      ヽ /三「     |



                _  -‐──‐ --  、
              -─-     -─-、  ` 、
.            /´           \   `
.           /        、      ヽ   ヽ
         /    /  | l |  、    ヽ   ハ    イタリア編でも触れられている様に
        /     / / /|  l,イ |l ヽ   ハ   '    古代ローマでは、姓が、使用されており、
       //     { /! |ハ! /,ハ  ! i |  、ヽ      ビザンツ帝国は、そのローマ帝国の文化を
       i| l  l 从ノ | l  ソ/!ヽjノjハ  }   ヽ\ !    比較的残していた国家でした。
       l| !  |/ィ芹ミjノ /イノ ィ≠ミハノ   |  トヽ l
       j人 l  ハ`弋ソ ノ    ト以}ヽl   !  |  ヽ、   これは、元々姓を持たなかったギリシア人が、
         ヽト、 |::        弋ソノ !  / ハ !  |    ビザンツ帝国の中心となった11世紀頃から
         /  ` i   `        / ノイ jノ i  ハ   姓を持つ様になった事からも
.        /イ   .ゝ   、  ,     ムイ     !  l   ビザンツ帝国では、姓制度や文化が、
        ,/ !    i: \      ,.. //     ./  ト !   残り、影響を与えていたという証左でしょう。
.        j八i  /l {  `ァ =r≦ ,.-'ト!    / ハ | }
          ヽノ  j八/{ノ「T7'´  |ハ  /i / jノjノ
           ,.-─ァr‐‐'´ !l |  __ j.八ノ'`‐jノ、
          イ   i !  /ヽ <___〃  /⌒ヽ

269 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:06:23 ID:6M3ROaKk

             .  ´   ´ ̄ `  . `ヽ、
         /             \  ヽ
         /          、          ヽ         このビザンツ帝国をロシアは、
.         /         ‘.    、    \‘,      師と仰ぎいで様々な面で
        /        i |   !| !   j{  i    ヽ      模範としていました。
.     .′       i !| ト、 ヽリ _ト、_ハ !   ト ゝ
              |八{ ∨´ヽ{ }/  Ⅵ   :!|  ‘,   それは、ギリシア正教の導入、
      i      ヽ,斗‐ ヽ/ \ 〃斧ミx. |   八       キリル文字の位置づけと普及からも
      |{ i   i イⅥxュ、′   弋うソ ,   /       i   分かるでしょう。
.      八ト、  | | 《 Vじj          厶イ        |{
         \ト、{ ヽ゛ゞ゚' ,         八     八  そして、さらにモスクワ大公国は、
          i ヽ ハ       ,      イ  `  /  /    イヴァン3世の時代にビザンツ帝国
          |   ヽ  `     / |_  |i / )ノ    最後の皇帝の姪と結婚しており、
          |{     ≧ ‐  r ´ ,, ´ レ'}/       ビザンツ滅亡後にビザンツの後継を
.          八ト、  iハ ト、ハトr<   { ′       名乗っていたりします。
              ` \{  }ノ_,ノ !i     ノ `  _
               , rf ´   ノ{           / \    なので、ビザンツ帝国との
             ′:|i|  .イ`:く{ _____/   ハ   交流や影響によって姓制度が、
            i   {iレ' 廴:/ ∨///,/     /  i   齎されたとする説が、存在しているのです。
.              У   /::::/   `寸/      /   i|



          /                   \
        /               ヘ   \     ヽ
          /           /{     i    ヽ    ヽ
       〃     /    / / ハ   i !       ',     ',
      j/    /    / /{ ′'  i }   i  }     i     ただし、これも反対意見が根強くあります。
      /   ,′ '    / / ii  ',  八   i  亅    i
.     /   l   !    /   ii   './ ハ __| i /ハ     !    まず、ビザンツ帝国は、11~12世紀以降には、
     {ハ    ! _j. { r 7""  i  /ヽ 「  | iフヽ |    ハ、   セルジューク朝などの侵入を受け、
    / {     ´ { ハ|_,厶ニ        ニ=从L.、 |   } リ `   衰退をし始めていた事や
      '、   { 从レ'"f'´:::::j}`        ´{レ:::`}ヾ>|  j八/    ビザンツ帝国との連絡路である黒海沿岸域は、
        八  l ヘ, ` 弋:::(_ノ       ‘.::(_ノ ″j/   .    平原であった関係上、13世紀から16世紀にかけて
.      /  \l\\  `゛´            ,′    ',    キプチャク・ハン国やその後継国家が、
     //     ヘ  '""     '    '"" /     ,ハ   直接支配をしており、連絡しにくかったのでは、
     {ハ  {    人              人   / ∧ }   という意見があるからです。
     { ヽ八   |  丶、    ´    ,. イ  }  /j/  ノ
         \  ト、\  |`  . __,. ィ | ノレ j/__
       「`⌒)ーヘ|_厂冂      |勹__,ノ⌒:く::.:」、
       j/ )::.::.::ヽ::.::.ヘく       〉::}::.::.::.::.::. i└ァヽ

270 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:06:41 ID:6M3ROaKk

             .   ´  ̄ ̄   =ミ
          ,,´           `ヽ、
.         ,                  ヽ
      /        / /  }       ‘,
.      ,         ′ / ∧ ,′
     / /     / | /|i | ∨    i
    ノイ  i   ハ 斗/-|{ | /ヽト、_   | i   | i
     |{   |  ′Ⅵ′八{    \ヽメ、   | ト、
.     八  | | y'fチ斧  ヽ   x=ュ、 |    |{,ノ \  そして、三つ目は、西方説です。
     / \ト、{ 《弋うノ      "{じ::ハ》|{i  八
.      ′  ` ハ            ゞ '  八 , '  ‘,   これは、西方(西欧)から姓制度が、
.    i{   ! `         '        厶イ     i    齎されたとする説です。
    八   |   ヽ      _     イ  |     i|
        \{ヽト、  i>      イ }/i ,  i{ 八    これも東方説と同じ様に
        ヽ  )ノ /\≧≦i){ノ}/ }ノ}/ )′    ハンザ同盟等の北海商業路から齎された説や
            /  | | |  |   /)        動乱時代のポーランド・リトアニア連合王国による説等、
      __,,  fi´    ノ | |  ` //   _   /)  様々なルートが、示されていますが、
     /    ||  /イ:T:rへ / `こ7 _ 厶}//   何れも、姓を齎された原因を
.     ′    ヾ/   f⌒Y/    ヽ{ ,へ ヽ∨    西方(西欧)からの影響であるとしている論ですね。
     i          !::/     /ソくノ)  , ′
     |     /7≧x.、  /\   .イ7く /r‐'  /
     | {: /三三ニ/   `くミ三三{ ′ /
     |  Vニニニ/ \     〉三三}___{_
     |   `寸i/      ヽ /三「     |



            ,.-‐    ‐=ミ
          ,,   , -‐      ‐`ヽ、
           〃   /        i    ヽ
.        /   〃     /   | i |     ‘,
         ′   ′     /  / | |ノ  i:   :.
        .  / /   i  厶-‐/ ハハ i、-|::   }i
       , / イ  .:| /j/}/ / ∧ヽト、!::  八
       ,〃´.: |:..   |' yfチ斧    斧Y|::i /i{
       /  .:::::/|:i:   | ゛弋::リ     ヒリ' |ノ' j八
      , i: :::/{从ト、:.{        ,   ,i i/
     { ,ハ:.   ヽ __`       ,  八|  イタリア編でも触れられている様に
     レ   ヽト、  ヽ |: 丶   `  / }| |  11~12世紀頃のイタリアでは、
             \ {ヾー- ≧=‐- く{/'j八{  商業や都市の発展、人口の増加等から
            ソ    | i ト、       再び姓の制度や文化が、復活しました。
          , イ      | i | ヽ、
       r<  `ヽ、    jY^ヽ__.イ`ヽ   この復活した姓の文化は、
       |  `ヽ、   \  / ヽ={ `寸.: i   十字軍や商業によって西欧に広まり、
       |     :.     ∨  V∧  :i |   商人や貴族を中心に定着する事となりました。
       |     i     _  i/∧ xヘ |
      :.     :.    /,心、|//∧ミ心.

271 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:06:58 ID:6M3ROaKk

                _  -‐──‐ --  、
              -─-     -─-、  ` 、
.            /´           \   `
.           /        、      ヽ   ヽ    当時、バルト海の商業圏は、
         /    /  | l |  、    ヽ   ハ    ドイツのリューベックやハンブルクを中心とする
        /     / / /|  l,イ |l ヽ   ハ   '    ハンザ同盟が、握っていました。
       //     { /! |ハ! /,ハ  ! i |  、ヽ
       i| l  l 从ノ | l  ソ/!ヽjノjハ  }   ヽ\ !   当然、バルト海沿岸部もその影響力の
       l| !  |/ィ芹ミjノ /イノ ィ≠ミハノ   |  トヽ l   中にあり、ロシア北部のノヴゴロドは、
       j人 l  ハ`弋ソ ノ    ト以}ヽl   !  |  ヽ、   同盟最東端の拠点として
         ヽト、 |::        弋ソノ !  / ハ !  |   また、ロシア北部の一大商業都市として
         /  ` i   `        / ノイ jノ i  ハ   大いに賑わっていました。
.        /イ   .ゝ   、  ,     ムイ     !  l
        ,/ !    i: \      ,.. //     ./  ト !  当然、そこから齎される影響は、
.        j八i  /l {  `ァ =r≦ ,.-'ト!    / ハ | }  同じく商業的に賑わっていた
          ヽノ  j八/{ノ「T7'´  |ハ  /i / jノjノ  モスクワ等の都市にも波及したと思われます。
           ,.-─ァr‐‐'´ !l |  __ j.八ノ'`‐jノ、
          イ   i !  /ヽ <___〃  /⌒ヽ



             .  ´   ´ ̄ `  . `ヽ、
         /             \  ヽ
         /          、          ヽ
.         /         ‘.    、    \‘,
        /        i |   !| !   j{  i    ヽ      また、1598年にフョードル1世が、死去すると
.     .′       i !| ト、 ヽリ _ト、_ハ !   ト ゝ     リューリュク朝が断絶してしまい、
              |八{ ∨´ヽ{ }/  Ⅵ   :!|  ‘,    大動乱(スムータ)と呼ばれる混乱時代に
      i      ヽ,斗‐ ヽ/ \ 〃斧ミx. |   八       ロシアは、陥ってしまいます。
      |{ i   i イⅥxュ、′   弋うソ ,   /       i
.      八ト、  | | 《 Vじj          厶イ        |{   その間にロシアは、
         \ト、{ ヽ゛ゞ゚' ,         八     八  ポーランド・リトアニア共和国に
          i ヽ ハ       ,      イ  `  /  /    占領されたりしています。
          |   ヽ  `     / |_  |i / )ノ
          |{     ≧ ‐  r ´ ,, ´ レ'}/
.          八ト、  iハ ト、ハトr<   { ′
              ` \{  }ノ_,ノ !i     ノ `  _
               , rf ´   ノ{           / \
             ′:|i|  .イ`:く{ _____/   ハ
            i   {iレ' 廴:/ ∨///,/     /  i
.              У   /::::/   `寸/      /   i|

272 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:07:25 ID:6M3ROaKk

                .   ´ ̄ ̄ ̄`  、
          /    ,  '⌒     ´ ̄`丶
                /            ヽ
          /     ,
       ′  /            /   !       ‘,
            . ′       ′  / | i | i   i
      ,   ノイ     厶 ‐ / 八{ ト、{‐- |   ‘,
        ′   |    i´/ | / j/  乂 ヽ |   i .
      /  / }|     Ⅳ  Ⅳ /      Ⅵ  !ト ゝ
.     /  / j八    |  x≠ミ    x=ミ i   八
    /   ′ { (ヽ   |             ハ/
.    ′! j   \ゞ\{           '   ′‘.   それ以外にも、
  八{八ハ   i   ` ーr 、    ー    /   !|   元々バルト海沿岸には、
       \{\  i |__`        イ   八   ドイツ系の貴族が、
           \ハ{  `   ≧=‐<  !  , ′   多数存在しており、
          _,ノ      | | 、   )ノ}/      ロシアの拡大と共に取り込まれ、
       . <        | |  ` r __       それらから姓の制度が、
       /´\  \      ノxへ_|  i .      齎されたとする説もあります。
.       ′   \  \    / \:ノⅣ!  ! |
      i       ヽ   \_/   i::::く  ! |



          /                   \
        /               ヘ   \     ヽ
          /           /{     i    ヽ    ヽ
       〃     /    / / ハ   i !       ',     ',
      j/    /    / /{ ′'  i }   i  }     i
      /   ,′ '    / / ii  ',  八   i  亅    i
.     /   l   !    /   ii   './ ハ __| i /ハ     !    何れのルートにしても
     {ハ    ! _j. { r 7""  i  /ヽ 「  | iフヽ |    ハ、   反対する説が多数あります。
    / {     ´ { ハ|_,厶ニ        ニ=从L.、 |   } リ `
      '、   { 从レ'"f'´:::::j}`        ´{レ:::`}ヾ>|  j八/    例えば、ハンザ同盟は、
        八  l ヘ, ` 弋:::(_ノ       ‘.::(_ノ ″j/   .    16世紀以後、大航海時代の到来により、
.      /  \l\\  `゛´            ,′    ',   欧州の商業の中心が、大西洋や北海に
     //     ヘ  '""     '    '"" /     ,ハ   変化した事によって衰退をしていまし、
     {ハ  {    人              人   / ∧ }   1478年には、ノヴゴロドが、
     { ヽ八   |  丶、    ´    ,. イ  }  /j/  ノ   ロシアに併合されてしまい、
         \  ト、\  |`  . __,. ィ | ノレ j/__       弾圧も受けている為です。
       「`⌒)ーヘ|_厂冂      |勹__,ノ⌒:く::.:」、
       j/ )::.::.::ヽ::.::.ヘく       〉::}::.::.::.::.::. i└ァヽ

273 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:08:07 ID:6M3ROaKk

             .   ´  ̄ ̄   =ミ
          ,,´           `ヽ、
.         ,                  ヽ
      /        / /  }       ‘,
.      ,         ′ / ∧ ,′
     / /     / | /|i | ∨    i
    ノイ  i   ハ 斗/-|{ | /ヽト、_   | i   | i    さて、最後の説は、
     |{   |  ′Ⅵ′八{    \ヽメ、   | ト、   自然発達説です。
.     八  | | y'fチ斧  ヽ   x=ュ、 |    |{,ノ \
     / \ト、{ 《弋うノ      "{じ::ハ》|{i  八     これは、
.      ′  ` ハ            ゞ '  八 , '  ‘,   ロシア国内で自然と
.    i{   ! `         '        厶イ     i    姓の制度や文化が、
    八   |   ヽ      _     イ  |     i|    発達したとする説です。
        \{ヽト、  i>      イ }/i ,  i{ 八
        ヽ  )ノ /\≧≦i){ノ}/ }ノ}/ )′    当時、ロシアは、
            /  | | |  |   /)        タタールのくびきを脱し、
      __,,  fi´    ノ | |  ` //   _   /)  人口や増加し、
     /    ||  /イ:T:rへ / `こ7 _ 厶}//  商業も発達して来ていました。
.     ′    ヾ/   f⌒Y/    ヽ{ ,へ ヽ∨
     i          !::/     /ソくノ)  , ′    イタリア編で言った様に
     |     /7≧x.、  /\   .イ7く /r‐'  /      姓を必要としている
     | {: /三三ニ/   `くミ三三{ ′ /       土壌が、生まれたという事です。
     |  Vニニニ/ \     〉三三}___{_
     |   `寸i/      ヽ /三「     |



            ,.-‐    ‐=ミ
          ,,   , -‐      ‐`ヽ、
           〃   /        i    ヽ
.        /   〃     /   | i |     ‘,
         ′   ′     /  / | |ノ  i:   :.
        .  / /   i  厶-‐/ ハハ i、-|::   }i
       , / イ  .:| /j/}/ / ∧ヽト、!::  八
       ,〃´.: |:..   |' yfチ斧    斧Y|::i /i{
       /  .:::::/|:i:   | ゛弋::リ     ヒリ' |ノ' j八
      , i: :::/{从ト、:.{        ,   ,i i/
     { ,ハ:.   ヽ __`       ,  八|
     レ   ヽト、  ヽ |: 丶   `  / }| |  また、当時のロシアでは、ギリシア正教会によって
             \ {ヾー- ≧=‐- く{/'j八{  姓名が、教会の定めるもの以外は、制限をされていた為、
            ソ    | i ト、       父称を付けても同じ名前の人が、多数いたとされます。
          , イ      | i | ヽ、
       r<  `ヽ、    jY^ヽ__.イ`ヽ    その為、父称の他に「祖父又は父の名前」を添えたり、
       |  `ヽ、   \  / ヽ={ `寸.: i   「職業」や「あだ名」、「出身地や領地」を添えたりして
       |     :.     ∨  V∧  :i |   個人を判別する様になったとされます。
       |     i     _  i/∧ xヘ |
      :.     :.    /,心、|//∧ミ心.

274 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:08:45 ID:6M3ROaKk

    : : /ゝ /  /{ /(     /.: :/:.ヽYヽハ
    : :{ノ(/(/( { 乂: :人/ (  7.:/: : :.} ノ }/{
    : : : :イ): : : : : : : : :)/: : :./イ.: : : :.く   ノイ
    : : : :_彡ミxー=彡): : イノ(.:ノ、: : : :\_ノ
    : :r'´//^`寸≧x(: :ハ }   ヽ:: :\: : :.{_      例を出しましょう。
    : :} ´  ィ弌k`寸≧kjノ   Vヽ: :ヽハ: : ヽ
    乂    弋ソ ヽ`寸ハ 斗ャ≦升: :} ノ: :ζ     例えば、16世紀の初めに
    、      ` ̄ /7 〈 代ソ^}i}リ: :: :γ´      ロマン・ユーリエヴィチ・ザハーリンという人物が、
    i|    :  /  {  ヽ 「´  /: : 乂丿       ロシアに居ました。
    i|    :       r__j|_,〉 //⌒´
    i|    :       ゞ三/ /´
    i|    :   .、       /
    ヘ          ̄⌒´   /
     \      `=='  /
     : :\      }  /
      : : :.\     } , ′
       : : : : :.ー―ァ'"
    \    : : : : : ::/ヽ

 ロマン・ユーリエヴィチ・ザハーリン



          _,,、_,,.、、,,..,_,、
       ,_ー''"        ゙´`'ー_、
       ミヾ.ヾ゙ il!|| il|  j| 〃/ イ
       i ミ   rー;L!|| ||レーv〃 彡
      }ミ リ八i{    ;; 7'ノ ヽ.ミl    その子供は、ニキータ・ロマーノヴィッチ・ユーリエフと言い、
.       |、yー-⊥L jー_´∟-ーY;|    イヴァン4世と外戚になり、ロシアでも屈指の貴族になりました。
      _lミi"r五ニ゙テi'Yr五三¨jミ!
.     frヲ:}  -‐''ラ l_j. }`ー- }ドi
      !h};{ ッ彡   /小〉     |:l,リ
.      `テj} i}! ,rf;巡巡去ミ:、 l:fく
.      〈リji、l{ 'ル7'"-─‐‐ )}i |jミ}
    r;-‐ヾト.llvリ j{ _,,リハ、、,リレ'ル' ̄ヘ
   _」 ハ |li | `ミ、}l ;i!j } {li ,.イ |/ / l.L
   -U; ヽニL_ミ `ミ'ー- -‐彡 / /'/ニ|」
   ヽ-‐ ` Tヽ\ ミ    r´/∠

 ニキータ・ロマーノヴィッチ・ユーリエフ



       r`"⌒`ー=v ‐-、
        1:::::.....................  }
       |:::::::::::::::::::::::___::リ,   そして、その子供は、
       r| ::::::::::::::( )|'爪|::jリ   フョードル・ニキーチチ・ロマノフと言い、
      /``======_‐ラ(6,′  前代から一転して失脚をしてしまい、
     ,>‐'つ__... =-〒rtッテ|h′   自身も教会に追いやられていたりしています。
   /.ノ (:{,|| i   i l゙`~.jl|リ
   ! }/゙ヽl.l ',  ヾツ  |l!|) _
   { (´/ヽ.):ヽ  r=- l/l:}/,r=,ヽ.._
    ヽ( イ- ) ̄l|、|!゙¨´ / l:八.>=iこ⊂⊃
     \ `ヽ:::::lドミ==‐' レ____l[二´__
 ̄:¨"7゙<〉   )::¨o7 /  ̄ フ 7ー-、:_:: ̄
::::::::::/:::::::\ ノノ:::/  '  '"´ /  / `ヽ

  フョードル・ニキーチチ・ロマノフ



             _..  - ―――― -  .._
          fヾ爻爻爻爻爻爻爻爻シ:::l
            lヾミ爻爻爻爻爻爻爻シ:::/l
           |ミミヽヾミ爻爻爻爻爻シ::/イ
          |ミヾミゝヾ爻爻爻爻シ:::/イl
          |ミ( , ベヽ、::::::::::::::::::::ノィ:リ
          r‐、(〃^ヽヽ、`¨¨フ/ l|〈ム
           l.ヘリ そなラ)`゙ リ'ィ'なフ`' リイl
          lヾl  `"´  : l `¨´ ノリ  そして、フョードル・ニキーチチ・ロマノフの息子が、
             〉┤  :     : l   : l''´   ミハイル・フョードロヴィチ・ロマノフと言います。
         〃7l  :   __`'"  : l
__   / ニ.ヽ / ハヽ :  こ二(匸}\
_  ̄{ f.l L}} ̄/゙´)ヽ\  ==`ー、 \
  ̄入<l lフノ、 レr 、_ \`ヽ、_ ∠ ) .._',
  / /´ ̄   \ L ノ  ( ̄ ̄((_)_,._}\
  ! l       \  /  ̄{((___}____,.___: ) \
  |     ‐- _ ン    }ヽ  (___:_ )\
  |       ̄  /´    /   l    ヾ / ノノ

  ミハイル・フョードロヴィチ・ロマノフ

5 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:15:02 ID:3WS6FEPE

             .  ´   ´ ̄ `  . `ヽ、
         /             \  ヽ
         /          、          ヽ
.         /         ‘.    、    \‘,
        /        i |   !| !   j{  i    ヽ
.     .′       i !| ト、 ヽリ _ト、_ハ !   ト ゝ
              |八{ ∨´ヽ{ }/  ?   :!|  ‘,   ここまで言えば分かるでしょう。
      i      ヽ,斗‐ ヽ/ \ 〃斧ミx. |   八
      |{ i   i イ?xュ、′   弋うソ ,   /       i  つまり、先程出した4人は、
.      八ト、  | | 《 Vじj          厶イ        |{  ロマノフ朝を創始した一族です。
         \ト、{ ヽ゛ゞ゚' ,         八     八
          i ヽ ハ       ,      イ  `  /  /   これから分かる様に「祖父又は父の名前」を
          |   ヽ  `     / |_  |i / )ノ   名前と父称とは別に添えているのが分かります。
          |{     ≧ ‐  r ´ ,, ´ レ'}/
.          八ト、  iハ ト、ハトr<   { ′
              ` \{  }ノ_,ノ !i     ノ `  _
               , rf ´   ノ{           / \
             ′:|i|  .イ`:く{ _____/   ハ
            i   {iレ' 廴:/ ∨///,/     /  i
.              У   /::::/   `寸/      /   i|



             .   ´  ̄ ̄   =ミ
          ,,´           `ヽ、
.         ,                  ヽ
      /        / /  }       ‘,
.      ,         ′ / ∧ ,′
     / /     / | /|i | ∨    i          もちろん、他にも「職業」や「あだ名」、
    ノイ  i   ハ 斗/-|{ | /ヽト、_   | i   | i    「出身地や領地」等を頭に添えていました。
     |{   |  ′?′八{    \ヽメ、   | ト、
.     八  | | y'fチ斧  ヽ   x=ュ、 |    |{,ノ \  「職業」では、
     / \ト、{ 《弋うノ      "{じ::ハ》|{i  八     『Калашников』「カラシニコフ」(パン職人)や
.      ′  ` ハ            ゞ '  八 , '  ‘,   『Кузнецов』「クズネツォフ」(鍛冶屋)。
.    i{   ! `         '        厶イ     i
    八   |   ヽ      _     イ  |     i|    「あだ名」では、
        \{ヽト、  i>      イ }/i ,  i{ 八   『Горбачёв』「ゴルバチョフ」(猫背)や
        ヽ  )ノ /\≧≦i){ノ}/ }ノ}/ )′    『Медведев』「メドヴェージェフ」(熊)。
            /  | | |  |   /)
      __,,  fi´    ノ | |  ` //   _   /) 「出身地や領地」では、
     /    ||  /イ:T:rへ / `こ7 _ 厶}//  『Чехов』「チェーホフ」(チェコ人やチェコ出身)や
.     ′    ヾ/   f⌒Y/    ヽ{ ,へ ヽ∨    『Достоевский』「ドストエフスキイ」
     i          !::/     /ソくノ)  , ′   (ベラルーシにあった「ドストーエヴォ村」から)。
     |     /7≧x.、  /\   .イ7く /r‐'  /
     | {: /三三ニ/   `くミ三三{ ′ /       等が有名ですね。
     |  Vニニニ/ \     〉三三}___{_
     |   `寸i/      ヽ /三「     |

6 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:15:23 ID:3WS6FEPE

                .   ´ ̄ ̄ ̄`  、
          /    ,  '⌒     ´ ̄`丶
                /            ヽ
          /     ,
       ′  /            /   !       ‘,
            . ′       ′  / | i | i   i
      ,   ノイ     厶 ‐ / 八{ ト、{‐- |   ‘,
        ′   |    i´/ | / j/  乂 ヽ |   i .
      /  / }|     Ⅳ  Ⅳ /      Ⅵ  !ト ゝ
.     /  / j八    |  x≠ミ    x=ミ i   八
    /   ′ { (ヽ   |             ハ/
.    ′! j   \ゞ\{           '   ′‘.
  八{八ハ   i   ` ーr 、    ー    /   !|
       \{\  i |__`        イ   八  そして、先程述べた自然発達説というのは、
           \ハ{  `   ≧=‐<  !  , ′  これら名前に添えられていたものが、
          _,ノ      | | 、   )ノ}/     姓に変わっていったとする説です。
       . <        | |  ` r __
       /´\  \      ノxへ_|  i .
.       ′   \  \    / \:ノⅣ!  ! |
      i       ヽ   \_/   i::::く  ! |



          /                   \
        /               ヘ   \     ヽ
          /           /{     i    ヽ    ヽ
       〃     /    / / ハ   i !       ',     ',
      j/    /    / /{ ′'  i }   i  }     i    もちろん、
      /   ,′ '    / / ii  ',  八   i  亅    i    これにも外国の影響を考えていない等の
.     /   l   !    /   ii   './ ハ __| i /ハ     !    反対意見が多数あります。
     {ハ    ! _j. { r 7""  i  /ヽ 「  | iフヽ |    ハ、
    / {     ´ { ハ|_,厶ニ        ニ=从L.、 |   } リ `  以上の様に多くの説が、
      '、   { 从レ'"f'´:::::j}`        ´{レ:::`}ヾ>|  j八/    言われていますが、
        八  l ヘ, ` 弋:::(_ノ       ‘.::(_ノ ″j/   .    どれも反対意見がある為、
.      /  \l\\  `゛´            ,′    ',   はっきりとした結論が、
     //     ヘ  '""     '    '"" /     ,ハ   出せていないのです。
     {ハ  {    人              人   / ∧ }
     { ヽ八   |  丶、    ´    ,. イ  }  /j/  ノ   しかし、いずれにしても
         \  ト、\  |`  . __,. ィ | ノレ j/__       ロシアでも姓必要性が、あった事は、
       「`⌒)ーヘ|_厂冂      |勹__,ノ⌒:く::.:」、     確かだとされています。
       j/ )::.::.::ヽ::.::.ヘく       〉::}::.::.::.::.::. i└ァヽ

7 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:15:37 ID:3WS6FEPE

        ___
      /_ノ '' 'ー\
     / ( ●) ( ●)\
   / :::::⌒(__人__)⌒::::\    ふーむ、成程だお。
   |       `'ーnl^l^l  |
   \         l   っ/
             (   ゝ
              i   \ <メモメモ



                / ̄ ̄\
               /   _,.ノ `⌒            ちなみに父称があった為か、姓の種類は、
               |    ( ●)(●)           (旋盤工)を意味する言葉が由来の
               .|    (___人__)           『Токарев』「トカレフ」等の「職業姓」や
               |        ノ           (暗闇)を意味する言葉が由来の
               |        |_,-‐、  / ⌒)   『Потёмкин』「ポチョムキン」等の「あだ名姓」、
               .人、      厂丶,丶,丶´ / ̄   (コサック)を意味する言葉が由来の
            _,/( ヽ、.,ヽ., ___,く_ソ    __ノ       『Казаков』「カザコフ」等の「地理姓」と比べ、
     _, 、 -― ''"::::::::::::\:::::::::::::::::::::(    <"ニ‐-、     『Илья』「イリヤ」(聖書のエリヤに由来)する
    /::::::::::':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r  /⌒ヽ::::::: )     『Ильюшин』「イリューシン」等の
   丿:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V/..... ̄ ',:::::|    「祖父又は父の名前」を
  i .:::::::::::::::::::::|;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 〈 ::::::::::::::... ',::.    由来とする姓が、比較的多い。
 / ..::::::::::::::::::::::!;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::\:::::::::::::::;;;ハ ::::::::::::::::::.. ',

8 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:16:06 ID:3WS6FEPE

           / ̄ ̄\
         ⌒´ ヽ、,_  \        しかし、ただ、名前由来と言っても
            (●)(●.)    |        洗礼名(個人名)がそのままの場合と
         (_人___)    |        個人名の愛称からの場合の2通りがある。
            '、       │
              }       {        例えば、『Алексей』「アレクセイ」という
          !、______ .ィ-ート、       洗礼名(個人名)から由来となった姓は、
            V/:::::::::::::::::ヽ
                {::::::::::::::::::::::::::::::.、     ・『Алексеев』「アレクセーエフ」
           /ー-:::::::::::::::::::::::::::::::,
   「r'、     /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,    『Алексей』「アレクセイ」の愛称である
   } r'、 ヘ、 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i    『Алёша』「アリョーシャ」から来た
   i/ ム、} .{ i:::::::::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::: |
   { い、{  Y::::::::::::::::\::::V:::::::::::::::::::: |     ・『Алёхин』「アリョーヒン」
   \  ヽ {|V.::::::::::::::: \V:::::::::::::::::: |
     \   |:.V.::::::::::::::::::::::〉.:::::::::::::::::|    という姓が、存在し、他にも多数ある。
      \ ノ|:.V.::::::::::::::::::::::〉.:::::::::::::::|



         _     ______
        l i  /    \         また、前述したように
        l l_./ _,ノ  ヽ、,_\       ロシアでは、ギリシア正教の力が強く、
        l/ ニヽ( ●) ( ●) .|       また、タタールのくびき時代によって
        l / y 「'i___人___)  |       教会に民族的な精神や意識を
        l   <、.l         |       委ねる人々が多くいた。
        ',    ',/       |
         j    ノ      ,/'|、      その為か、少数だが、教会の関係者により、
       _∠⌒ヽ j 'i, __ , __ ィ/::L___    命名されたのだと思われる姓が、存在する。
     / ...::::::::::ヽVヽ::::::::::::::::::::::::::/:::..´''' 、、、 _
   / ...:::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... i::..\
 / .:::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::::::: l

9 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:16:23 ID:3WS6FEPE

             / ̄ ̄\
          /   ⌒ ´ ⌒
.         |    ( ●) (●)            例えば、
          |     (___人__)
          .|        ノ            (クリスマス)を意味する
           j        |             『Рожественский』「ロジェストヴェンスキイ」という姓や
         ..ノヽ、    , ノ       _      (イエスの復活)等を意味する
  ,. ー、一一´:::::::::::::≧ーー"7          i' Y     『Вознесенский』「ヴォズネセンスキイ」、
. / .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.`-、       i l _    (聖母の庇護)を意味する
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. >-、   | lフ ト、  『Покровский』「ポクロフスキイ」
.::::::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ  i/ ,.イ 丿
:::::::::::::::::: l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. v:: l /  i'r ´,.ィ  と言った姓が、存在しているんだ。
:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::: l j  丿r´,.ィ
:::::)::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::: 八   `チ



         ____
        /⌒  ⌒\
      / (⌒) (⌒)\
     /  ::⌒(__人__)⌒::: \
     |       |::::::|   ,---、     へぇ、何だか面白いお。
     \       `ー'   しE |
     /           l、E ノ
   /            | |
   (   丶- 、       ヽ_/
    `ー、_ノ <メモメモ

10 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:16:42 ID:3WS6FEPE

               -‐‐== = ==‐‐-
           , '
         /               \   \
           /           }        、   \
        /    /          }           '
         /                }  i           ‘,
      /     i   |   '}   |  l      |
     ,/ ,     |    |   } }l     /|    /|  l     ,    ・・・・・・さて、
     / /  l   八≠===ャ l  / /ァ====| /         次について話しましょう。
    ,イ /  人,  l  \/ ,ノ从/|,/  |  /   レヽ     |
    i/|    \| y=≠チ斧   /  斧fi≠=x. |l    \    1613年にロシアでは、
     {     ‘ 〈 弋r:ノ         乂r丿 〉 '     } \  リューリュク朝からロマノフ朝に
      八     '                    /.::   ハ/ \|  王朝が変わり、
       \l\   \         `       ム    ' ヽ    動乱時代が、収束しました。
       /  \∧                /| /
        / l  ヽ ::..ヽ     '  ヽ      イ..:'   / 人
      ,〈 人   ハ  :::::::::: ...... _ ...... :::::::::/:::::: イ/l/
         \/ リ\l\:( ,l ̄ ̄|l ̄ ̄|  ,/ー /
          _   - ‐ '  _ ,| _ __  ー-  _

11 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:17:24 ID:3WS6FEPE

          /                   \
        /               ヘ   \     ヽ
          /           /{     i    ヽ    ヽ
       〃     /    / / ハ   i !       ',     ',
      j/    /    / /{ ′'  i }   i  }     i
      /   ,′ '    / / ii  ',  八   i  亅    i
.     /   l   !    /   ii   './ ハ __| i /ハ     !
     {ハ    ! _j. { r 7""  i  /ヽ 「  | iフヽ |    ハ、  その後も拡大を続けていったロマノフ朝ですが、
    / {     ´ { ハ|_,厶ニ        ニ=从L.、 |   } リ `  18世紀初頭のピョートル1世の西欧化改革、
      '、   { 从レ'"f'´:::::j}`        ´{レ:::`}ヾ>|  j八/    ドイツ系の血統の流入などによって
        八  l ヘ, ` 弋:::(_ノ       ‘.::(_ノ ″j/   .    ロシアの宮廷や貴族の文化は、
.      /  \l\\  `゛´            ,′    ',   瞬く間に西欧化しました。
     //     ヘ  '""     '    '"" /     ,ハ
     {ハ  {    人              人   / ∧ }
     { ヽ八   |  丶、    ´    ,. イ  }  /j/  ノ
         \  ト、\  |`  . __,. ィ | ノレ j/__
       「`⌒)ーヘ|_厂冂      |勹__,ノ⌒:く::.:」、
       j/ )::.::.::ヽ::.::.ヘく       〉::}::.::.::.::.::. i└ァヽ



            ,.-‐    ‐=ミ
          ,,   , -‐      ‐`ヽ、
           〃   /        i    ヽ
.        /   〃     /   | i |     ‘,
         ′   ′     /  / | |ノ  i:   :.
        .  / /   i  厶-‐/ ハハ i、-|::   }i
       , / イ  .:| /j/}/ / ∧ヽト、!::  八
       ,〃´.: |:..   |' yfチ斧    斧Y|::i /i{
       /  .:::::/|:i:   | ゛弋::リ     ヒリ' |ノ' j八
      , i: :::/{从ト、:.{        ,   ,i i/  それに伴って姓名にも変化が、
     { ,ハ:.   ヽ __`       ,  八|   訪れました。
     レ   ヽト、  ヽ |: 丶   `  / }| |
             \ {ヾー- ≧=‐- く{/'j八{   宮廷や貴族階級では、
            ソ    | i ト、        ドイツ語やフランス語が、
          , イ      | i | ヽ、       良く話されていた為か、
       r<  `ヽ、    jY^ヽ__.イ`ヽ    ドイツ系やフランス的な読みに変えた名前が、
       |  `ヽ、   \  / ヽ={ `寸.: i    流行りました。
       |     :.     ∨  V∧  :i |
       |     i     _  i/∧ xヘ |
      :.     :.    /,心、|//∧ミ心.

12 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:17:46 ID:3WS6FEPE

                _  -‐──‐ --  、
              -─-     -─-、  ` 、
.            /´           \   `
.           /        、      ヽ   ヽ     次に姓名に大きな変化が現れたのは、
         /    /  | l |  、    ヽ   ハ    アレクサンドル2世によって
        /     / / /|  l,イ |l ヽ   ハ   '    発布された農奴解放令でした。
       //     { /! |ハ! /,ハ  ! i |  、ヽ
       i| l  l 从ノ | l  ソ/!ヽjノjハ  }   ヽ\ !    先程言った様に
       l| !  |/ィ芹ミjノ /イノ ィ≠ミハノ   |  トヽ l    貴族階級では、16世紀頃に姓の制度や文化が、
       j人 l  ハ`弋ソ ノ    ト以}ヽl   !  |  ヽ、   入って来て居ました。
         ヽト、 |::        弋ソノ !  / ハ !  |
         /  ` i   `        / ノイ jノ i  ハ   しかし、西欧と比べて制限が多く、
.        /イ   .ゝ   、  ,     ムイ     !  l   発達の遅かった農民階級では、
        ,/ !    i: \      ,.. //     ./  ト !  殆ど姓の文化や制度は、普及せず、
.        j八i  /l {  `ァ =r≦ ,.-'ト!    / ハ | }  また、名乗る事に制限もかけられていました。
          ヽノ  j八/{ノ「T7'´  |ハ  /i / jノjノ
           ,.-─ァr‐‐'´ !l |  __ j.八ノ'`‐jノ、
          イ   i !  /ヽ <___〃  /⌒ヽ



             .  ´   ´ ̄ `  . `ヽ、
         /             \  ヽ
         /          、          ヽ
.         /         ‘.    、    \‘,
        /        i |   !| !   j{  i    ヽ     しかし、アレクサンドル2世によって
.     .′       i !| ト、 ヽリ _ト、_ハ !   ト ゝ    発布された農奴解放令により、
              |八{ ∨´ヽ{ }/  Ⅵ   :!|  ‘,   平民や農奴も姓名乗る事が、
      i      ヽ,斗‐ ヽ/ \ 〃斧ミx. |   八      できるようになり、創姓がなされました。
      |{ i   i イⅥxュ、′   弋うソ ,   /       i
.      八ト、  | | 《 Vじj          厶イ        |{  この創姓は、北欧地域での創姓の様に
         \ト、{ ヽ゛ゞ゚' ,         八     八 姓が、見慣れない物であった為、
          i ヽ ハ       ,      イ  `  /  /   これまで使っていや「祖父又は父の名前」や
          |   ヽ  `     / |_  |i / )ノ   「職業」、「あだ名」、「出身地や領地」を
          |{     ≧ ‐  r ´ ,, ´ レ'}/      そのまま姓として用いたり、
.          八ト、  iハ ト、ハトr<   { ′      教会から新たに命名してもらったりして
              ` \{  }ノ_,ノ !i     ノ `  _     創姓されたとされます。
               , rf ´   ノ{           / \
             ′:|i|  .イ`:く{ _____/   ハ
            i   {iレ' 廴:/ ∨///,/     /  i
.              У   /::::/   `寸/      /   i|

13 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:18:23 ID:3WS6FEPE

          /                   \
        /               ヘ   \     ヽ
          /           /{     i    ヽ    ヽ
       〃     /    / / ハ   i !       ',     ',
      j/    /    / /{ ′'  i }   i  }     i
      /   ,′ '    / / ii  ',  八   i  亅    i
.     /   l   !    /   ii   './ ハ __| i /ハ     !
     {ハ    ! _j. { r 7""  i  /ヽ 「  | iフヽ |    ハ、  しかし、そんなロマノフ朝ロシアに
    / {     ´ { ハ|_,厶ニ        ニ=从L.、 |   } リ `  暗雲が、立ち込め始めました。
      '、   { 从レ'"f'´:::::j}`        ´{レ:::`}ヾ>|  j八/
        八  l ヘ, ` 弋:::(_ノ       ‘.::(_ノ ″j/   .    未だに存在する封建的な社会体制に対する不満や
.      /  \l\\  `゛´            ,′    ',   平民の経済的不安、保守的な政治状況に不満を持った
     //     ヘ  '""     '    '"" /     ,ハ  知識人や平民等の怒りが、
     {ハ  {    人              人   / ∧ }  第1次世界大戦での困窮や血の日曜日事件に対する
     { ヽ八   |  丶、    ´    ,. イ  }  /j/  ノ  皇帝への失望などが、端緒となり、
         \  ト、\  |`  . __,. ィ | ノレ j/__      1917年、ロシア革命が、発生してしまいました。
       「`⌒)ーヘ|_厂冂      |勹__,ノ⌒:く::.:」、
       j/ )::.::.::ヽ::.::.ヘく       〉::}::.::.::.::.::. i└ァヽ



            ,.-‐    ‐=ミ
          ,,   , -‐      ‐`ヽ、
           〃   /        i    ヽ
.        /   〃     /   | i |     ‘,
         ′   ′     /  / | |ノ  i:   :.    この革命とそれに続く共産党政権は、
        .  / /   i  厶-‐/ ハハ i、-|::   }i   市民や農民、兵士、知識人といった下層階級が、
       , / イ  .:| /j/}/ / ∧ヽト、!::  八   中心となった革命であった為、
       ,〃´.: |:..   |' yfチ斧    斧Y|::i /i{   地主や資産家、貴族といった上流階級は、
       /  .:::::/|:i:   | ゛弋::リ     ヒリ' |ノ' j八   国外へ逃亡したり、処刑されたり、
      , i: :::/{从ト、:.{        ,   ,i i/     または、敵意を減らす為に
     { ,ハ:.   ヽ __`       ,  八|      貴族的な姓や名前から
     レ   ヽト、  ヽ |: 丶   `  / }| |      改名したりする必要性に迫られました。
             \ {ヾー- ≧=‐- く{/'j八{
            ソ    | i ト、          この結果、ロシア国内では、
          , イ      | i | ヽ、         領地に由来したりといった
       r<  `ヽ、    jY^ヽ__.イ`ヽ       貴族的な姓や名前は、
       |  `ヽ、   \  / ヽ={ `寸.: i      避けられる様になりました。
       |     :.     ∨  V∧  :i |
       |     i     _  i/∧ xヘ |
      :.     :.    /,心、|//∧ミ心.

14 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:19:08 ID:3WS6FEPE

           / ̄ ̄\
         ⌒´ ヽ、,_  \        これらは、ヘリコプターの研究で有名な
            (●)(●.)    |        「イーゴリ・イヴァーノヴィチ・シコールスキイ」
         (_人___)    |        『Игорь Иванович Сикорский』
            '、       │        なんかが有名だな。
              }       {
          !、______ .ィ-ート、       革命側を赤軍というのに対し、
            V/:::::::::::::::::ヽ      反革命側を白軍といった為、
                {::::::::::::::::::::::::::::::.、    これらの亡命ロシア人は、
           /ー-:::::::::::::::::::::::::::::::,    白系ロシア人と言われる様になった。
   「r'、     /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
   } r'、 ヘ、 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i   彼らは、主にロシアの経済界と深いつながりのあった
   i/ ム、} .{ i:::::::::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::: |   フランスや赤軍の影響力の及びにくかった
   { い、{  Y::::::::::::::::\::::V:::::::::::::::::::: |   日本や中国を経由して世界各地に亡命していったんだ。
   \  ヽ {|V.::::::::::::::: \V:::::::::::::::::: |
     \   |:.V.::::::::::::::::::::::〉.:::::::::::::::::|
      \ ノ|:.V.::::::::::::::::::::::〉.:::::::::::::::|



     ____
   /      \
  /  ─    ─\     ふむ、ふむ。
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ / <メモメモ

15 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:20:17 ID:3WS6FEPE

             .  ´   ´ ̄ `  . `ヽ、
         /             \  ヽ
         /          、          ヽ
.         /         ‘.    、    \‘,
        /        i |   !| !   j{  i    ヽ
.     .′       i !| ト、 ヽリ _ト、_ハ !   ト ゝ
              |八{ ∨´ヽ{ }/  Ⅵ   :!|  ‘,   また、この時期の特徴としては、
      i      ヽ,斗‐ ヽ/ \ 〃斧ミx. |   八      変名が、挙げられます。
      |{ i   i イⅥxュ、′   弋うソ ,   /       i
.      八ト、  | | 《 Vじj          厶イ        |{  革命を指導した共産義者は、
         \ト、{ ヽ゛ゞ゚' ,         八     八  政府の弾圧を避ける為や
          i ヽ ハ       ,      イ  `  /  /   自身の意思を表す為に
          |   ヽ  `     / |_  |i / )ノ    変名を良く使っていました。
          |{     ≧ ‐  r ´ ,, ´ レ'}/
.          八ト、  iハ ト、ハトr<   { ′
              ` \{  }ノ_,ノ !i     ノ `  _
               , rf ´   ノ{           / \
             ′:|i|  .イ`:く{ _____/   ハ
            i   {iレ' 廴:/ ∨///,/     /  i
.              У   /::::/   `寸/      /   i|



             .   ´  ̄ ̄   =ミ
          ,,´           `ヽ、
.         ,                  ヽ
      /        / /  }       ‘,
.      ,         ′ / ∧ ,′
     / /     / | /|i | ∨    i
    ノイ  i   ハ 斗/-|{ | /ヽト、_   | i   | i
     |{   |  ′Ⅵ′八{    \ヽメ、   | ト、
.     八  | | y'fチ斧  ヽ   x=ュ、 |    |{,ノ \  革命の指導者である
     / \ト、{ 《弋うノ      "{じ::ハ》|{i  八     『Ленин』「レーニン」は、
.      ′  ` ハ            ゞ '  八 , '  ‘,    (レナ川)から取った変名です。
.    i{   ! `         '        厶イ     i
    八   |   ヽ      _     イ  |     i|     また、「レーニン」の後を継いだ
        \{ヽト、  i>      イ }/i ,  i{ 八    『Сталин』「スターリン」も
        ヽ  )ノ /\≧≦i){ノ}/ }ノ}/ )′     (鋼鉄)を意味する単語からの変名です。
            /  | | |  |   /)
      __,,  fi´    ノ | |  ` //   _   /)  もう一つ例を出すならば、
     /    ||  /イ:T:rへ / `こ7 _ 厶}//   「スターリン」の盟友だった
.     ′    ヾ/   f⌒Y/    ヽ{ ,へ ヽ∨    『Молотов』「モロトフ」は、
     i          !::/     /ソくノ)  , ′    (ハンマー)を意味する単語からの変名であり、
     |     /7≧x.、  /\   .イ7く /r‐'  /       鋼鉄とハンマーというある意味セットの様な
     | {: /三三ニ/   `くミ三三{ ′ /       変名となっています。
     |  Vニニニ/ \     〉三三}___{_
     |   `寸i/      ヽ /三「     |

16 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:20:41 ID:3WS6FEPE

            ,.-‐    ‐=ミ
          ,,   , -‐      ‐`ヽ、
           〃   /        i    ヽ
.        /   〃     /   | i |     ‘,
         ′   ′     /  / | |ノ  i:   :.   また、呼びかけも変化しました。
        .  / /   i  厶-‐/ ハハ i、-|::   }i
       , / イ  .:| /j/}/ / ∧ヽト、!::  八  前述したように
       ,〃´.: |:..   |' yfチ斧    斧Y|::i /i{   ロシア人に対する呼びかけは。
       /  .:::::/|:i:   | ゛弋::リ     ヒリ' |ノ' j八  「名前+父称」や愛称による変化で
      , i: :::/{从ト、:.{        ,   ,i i/    その人との関係を表すと言いましたが、
     { ,ハ:.   ヽ __`       ,  八|     それ以外にも敬称を用いる方法も
     レ   ヽト、  ヽ |: 丶   `  / }| |     存在していました。
             \ {ヾー- ≧=‐- く{/'j八{
            ソ    | i ト、
          , イ      | i | ヽ、
       r<  `ヽ、    jY^ヽ__.イ`ヽ
       |  `ヽ、   \  / ヽ={ `寸.: i
       |     :.     ∨  V∧  :i |
       |     i     _  i/∧ xヘ |
      :.     :.    /,心、|//∧ミ心.



          /                   \
        /               ヘ   \     ヽ
          /           /{     i    ヽ    ヽ
       〃     /    / / ハ   i !       ',     ',
      j/    /    / /{ ′'  i }   i  }     i     例えば、共産革命以前は、
      /   ,′ '    / / ii  ',  八   i  亅    i    身分の高い人に対しては、姓の前に
.     /   l   !    /   ii   './ ハ __| i /ハ     !    『Gospodin』「ゴスポディン」(主人)や
     {ハ    ! _j. { r 7""  i  /ヽ 「  | iフヽ |    ハ、   『Gospozha』「ゴスポジャ」(女主人)
    / {     ´ { ハ|_,厶ニ        ニ=从L.、 |   } リ `  と言った敬称付けていましたが、
      '、   { 从レ'"f'´:::::j}`        ´{レ:::`}ヾ>|  j八/
        八  l ヘ, ` 弋:::(_ノ       ‘.::(_ノ ″j/   .    共産主義革命後は、
.      /  \l\\  `゛´            ,′    ',    男女の区別なしに姓の前に
     //     ヘ  '""     '    '"" /     ,ハ   『Tavarishch』「タヴァリシチ」(同志)
     {ハ  {    人              人   / ∧ }   と言った敬称を付ける様になりました。
     { ヽ八   |  丶、    ´    ,. イ  }  /j/  ノ
         \  ト、\  |`  . __,. ィ | ノレ j/__
       「`⌒)ーヘ|_厂冂      |勹__,ノ⌒:く::.:」、
       j/ )::.::.::ヽ::.::.ヘく       〉::}::.::.::.::.::. i└ァヽ

17 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:21:05 ID:3WS6FEPE

                _  -‐──‐ --  、
              -─-     -─-、  ` 、
.            /´           \   `
.           /        、      ヽ   ヽ
         /    /  | l |  、    ヽ   ハ     そして、革命の影響は、
        /     / / /|  l,イ |l ヽ   ハ   '     一般の名前にも及びました。
       //     { /! |ハ! /,ハ  ! i |  、ヽ
       i| l  l 从ノ | l  ソ/!ヽjノjハ  }   ヽ\ !    通常、ロシア人は、
       l| !  |/ィ芹ミjノ /イノ ィ≠ミハノ   |  トヽ l    あまり名前を創作しません。
       j人 l  ハ`弋ソ ノ    ト以}ヽl   !  |  ヽ、
         ヽト、 |::        弋ソノ !  / ハ !  |    しかし、ロシア革命、
         /  ` i   `        / ノイ jノ i  ハ    それに続く共産党政権下では、
.        /イ   .ゝ   、  ,     ムイ     !  l   革命や共産党に肖る
        ,/ !    i: \      ,.. //     ./  ト !   新しい名前が、創作されました。
.        j八i  /l {  `ァ =r≦ ,.-'ト!    / ハ | }
          ヽノ  j八/{ノ「T7'´  |ハ  /i / jノjノ
           ,.-─ァr‐‐'´ !l |  __ j.八ノ'`‐jノ、
          イ   i !  /ヽ <___〃  /⌒ヽ

18 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:21:29 ID:3WS6FEPE

             .   ´  ̄ ̄   =ミ
          ,,´           `ヽ、
.         ,                  ヽ
      /        / /  }       ‘,
.      ,         ′ / ∧ ,′
     / /     / | /|i | ∨    i
    ノイ  i   ハ 斗/-|{ | /ヽト、_   | i   | i
     |{   |  ′Ⅵ′八{    \ヽメ、   | ト、
.     八  | | y'fチ斧  ヽ   x=ュ、 |    |{,ノ \
     / \ト、{ 《弋うノ      "{じ::ハ》|{i  八
.      ′  ` ハ            ゞ '  八 , '  ‘,    例えば、
.    i{   ! `         '        厶イ     i     (革命)を意味する
    八   |   ヽ      _     イ  |     i|     『Революция』「レヴォリューツィヤ」
        \{ヽト、  i>      イ }/i ,  i{ 八    等の革命やそれらに類する言葉から
        ヽ  )ノ /\≧≦i){ノ}/ }ノ}/ )′     作られた名前が、有名でした。
            /  | | |  |   /)
      __,,  fi´    ノ | |  ` //   _   /)  しかし、
     /    ||  /イ:T:rへ / `こ7 _ 厶}//   現在は、その何れも用いられることは、
.     ′    ヾ/   f⌒Y/    ヽ{ ,へ ヽ∨     少なくなっています。
     i          !::/     /ソくノ)  , ′
     |     /7≧x.、  /\   .イ7く /r‐'  /
     | {: /三三ニ/   `くミ三三{ ′ /
     |  Vニニニ/ \     〉三三}___{_
     |   `寸i/      ヽ /三「     |



       ____
     /      \
    /  ─    ─\      ふむ、
  /    (●)  (●) \    一体如何してなんだお?
  |       (__人__)    |
  \   ⊂ ヽ∩     <
    |  |  '、_ \ /  )
    |  |__\  “  /
    \ ___\_/ <メモメモ

19 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:21:47 ID:3WS6FEPE

             .  ´   ´ ̄ `  . `ヽ、
         /             \  ヽ
         /          、          ヽ
.         /         ‘.    、    \‘,
        /        i |   !| !   j{  i    ヽ
.     .′       i !| ト、 ヽリ _ト、_ハ !   ト ゝ
              |八{ ∨´ヽ{ }/  Ⅵ   :!|  ‘,
      i      ヽ,斗‐ ヽ/ \ 〃斧ミx. |   八       そうですね。
      |{ i   i イⅥxュ、′   弋うソ ,   /       i
.      八ト、  | | 《 Vじj          厶イ        |{   一つは、共産党政権が崩壊し、
         \ト、{ ヽ゛ゞ゚' ,         八     八   ロシア連邦に変わった事。
          i ヽ ハ       ,      イ  `  /  /
          |   ヽ  `     / |_  |i / )ノ     もう一つは、
          |{     ≧ ‐  r ´ ,, ´ レ'}/        ロシア人の意識的な問題でしょう。
.          八ト、  iハ ト、ハトr<   { ′
              ` \{  }ノ_,ノ !i     ノ `  _
               , rf ´   ノ{           / \
             ′:|i|  .イ`:く{ _____/   ハ
            i   {iレ' 廴:/ ∨///,/     /  i
.              У   /::::/   `寸/      /   i|



        ___
      /_ノ '' 'ー\
     / ( ●) ( ●)\
   / :::::⌒(__人__)⌒::::\    意識的な問題?
   |       `'ーnl^l^l  |
   \         l   っ/
             (   ゝ
              i   \ <メモメモ

20 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:22:06 ID:3WS6FEPE

                _  -‐──‐ --  、
              -─-     -─-、  ` 、
.            /´           \   `
.           /        、      ヽ   ヽ
         /    /  | l |  、    ヽ   ハ
        /     / / /|  l,イ |l ヽ   ハ   '
       //     { /! |ハ! /,ハ  ! i |  、ヽ
       i| l  l 从ノ | l  ソ/!ヽjノjハ  }   ヽ\ !   ええ、そうです。
       l| !  |/ィ芹ミjノ /イノ ィ≠ミハノ   |  トヽ l
       j人 l  ハ`弋ソ ノ    ト以}ヽl   !  |  ヽ、   ロシア人の意識からすると
         ヽト、 |::        弋ソノ !  / ハ !  |   今まで存在しなかった名前を
         /  ` i   `        / ノイ jノ i  ハ   子供に命名した場合、
.        /イ   .ゝ   、  ,     ムイ     !  l   先祖との繋がりの無い
        ,/ !    i: \      ,.. //     ./  ト !  子供となってしまうという意識が、
.        j八i  /l {  `ァ =r≦ ,.-'ト!    / ハ | }  あるそうです。
          ヽノ  j八/{ノ「T7'´  |ハ  /i / jノjノ
           ,.-─ァr‐‐'´ !l |  __ j.八ノ'`‐jノ、
          イ   i !  /ヽ <___〃  /⌒ヽ



            ,.-‐    ‐=ミ
          ,,   , -‐      ‐`ヽ、
           〃   /        i    ヽ
.        /   〃     /   | i |     ‘,
         ′   ′     /  / | |ノ  i:   :.
        .  / /   i  厶-‐/ ハハ i、-|::   }i   その為、新たに名前を創るという習慣は無く、
       , / イ  .:| /j/}/ / ∧ヽト、!::  八  祖父や祖母等の先祖の名前をとる事が、
       ,〃´.: |:..   |' yfチ斧    斧Y|::i /i{   ロシアにおいての一般的な命名法だと
       /  .:::::/|:i:   | ゛弋::リ     ヒリ' |ノ' j八   されています。
      , i: :::/{从ト、:.{        ,   ,i i/
     { ,ハ:.   ヽ __`       ,  八|      この為、ロシア人は、同じ名前が、
     レ   ヽト、  ヽ |: 丶   `  / }| |      よく目につくようになります。
             \ {ヾー- ≧=‐- く{/'j八{
            ソ    | i ト、           例を出すならば、
          , イ      | i | ヽ、         「イワン・イワノヴィッチ・イワノフ」が、良い好例でしょう。
       r<  `ヽ、    jY^ヽ__.イ`ヽ
       |  `ヽ、   \  / ヽ={ `寸.: i      この人は、自分の名前は、イワンであり、
       |     :.     ∨  V∧  :i |      自分の父親の名前もイワンであり、
       |     i     _  i/∧ xヘ |      自分の祖先もイワンであった事が分かります。
      :.     :.    /,心、|//∧ミ心.

21 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:22:24 ID:3WS6FEPE

                .   ´ ̄ ̄ ̄`  、
          /    ,  '⌒     ´ ̄`丶
                /            ヽ
          /     ,
       ′  /            /   !       ‘,
            . ′       ′  / | i | i   i      現在では、
      ,   ノイ     厶 ‐ / 八{ ト、{‐- |   ‘, 「イワン・イワノヴィッチ・イワノフ」の様に
        ′   |    i´/ | / j/  乂 ヽ |   i .  父子が、同じ名前を付ける事は、
      /  / }|     Ⅳ  Ⅳ /      Ⅵ  !ト ゝ 比較的に避けられている様ですが、
.     /  / j八    |  x≠ミ    x=ミ i   八  中年以上のロシア人では、まだまだ多い様です。
    /   ′ { (ヽ   |             ハ/
.    ′! j   \ゞ\{           '   ′‘.     また、もちろん、
  八{八ハ   i   ` ーr 、    ー    /   !|     時代によって流行り廃りもありますから
       \{\  i |__`        イ   八    選択されない名前もあります。
           \ハ{  `   ≧=‐<  !  , ′
          _,ノ      | | 、   )ノ}/       例えば、『Макаров』「マカロフ」という
       . <        | |  ` r __        姓の元となった「マカル」という名前ですが、
       /´\  \      ノxへ_|  i .       現在はほとんど使われておらず、
.       ′   \  \    / \:ノⅣ!  ! |       姓として存在するに留めています。
      i       ヽ   \_/   i::::く  ! |



             / ̄ ̄\
          /   ⌒ ´ ⌒
.         |    ( ●) (●)
          |     (___人__)
          .|        ノ             ちなみに、
           j        |              ロシア人が、新しい名前や姓を作るのは、
         ..ノヽ、    , ノ       _       犬や猫などのペットの名前を付ける時や
  ,. ー、一一´:::::::::::::≧ーー"7          i' Y      文学作品などでのペンネームや
. / .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.`-、       i l _    登場人物の名前位だと言われているだろ。
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. >-、   | lフ ト、
.::::::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ  i/ ,.イ 丿
:::::::::::::::::: l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. v:: l /  i'r ´,.ィ
:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::: l j  丿r´,.ィ
:::::)::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::: 八   `チ

22 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:23:36 ID:3WS6FEPE

                / ̄ ̄\              例えば、
               /   _,.ノ `⌒             (オネガ川)から取ったと思われる「オネーギン」や
               |    ( ●)(●)            ロシア語の(冷酷)から取ったと思われる
               .|    (___人__)            「ゴーリキイ」等のペンネームや
               |        ノ            また、ドストエフスキイの名著『罪と罰』で
               |        |_,-‐、  / ⌒)   金欲しさに老婆を殺害した
               .人、      厂丶,丶,丶´ / ̄    「ラスコーリニコフ」は、(打ち割る)
            _,/( ヽ、.,ヽ., ___,く_ソ    __ノ       という意味を持っているだろ。
     _, 、 -― ''"::::::::::::\:::::::::::::::::::::(    <"ニ‐-、
    /::::::::::':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r  /⌒ヽ::::::: )      これらの様にロシアの作家は、
   丿:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V/..... ̄ ',:::::|     自分のペンネームや自分の作品の登場人物に
  i .:::::::::::::::::::::|;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 〈 ::::::::::::::... ',::.     何かしらの意味や暗喩のある
 / ..::::::::::::::::::::::!;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::\:::::::::::::::;;;ハ ::::::::::::::::::.. ',     名前や姓をつけたりしているだろ。



     ____
   /      \
  /  ─    ─\     ふむ、成程だお。
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ / <メモメモ

23 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:23:55 ID:3WS6FEPE

            ,.-‐    ‐=ミ
          ,,   , -‐      ‐`ヽ、
           〃   /        i    ヽ
.        /   〃     /   | i |     ‘,
         ′   ′     /  / | |ノ  i:   :.
        .  / /   i  厶-‐/ ハハ i、-|::   }i
       , / イ  .:| /j/}/ / ∧ヽト、!::  八
       ,〃´.: |:..   |' yfチ斧    斧Y|::i /i{
       /  .:::::/|:i:   | ゛弋::リ     ヒリ' |ノ' j八
      , i: :::/{从ト、:.{        ,   ,i i/
     { ,ハ:.   ヽ __`       ,  八|
     レ   ヽト、  ヽ |: 丶   `  / }| |  ・・・・・・さて、
             \ {ヾー- ≧=‐- く{/'j八{  ロシアについての姓名の背景や
            ソ    | i ト、       概要については、話し終えたので
          , イ      | i | ヽ、     現在のロシアの姓名について
       r<  `ヽ、    jY^ヽ__.イ`ヽ   話しましょうか。
       |  `ヽ、   \  / ヽ={ `寸.: i
       |     :.     ∨  V∧  :i |
       |     i     _  i/∧ xヘ |
      :.     :.    /,心、|//∧ミ心.

24 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:24:11 ID:3WS6FEPE

             .  ´   ´ ̄ `  . `ヽ、
         /             \  ヽ
         /          、          ヽ
.         /         ‘.    、    \‘,
        /        i |   !| !   j{  i    ヽ
.     .′       i !| ト、 ヽリ _ト、_ハ !   ト ゝ
              |八{ ∨´ヽ{ }/  Ⅵ   :!|  ‘,
      i      ヽ,斗‐ ヽ/ \ 〃斧ミx. |   八
      |{ i   i イⅥxュ、′   弋うソ ,   /       i
.      八ト、  | | 《 Vじj          厶イ        |{   現在のロシアの名前は、
         \ト、{ ヽ゛ゞ゚' ,         八     八  他の諸外国でも言える事ですが、
          i ヽ ハ       ,      イ  `  /  /    特にソヴィエトの崩壊以降、
          |   ヽ  `     / |_  |i / )ノ    外国由来の名前を命名する事が、
          |{     ≧ ‐  r ´ ,, ´ レ'}/       増加していると言われています。
.          八ト、  iハ ト、ハトr<   { ′
              ` \{  }ノ_,ノ !i     ノ `  _
               , rf ´   ノ{           / \
             ′:|i|  .イ`:く{ _____/   ハ
            i   {iレ' 廴:/ ∨///,/     /  i
.              У   /::::/   `寸/      /   i|



                _  -‐──‐ --  、
              -─-     -─-、  ` 、
.            /´           \   `      また、呼びかけも崩壊後に再び変化しました。
.           /        、      ヽ   ヽ
         /    /  | l |  、    ヽ   ハ   共産主義革命後は、
        /     / / /|  l,イ |l ヽ   ハ   '   男女の区別なしに姓の前に
       //     { /! |ハ! /,ハ  ! i |  、ヽ     『Tavarishch』「タヴァリシチ」(同志)
       i| l  l 从ノ | l  ソ/!ヽjノjハ  }   ヽ\ !   と言った敬称を付ける様になったと
       l| !  |/ィ芹ミjノ /イノ ィ≠ミハノ   |  トヽ l   言いましたが、
       j人 l  ハ`弋ソ ノ    ト以}ヽl   !  |  ヽ、  共産党政権崩壊後は、
         ヽト、 |::        弋ソノ !  / ハ !  |  『Tavarishch』「タヴァリシチ」(同志)
         /  ` i   `        / ノイ jノ i  ハ  という敬称は、廃れ、
.        /イ   .ゝ   、  ,     ムイ     !  l  金持ちや外国人に対する敬称として
        ,/ !    i: \      ,.. //     ./  ト !  『Gospodin』「ゴスポディン」(主人)や
.        j八i  /l {  `ァ =r≦ ,.-'ト!    / ハ | } 『Gospozha』「ゴスポジャ」(女主人)
          ヽノ  j八/{ノ「T7'´  |ハ  /i / jノjノ  と言った敬称が、復活しています。
           ,.-─ァr‐‐'´ !l |  __ j.八ノ'`‐jノ、
          イ   i !  /ヽ <___〃  /⌒ヽ

25 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:24:28 ID:3WS6FEPE

          /                   \
        /               ヘ   \     ヽ
          /           /{     i    ヽ    ヽ
       〃     /    / / ハ   i !       ',     ',    また、ロシアには、
      j/    /    / /{ ′'  i }   i  }     i    名の日と言う風習があります。
      /   ,′ '    / / ii  ',  八   i  亅    i
.     /   l   !    /   ii   './ ハ __| i /ハ     !    これは、西欧における名の日と
     {ハ    ! _j. { r 7""  i  /ヽ 「  | iフヽ |    ハ、  同じ様な物で昔は、赤ちゃんは、
    / {     ´ { ハ|_,厶ニ        ニ=从L.、 |   } リ `  名の日の聖者に因んで命名されていました。
      '、   { 从レ'"f'´:::::j}`        ´{レ:::`}ヾ>|  j八/
        八  l ヘ, ` 弋:::(_ノ       ‘.::(_ノ ″j/   .    しかし、西欧のカトリックと違い、
.      /  \l\\  `゛´            ,′    ',   ロシアは、ギリシア正教であり、
     //     ヘ  '""     '    '"" /     ,ハ   名の日も祀っている聖者も違う為。
     {ハ  {    人              人   / ∧ }  カトリックとは違う面も多々あります。
     { ヽ八   |  丶、    ´    ,. イ  }  /j/  ノ
         \  ト、\  |`  . __,. ィ | ノレ j/__
       「`⌒)ーヘ|_厂冂      |勹__,ノ⌒:く::.:」、
       j/ )::.::.::ヽ::.::.ヘく       〉::}::.::.::.::.::. i└ァヽ



             .   ´  ̄ ̄   =ミ
          ,,´           `ヽ、
.         ,                  ヽ
      /        / /  }       ‘,
.      ,         ′ / ∧ ,′
     / /     / | /|i | ∨    i
    ノイ  i   ハ 斗/-|{ | /ヽト、_   | i   | i
     |{   |  ′Ⅵ′八{    \ヽメ、   | ト、
.     八  | | y'fチ斧  ヽ   x=ュ、 |    |{,ノ \
     / \ト、{ 《弋うノ      "{じ::ハ》|{i  八     また、悲しい事ですが、
.      ′  ` ハ            ゞ '  八 , '  ‘,   ロシアは、離婚大国としても有名です。
.    i{   ! `         '        厶イ     i
    八   |   ヽ      _     イ  |     i|    その為か、夫婦でも別姓である人も多く、
        \{ヽト、  i>      イ }/i ,  i{ 八    子供は、好きな方の姓を名乗る事が
        ヽ  )ノ /\≧≦i){ノ}/ }ノ}/ )′    出来たりします。
            /  | | |  |   /)
      __,,  fi´    ノ | |  ` //   _   /)
     /    ||  /イ:T:rへ / `こ7 _ 厶}//
.     ′    ヾ/   f⌒Y/    ヽ{ ,へ ヽ∨
     i          !::/     /ソくノ)  , ′
     |     /7≧x.、  /\   .イ7く /r‐'  /
     | {: /三三ニ/   `くミ三三{ ′ /
     |  Vニニニ/ \     〉三三}___{_
     |   `寸i/      ヽ /三「     |

26 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:24:49 ID:3WS6FEPE

            ,.-‐    ‐=ミ
          ,,   , -‐      ‐`ヽ、
           〃   /        i    ヽ
.        /   〃     /   | i |     ‘,
         ′   ′     /  / | |ノ  i:   :.
        .  / /   i  厶-‐/ ハハ i、-|::   }i
       , / イ  .:| /j/}/ / ∧ヽト、!::  八
       ,〃´.: |:..   |' yfチ斧    斧Y|::i /i{
       /  .:::::/|:i:   | ゛弋::リ     ヒリ' |ノ' j八
      , i: :::/{从ト、:.{        ,   ,i i/
     { ,ハ:.   ヽ __`       ,  八|
     レ   ヽト、  ヽ |: 丶   `  / }| |
             \ {ヾー- ≧=‐- く{/'j八{  ・・・・・・それでは、最後に私の名前である
            ソ    | i ト、       「アレクサーンドラ・セルゲーエヴナ・スミルノヴァ」
          , イ      | i | ヽ、     『Александра・Сергеевна・Смирнова』
       r<  `ヽ、    jY^ヽ__.イ`ヽ   を例に取ってロシアの姓名の解説を締めましょう。
       |  `ヽ、   \  / ヽ={ `寸.: i
       |     :.     ∨  V∧  :i |
       |     i     _  i/∧ xヘ |
      :.     :.    /,心、|//∧ミ心.



               ∩_
              〈〈〈 ヽ      まずは、「アレクサーンドラ」の部分。
      ____   〈⊃  }
     /⌒  ⌒\   |   |      ここは、確か「イーミャ」(名前)の部分だったお。
   /( ●)  (●)\  !   !
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\|   l      決まった愛称があり、
  |     |r┬-|       |  /      それらの呼び方で他人との関係を
  \     ` ー'´     //       表したりするんだったおね。
  / __        /
  (___)      / <ペラッペラッ

27 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:25:19 ID:3WS6FEPE

             .  ´   ´ ̄ `  . `ヽ、
         /             \  ヽ
         /          、          ヽ
.         /         ‘.    、    \‘,
        /        i |   !| !   j{  i    ヽ
.     .′       i !| ト、 ヽリ _ト、_ハ !   ト ゝ    ええ、そうです。
              |八{ ∨´ヽ{ }/  Ⅵ   :!|  ‘,
      i      ヽ,斗‐ ヽ/ \ 〃斧ミx. |   八      「アレクサーンドラ」、
      |{ i   i イⅥxュ、′   弋うソ ,   /       i   男性名の「アレクサーンドル」の
.      八ト、  | | 《 Vじj          厶イ        |{  名前の由来は、ギリシア語の
         \ト、{ ヽ゛ゞ゚' ,         八     八  『Alexein-』(守護する)と『-andro』(人民)からで
          i ヽ ハ       ,      イ  `  /  /   アレクサンダー大王の影響によって
          |   ヽ  `     / |_  |i / )ノ    広く世界広まった名前です。
          |{     ≧ ‐  r ´ ,, ´ レ'}/
.          八ト、  iハ ト、ハトr<   { ′      ですが、ロシアでは、
              ` \{  }ノ_,ノ !i     ノ `  _      もう一人の偉人に肖る名前としても
               , rf ´   ノ{           / \   とても人気です。
             ′:|i|  .イ`:く{ _____/   ハ
            i   {iレ' 廴:/ ∨///,/     /  i
.              У   /::::/   `寸/      /   i|



       ____
     /      \
    /  ─    ─\
  /    (●)  (●) \
  |       (__人__)    |    偉人?
  \   ⊂ ヽ∩     <
    |  |  '、_ \ /  )
    |  |__\  “  /
    \ ___\_/ <メモメモ

28 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:25:33 ID:3WS6FEPE

                _  -‐──‐ --  、
              -─-     -─-、  ` 、
.            /´           \   `
.           /        、      ヽ   ヽ
         /    /  | l |  、    ヽ   ハ
        /     / / /|  l,イ |l ヽ   ハ   '
       //     { /! |ハ! /,ハ  ! i |  、ヽ
       i| l  l 从ノ | l  ソ/!ヽjノjハ  }   ヽ\ !  ええ、その偉人の名前は、
       l| !  |/ィ芹ミjノ /イノ ィ≠ミハノ   |  トヽ l   『Александр Невский』
       j人 l  ハ`弋ソ ノ    ト以}ヽl   !  |  ヽ、  「アレクサンドル・ネフスキー」と言います。
         ヽト、 |::        弋ソノ !  / ハ !  |
         /  ` i   `        / ノイ jノ i  ハ
.        /イ   .ゝ   、  ,     ムイ     !  l
        ,/ !    i: \      ,.. //     ./  ト !
.        j八i  /l {  `ァ =r≦ ,.-'ト!    / ハ | }
          ヽノ  j八/{ノ「T7'´  |ハ  /i / jノjノ
           ,.-─ァr‐‐'´ !l |  __ j.八ノ'`‐jノ、
          イ   i !  /ヽ <___〃  /⌒ヽ

29 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:25:56 ID:3WS6FEPE

           _______ _
        ,.'´          ``ヽ、     アレクサンドル・ネフスキー
       /               ヽ    Александр Невский
     /            __ __ ,ノ
    /      〈カp)ィ'´;;:;;;:;:;;:;:;:;;:;;;:;:ヽ    中世ロシアの英雄。
    l        ,、r-、;;:;:;,r-ー‐-、;;:;:;;:j
    !     _,、ィ´    `´     ヾ;;:;|    バトゥの征西の際に彼我の戦力差を理解していた為か
    `ヾ、 ,ィ'´                 |;;:l    真っ先に降伏をし、国家の荒廃を防ぐ等の決断を行う一方、
      l::;;j               |;;:j    征西の隙を突いてロシアに侵入したスウェーデン軍などの
     」:;;リ ‐===;、、   _,,、===- l /i    西欧の軍隊に対して大勝を収める等の業績を残し、
     ,! Λj  ーtェァン'」   ーtェァ-  リイl    このネヴァ河畔の戦いを讃えて
     ! ,「j,!.  `  ´ ,:;   `  ´   i! !j    後世の人々から「ネフスキー」と呼ばれた。
     `、ゝ!      ,::;        ,レ'/
      ヽゝ     ゞ-r-'     jr'´    この為か、降伏したものの
     ,r‐|`i             /      現実的な認識と決断のできる政治家として
     / ヽ! ,!',.   -‐─ー-    /、      今日でも人気のある歴史上の偉人となっている。
    /   \!\   ー一    ,イ  \
   /       `ー、 、       //|.    \   また、熱心なギリシア正教徒であった為、
  ィ´       Λ,ゝ--r- イ_  ,|    /i  その業績から列聖がなされている。
   \        / `, ,イ´  'ゞ、\,!   / |


彼は、ロシアでは、救国の英雄として祀られています。

彼は、モンゴル軍に対して自己の軍が、敵わないとみるとすぐさま降伏を決断し、
国土を戦火から守る一方、モンゴル軍の襲来の隙を突き、侵攻をし始めた
スウェーデンやドイツ騎士団の軍勢を打ち破る等の大戦果を挙げました。

これら一連の戦いでドイツ軍やスウェーデン軍を打ち破った為、
ドイツやスウェーデンといったゲルマン諸語の勢力圏の東限が、
定まったとも言われています。

30 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:26:15 ID:3WS6FEPE

             .  ´   ´ ̄ `  . `ヽ、
         /             \  ヽ
         /          、          ヽ
.         /         ‘.    、    \‘,
        /        i |   !| !   j{  i    ヽ
.     .′       i !| ト、 ヽリ _ト、_ハ !   ト ゝ
              |八{ ∨´ヽ{ }/  Ⅵ   :!|  ‘,
      i      ヽ,斗‐ ヽ/ \ 〃斧ミx. |   八
      |{ i   i イⅥxュ、′   弋うソ ,   /       i  英雄に肖る為か、ロシア国内では、
.      八ト、  | | 《 Vじj          厶イ        |{  「アレクサーンドル」や「アレクサーンドラ」は、
         \ト、{ ヽ゛ゞ゚' ,         八     八 人気の名前で、特に男の子では、
          i ヽ ハ       ,      イ  `  /  /   毎年の新生児名ランキングで
          |   ヽ  `     / |_  |i / )ノ    一位を取る程の人気なのです。
          |{     ≧ ‐  r ´ ,, ´ レ'}/
.          八ト、  iハ ト、ハトr<   { ′
              ` \{  }ノ_,ノ !i     ノ `  _
               , rf ´   ノ{           / \
             ′:|i|  .イ`:く{ _____/   ハ
            i   {iレ' 廴:/ ∨///,/     /  i
.              У   /::::/   `寸/      /   i|



     ____
   /─  ─\
  /( ●)  (●)\    へぇ、
/   (__人__)   \   そんなに人気の名前だったのかお。
|              |
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ / <メモメモ

31 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:26:34 ID:3WS6FEPE

             .   ´  ̄ ̄   =ミ
          ,,´           `ヽ、
.         ,                  ヽ
      /        / /  }       ‘,
.      ,         ′ / ∧ ,′
     / /     / | /|i | ∨    i
    ノイ  i   ハ 斗/-|{ | /ヽト、_   | i   | i
     |{   |  ′Ⅵ′八{    \ヽメ、   | ト、
.     八  | | y'fチ斧  ヽ   x=ュ、 |    |{,ノ \
     / \ト、{ 《弋うノ      "{じ::ハ》|{i  八
.      ′  ` ハ            ゞ '  八 , '  ‘,
.    i{   ! `         '        厶イ     i   ・・・・・・さて、それじゃあ、次に
    八   |   ヽ      _     イ  |     i|   「セルゲーエヴナ」『Сергеевна』
        \{ヽト、  i>      イ }/i ,  i{ 八   についてですね。
        ヽ  )ノ /\≧≦i){ノ}/ }ノ}/ )′
            /  | | |  |   /)
      __,,  fi´    ノ | |  ` //   _   /)
     /    ||  /イ:T:rへ / `こ7 _ 厶}//
.     ′    ヾ/   f⌒Y/    ヽ{ ,へ ヽ∨
     i          !::/     /ソくノ)  , ′
     |     /7≧x.、  /\   .イ7く /r‐'  /
     | {: /三三ニ/   `くミ三三{ ′ /
     |  Vニニニ/ \     〉三三}___{_
     |   `寸i/      ヽ /三「     |



     ____               確か、その部分は、『отчество』「オーチェストヴァ」(父称)
   /⌒  ⌒\             と呼ばれる部分だったお。
  /( ●)  (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \          基本的には、父親の名前に接尾辞を付けて作られ、
|     |r┬-|     |          息子ならば、、(◯◯の息子)を意味する
/     `ー'´      ∩ノ ⊃      『-ович』「~オヴィッチ」や『-евич』「~エヴィッチ」を
( \             /_ノ       娘ならば、(××の娘)を意味する
.\ “  ____ノ  /         『-овна』「~オヴナ」や『-евна』「~エヴナ」と
  \_ ____  / <ペラッペラッ   言った接尾辞を付けるんだったおね。

32 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:26:55 ID:3WS6FEPE

                .   ´ ̄ ̄ ̄`  、
          /    ,  '⌒     ´ ̄`丶
                /            ヽ
          /     ,
       ′  /            /   !       ‘,
            . ′       ′  / | i | i   i
      ,   ノイ     厶 ‐ / 八{ ト、{‐- |   ‘,
        ′   |    i´/ | / j/  乂 ヽ |   i .
      /  / }|     Ⅳ  Ⅳ /      Ⅵ  !ト ゝ
.     /  / j八    |  x≠ミ    x=ミ i   八
    /   ′ { (ヽ   |             ハ/    ええ、そうです。
.    ′! j   \ゞ\{           '   ′‘.
  八{八ハ   i   ` ーr 、    ー    /   !|     私の父称である
       \{\  i |__`        イ   八    「セルゲーエヴナ」『Сергеевна』
           \ハ{  `   ≧=‐<  !  , ′     (セルゲイの娘)を意味する父称です。
          _,ノ      | | 、   )ノ}/
       . <        | |  ` r __        ちなみにこの『Сергей』「セルゲイ」という
       /´\  \      ノxへ_|  i .       名前の由来は、ローマの氏族名であった
.       ′   \  \    / \:ノⅣ!  ! |       『Sergius』「セルギウス」から来ている様です。
      i       ヽ   \_/   i::::く  ! |



               ∩_
              〈〈〈 ヽ
      ____   〈⊃  }      そして、最後の部分は、
     /⌒  ⌒\   |   |      『Смирнова』「スミルノヴァ」。
   /( ●)  (●)\  !   !
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\|   l      これは、『фамилия』「ファミーリヤ」(姓)という部分で
  |     |r┬-|       |  /      世襲するタイプの姓だけど男女によって姓の語尾が、
  \     ` ー'´     //       変化するという珍しい特徴持っているんだったおね。
  / __        /
  (___)      / <ペラッペラッ

33 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:27:16 ID:3WS6FEPE

             .  ´   ´ ̄ `  . `ヽ、
         /             \  ヽ
         /          、          ヽ
.         /         ‘.    、    \‘,
        /        i |   !| !   j{  i    ヽ
.     .′       i !| ト、 ヽリ _ト、_ハ !   ト ゝ
              |八{ ∨´ヽ{ }/  Ⅵ   :!|  ‘,
      i      ヽ,斗‐ ヽ/ \ 〃斧ミx. |   八
      |{ i   i イⅥxュ、′   弋うソ ,   /       i
.      八ト、  | | 《 Vじj          厶イ        |{
         \ト、{ ヽ゛ゞ゚' ,         八     八
          i ヽ ハ       ,      イ  `  /  /   はい、そうです。
          |   ヽ  `     / |_  |i / )ノ
          |{     ≧ ‐  r ´ ,, ´ レ'}/       例えば、私の姓は、
.          八ト、  iハ ト、ハトr<   { ′      『Смирнова』「スミルノヴァ」ですが、
              ` \{  }ノ_,ノ !i     ノ `  _      もし、私が、男性ならば、
               , rf ´   ノ{           / \    『Смирнов』「スミルノフ」となります。
             ′:|i|  .イ`:く{ _____/   ハ
            i   {iレ' 廴:/ ∨///,/     /  i
.              У   /::::/   `寸/      /   i|



                _  -‐──‐ --  、
              -─-     -─-、  ` 、
.            /´           \   `
.           /        、      ヽ   ヽ
         /    /  | l |  、    ヽ   ハ
        /     / / /|  l,イ |l ヽ   ハ   '
       //     { /! |ハ! /,ハ  ! i |  、ヽ
       i| l  l 从ノ | l  ソ/!ヽjノjハ  }   ヽ\ !   ちなみに、
       l| !  |/ィ芹ミjノ /イノ ィ≠ミハノ   |  トヽ l   この『Смирнов』「スミルノフ」という姓は、
       j人 l  ハ`弋ソ ノ    ト以}ヽl   !  |  ヽ、  ロシア語の(温和な)を意味する『смирный』から
         ヽト、 |::        弋ソノ !  / ハ !  |   取られた『あだ名姓』だと言われています。
         /  ` i   `        / ノイ jノ i  ハ
.        /イ   .ゝ   、  ,     ムイ     !  l  余談ですが、このスミルノフ姓は、
        ,/ !    i: \      ,.. //     ./  ト !  ロシアでも最も多い姓の一つだとされているんです・・・・・・。
.        j八i  /l {  `ァ =r≦ ,.-'ト!    / ハ | }
          ヽノ  j八/{ノ「T7'´  |ハ  /i / jノjノ
           ,.-─ァr‐‐'´ !l |  __ j.八ノ'`‐jノ、
          イ   i !  /ヽ <___〃  /⌒ヽ

34 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:27:41 ID:3WS6FEPE

            |                                   ,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
            |__       ____________           ,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
              /  ./|      |~l~i~~~i~~~~~|~i~~~~~~l~~i~~'|         ||\  ,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;
             | ̄ ̄|  |      |  |   |    | |   |  | |  |         ||  \
             |    |  |      |  |   |    | |   |  | |  |         ||    |\
     ____    |    |  |      |  |   |    | |   |  | |  |         ||    |  \
   . / /|/| |_  |゚ |        .|  |   |    | |   |  | |  |         ||.0   |    \
 / ./|||| |  |∠/| |  |        .| ノ.       |  !  | ノ .|  |          ||    |    |
 | ̄| ||||/|/::/(二).|  |____.|,,,,,,,,,,,,ノ,,,,,,,,,人,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ノ,,,,,,,|______||    |    |
 |  |/|||| |/| ⊂ノノ__|/                 ___________ \   |    |
 |  | ||||/|/|  木                   /※※※※※※※,,,ヽ   \  \|.   0|
 |  |/|||| |/  ゚ ゚ ゚                 / ※※※※※※※※※\   \  \   .|
 |  | ||||/                       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   \_|
 |_|/            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|                l⌒l⌒l i⊂⊃i   |\ \
/            /           /_,|                ⌒'⌒ l______,l   |  | ̄|>
             | ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|                              |\|_|
             |_|            |_|                            |  |

35 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:28:05 ID:3WS6FEPE

            ―― 、
         ./      \
        .'   __ ノ   ゝ.__ヽ    ふぅ・・・・・・。
       .l   ( ー) (ー ) l
       l    (___人___) l
        .l      `--´  l
          .!          !( ((
          ヽ          ( ( ヽ) 
          ヽ          ¦ヽノζ
         .__>/癶V⌒!=| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
        /⌒ /‐''"_, -ヘ|      |
      {   /   ´  _,,厶ヘ       /
     / ./      _,)ヽ___/
     (  /      _,ノ    |ヽ   }



            ―― 、
         ./      \
        .'   __ ノ   ゝ.__ヽ     さて、ロシアにおける姓についての解説が終わった訳だが・・・・・・
       .l   ( ●) (ー ) l     どうだった?
       l    (___人___) l
        .l      `--´  l
          .!          !( ((
          ヽ          ( ( ヽ) 
          ヽ          ¦ヽノζ
         .__>/癶V⌒!=| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
        /⌒ /‐''"_, -ヘ|      |
      {   /   ´  _,,厶ヘ       /
     / ./      _,)ヽ___/
     (  /      _,ノ    |ヽ   }

36 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:29:22 ID:3WS6FEPE

         ____
        /⌒  ⌒\       うん!!
      / (⌒) (⌒)\
     /  ::⌒(__人__)⌒::: \    おもしろかったお!!
     |       |::::::|   ,---、
     \       `ー'   しE |   特に姓を性に合わせて
     /           l、E ノ   変化させるなんて、本当に独特だお。
   /            | |
   (   丶- 、       ヽ_/
    `ー、_ノ



                .   ´ ̄ ̄ ̄`  、
          /    ,  '⌒     ´ ̄`丶
                /            ヽ
          /     ,
       ′  /            /   !       ‘,
            . ′       ′  / | i | i   i
      ,   ノイ     厶 ‐ / 八{ ト、{‐- |   ‘,
        ′   |    i´/ | / j/  乂 ヽ |   i .
      /  / }|     Ⅳ  Ⅳ /      Ⅵ  !ト ゝ
.     /  / j八    |  x≠ミ    x=ミ i   八
    /   ′ { (ヽ   |             ハ/
.    ′! j   \ゞ\{           '   ′‘.
  八{八ハ   i   ` ーr 、    ー    /   !|
       \{\  i |__`        イ   八
           \ハ{  `   ≧=‐<  !  , ′
          _,ノ      | | 、   )ノ}/   ふふふっ・・・・・・興味を持って
       . <        | |  ` r __   貰えたなら嬉しいです。
       /´\  \      ノxへ_|  i .
.       ′   \  \    / \:ノⅣ!  ! |
      i       ヽ   \_/   i::::く  ! |

37 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:29:41 ID:3WS6FEPE

       ____
     /      \
    /  ─    ─\     それにしても
  /    (●)  (●) \   ロシアっぽい感じの名前や姓でも
  |       (__人__)    |   実は、ロシア起源じゃないものって
  \   ⊂ ヽ∩     <   沢山あったんだおね。
    |  |  '、_ \ /  )
    |  |__\  “  /
    \ ___\_/



            ,.-‐    ‐=ミ
          ,,   , -‐      ‐`ヽ、
           〃   /        i    ヽ
.        /   〃     /   | i |     ‘,
         ′   ′     /  / | |ノ  i:   :.
        .  / /   i  厶-‐/ ハハ i、-|::   }i
       , / イ  .:| /j/}/ / ∧ヽト、!::  八
       ,〃´.: |:..   |' yfチ斧    斧Y|::i /i{
       /  .:::::/|:i:   | ゛弋::リ     ヒリ' |ノ' j八
      , i: :::/{从ト、:.{        ,   ,i i/
     { ,ハ:.   ヽ __`       ,  八|
     レ   ヽト、  ヽ |: 丶   `  / }| |  そうですね。
             \ {ヾー- ≧=‐- く{/'j八{
            ソ    | i ト、        大きな影響を受けた
          , イ      | i | ヽ、      モンゴル語やトゥルク語以外では、
       r<  `ヽ、    jY^ヽ__.イ`ヽ    ドイツ語や他のスラヴ系の民族から
       |  `ヽ、   \  / ヽ={ `寸.: i   入って来た物が多いですね。
       |     :.     ∨  V∧  :i |
       |     i     _  i/∧ xヘ |
      :.     :.    /,心、|//∧ミ心.

38 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:30:03 ID:3WS6FEPE

          /                   \
        /               ヘ   \     ヽ
          /           /{     i    ヽ    ヽ
       〃     /    / / ハ   i !       ',     ',
      j/    /    / /{ ′'  i }   i  }     i    特に他のスラヴ系由来の物は、
      /   ,′ '    / / ii  ',  八   i  亅    i   前述した様にスラヴ共通基語の時代が、
.     /   l   !    /   ii   './ ハ __| i /ハ     !   あった為、言語間の差異が少なく、
     {ハ    ! _j. { r 7""  i  /ヽ 「  | iフヽ |    ハ、  名付ける方も違和感無く名付けていたのでしょう。
    / {     ´ { ハ|_,厶ニ        ニ=从L.、 |   } リ `
      '、   { 从レ'"f'´:::::j}`        ´{レ:::`}ヾ>|  j八/   『Черненко』「チェルネンコ」や
        八  l ヘ, ` 弋:::(_ノ       ‘.::(_ノ ″j/   .   『Лысенко』「ルイセンコ」といった語尾の
.      /  \l\\  `゛´            ,′    ',   ウクライナ系の「~エンコ」『-енко』といった姓や
     //     ヘ  '""     '    '"" /     ,ハ
     {ハ  {    人              人   / ∧ }  『Милошеви』「ミロシェヴィッチ」や
     { ヽ八   |  丶、    ´    ,. イ  }  /j/  ノ  『Михаилови』「ミハイロヴィッチ」といった
         \  ト、\  |`  . __,. ィ | ノレ j/__      語尾が、『-вич』「~ヴィッチ」となっている
       「`⌒)ーヘ|_厂冂      |勹__,ノ⌒:く::.:」、     南スラヴや西スラヴ系の姓等が有名ですね。
       j/ )::.::.::ヽ::.::.ヘく       〉::}::.::.::.::.::. i└ァヽ



    / ̄ ̄ ̄\
  /        \
 /    ─   ─ ヽ     うーむ、そう考えると
 |    (●)  (●) |     ロシアと言うのは、複雑だお。
 \  ∩(__人/777/
 /  (丶_//// \

39 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:31:39 ID:3WS6FEPE

           / ̄ ̄\
         ⌒´ ヽ、,_  \
            (●)(●.)    |       そうだな。
         (_人___)    |
            '、       │       あれだけ広大な領土を持つ国だ。
              }       {
          !、______ .ィ-ート、      だからこそ
            V/:::::::::::::::::ヽ     色々なルーツを持つ人々が居るし、
                {::::::::::::::::::::::::::::::.、   それに多くの影響を受けて来たんだ。
           /ー-:::::::::::::::::::::::::::::::,
   「r'、     /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
   } r'、 ヘ、 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
   i/ ム、} .{ i:::::::::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::: |
   { い、{  Y::::::::::::::::\::::V:::::::::::::::::::: |
   \  ヽ {|V.::::::::::::::: \V:::::::::::::::::: |
     \  ノ|:.V.::::::::::::::::::::::〉.:::::::::::::::::|



                   / ̄ ̄ \
          -`  ⌒ ヽ、_    \     ・・・・・・っと、もうこんな時間か。
            ´   ●)(● )     |
.               (_人_)    |    長く話し過ぎたな。
                 '、       |
               |         |     アレクサーンドラちゃん、
               | 、     .ィハ、_   もうそろそろ、御両親のお迎えが来るぞ。
               ≧ュ─ー ´:::::::::.......ヽ
            /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...>、
            ,.<..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ヽ、
         /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧

40 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:32:23 ID:3WS6FEPE

.       /   /       /          |         ヽ
       ′  .′      ,      /  / |  i        ‘,
       .     ′      !   / /  /  l|  |       ‘,
        /       / |  .イ /| / | 八 }     }|
     i  ノイ      / /} / }|.′, ′| /  }ハ } 八    ,
     |    |     ' / j厶斗/   j/ ` ー-}ノイ゙    !  i
     |    |{     l|  ≫≠ミ  /    x≠ミ}    |{  l|
        八    l| 〃んィ } ゙      んィ} j}     八 l|
     ′     ヽ.  | {{ Vzツ         V_ツ   /   )ノ   ・・・・・・えっ?
    /       \{                 厶イ
.    ′         人_`           '     ,  ',
    l {     |     i ト、          _       ′  i
.   八ト、   人     } | 丶     ´     .イ   }|
     \   \   ハハ   >       <l{ l|   八
.        \{  )ノ / ` .    T爪 !  八 !   , ′
              ,      `TT⌒ヽ}/   )/
       _ . <        | |   ー-ミ
    , ´     \ \        | |      } 「 ̄` 、



                           -‐━‐-
                    .  ´            `丶
                                  \
            -‐‐-ミ       -‐‐-ミ
           /                 \       ゚。
                                \      °
.           }       |            ゚。      .
          丿       |                °      |   あっ、本当だ・・・・・・。
                   ∧}                   |
.      .        / | 人_」               {      |   とても
      .′      {.   | イ  ^|\             人     !  楽しい時間だったのに・・・・・・。
      |     |  {  /|  | 、 |   \            ト\  ‘、
      |l   { 人 {_厶ヘ | \ト . __ ゚。 }        |       \
.      八  {  \〉    {   \   }ハ    |  |
         \{\  {r‐-ミ    ァ=‐-ミ__|/}  |  |        |
.             / \ ∧ Vリ       乂..ヅ^ }  人∧|. . .     ハノ
           .′   ハ ,,,        ,,,,,,,   厶イ _人. . .| . .人/
            i    / 人  ′          / {.. ./|/
            |   ′  .个. .    _ __     /   ∧/
.         人_∧  ∧ /{ 〕iト . __ .    ___彡′゚。
.              \{ ∨.人/\ __/`Tづ⌒     〉-ミ
                   . ⌒^´   ∥  」」_       /    \
                 /       || /⌒Vニニア´
                 .′      |レ'厂 ̄〉Vニア            .
                   }     .〈___/  V           |

41 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:32:57 ID:3WS6FEPE

         ____
        /⌒  ⌒\
      / (⌒) (⌒)\       おっおっお!!
     /  ::⌒(__人__)⌒::: \
     |       |::::::|   ,---、    それなら、
     \       `ー'   しE |     今度は、解説抜きで
     /           l、E ノ     遊びに来れば良いお!!
   /            | |
   (   丶- 、       ヽ_/     いつでも歓迎するお!!
    `ー、_ノ



                .   ´ ̄ ̄ ̄`  、
          /    ,  '⌒     ´ ̄`丶
                /            ヽ
          /     ,
       ′  /            /   !       ‘,
            . ′       ′  / | i | i   i
      ,   ノイ     厶 ‐ / 八{ ト、{‐- |   ‘,
        ′   |    i´/ | / j/  乂 ヽ |   i .
      /  / }|     Ⅳ  Ⅳ /      Ⅵ  !ト ゝ
.     /  / j八    |  x≠ミ    x=ミ i   八
    /   ′ { (ヽ   |             ハ/
.    ′! j   \ゞ\{           '   ′‘.
  八{八ハ   i   ` ーr 、    ー    /   !|
       \{\  i |__`        イ   八   ・・・・・・!?
           \ハ{  `   ≧=‐<  !  , ′
          _,ノ      | | 、   )ノ}/      本当ですか!?
       . <        | |  ` r __
       /´\  \      ノxへ_|  i .
.       ′   \  \    / \:ノⅣ!  ! |
      i       ヽ   \_/   i::::く  ! |

42 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:33:51 ID:3WS6FEPE

            / ̄ ̄\
          __ノ ヽ、,_  \
          (●)(● )    |
          (__人___)    |    おい、やる夫!!
              |` ⌒´   u. |
           |        |    俺が、言った・・・・・・。
           ヽ      .イ
          __「ヽー'ーー"/7_
    _, 、 -― ''":::\::: ̄ ̄:::::/::::::ヽ、
   /;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ー、
  丿;;;:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
  i ;;;;;:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、:::: !
 /;;;;;::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |
 l ;;;;;::::::::::::::::::|;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::::: |



               ∩_
              〈〈〈 ヽ
      ____   〈⊃  }
     /⌒  ⌒\   |   |   全く、今日は、一体何を心配してるんだお?
   /( ●)  (●)\  !   !
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\|   l   この家に遊びに来るのが、ダメなら
  |     |r┬-|       |  /   やる夫の家に遊びに来ればいいお。
  \     ` ー'´     //
  / __        /      歓迎するお!!
  (___)      /

44 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:36:03 ID:3WS6FEPE

                 _   _
                .  ´          ̄`
           /                     \
           /
         / /                            ‘,
.        / /           /              ‘,
        . /     /   / /     i               ‘.
        /     /   / / |   | }             i
.       /     /   / { |   | /\   ‘,       |   本当ですか!?
     ,       /   / l | |  ,イ   ヽ j  ‘,    i
     ノイ     ! /  ′八{ '. / | i|  )ハ       |{ ′  それじゃあ、今日、
      |{    l|j厶- |― - \∨ ! 斗― - ‘. |    八    父や母にこの事を話してみますね!!
.      八   l|   .斗≠ミ、 / \{ リx≠ミ   ?   ′ ‘,
.     ′ \{  | 〃トzイ::}゛     "トzイ::心 }   /   i|
     |{  i  \{   乂こソ        乂こソ j}   /    j八
.     八 | j     .                   ,   /    ′
.       ?ハ   八  i ハ∧  、  ∨ハ/ i 厶イ     /
        / i{  i   、                イ   ,   /
          八 | j  介     ー_一     イ !   /j/
            ?ハト、ハ/ >  __  <  八 ハ /
                  __ノ ̄「 「 ̄ }
        , -―…「  ̄    | l |    ̄ 「iト . _

45 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:36:37 ID:3WS6FEPE

               ____
             /      \
           / ⌒    ⌒ \
          /   (>)  (<)  \    おっおっお!!
            |      (__人__)     |
          \     `⌒´    ,/    大歓迎だお!!
          /     ー‐    \



                     , ´  ̄ ̄ ` 、
                    /        ヽ
                      /    _,ノ_ `ヽ-、
                  /   (√丶丶´v 〉
                   ノ U   { )     j    はぁ・・・・・・
                ,.イ 、    V     /     どうなっても知らんぞ・・・・・・。
              ,/(:::ヽ.ヽ   {     r
      _, 、 -― ''":::::::::::::\::::ヽヽ., __r  /⌒ヽニ‐-、
     /::::::::゙:':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V/..... ̄ '.,:::::
    丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: |
   r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::.. '.,::i
  / ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::. '.,
  / ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::::. '.,

46 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:36:53 ID:3WS6FEPE

   ┌──────────────────────────────── ── ─
   └────────────────────────── ── ─
   ┌──────────────────── ── ─
   └──────────── ── ─
   ┌──────── ── ─
   └── ── ─

47 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:38:39 ID:3WS6FEPE

数日後……

               ____
             /       \
           /  ⌒   ⌒  \    ・・・・・・という訳だお。
          /  (●) (●)  \
            l    ⌒(__人__)⌒    l   さっきやる夫に連絡が来たお。
          \     `⌒´     /
          /              \

                                  ___
______________________/電話中\_____________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           / ̄ ̄ \
            _,ノ ヽ、,_  \
          (●)(● )    |       まさか、本当に約束しちまうなんてな。
          (__人___)     |
          '、`⌒ ´  u  |       ・・・・・・ところで、何か身の回りで
           |        |       不信な事は、起こらなかったか?
           ヽ 、     イ
           ィヽ-ー ≦ノ7
    _, 、 -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ト、
   /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........--、
  丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::: {
  r :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`,::::i

48 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:39:29 ID:3WS6FEPE

     ____    ━┓
   /      \   ┏┛
  /  \   ,_\.  ・    いや、別に何もないお……。
/    (●)゛ (●) \
|  ∪   (__人__)    |     それにしても何なんだお?
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |      先週からずっと何かに心配して。
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

                                  ___
______________________/電話中\_____________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                / ̄ ̄ \,-、_
             _,ノ ヽ、__ /  / ,〉、
            (●)(ー-/ ´/ /),
.              (__人_,{  / ' ´ミ、
             '、`⌒ ´V __ <、      いや、何も起こっていないなら別に良いんだ。
              |    〈´/::::::Λ
              |      ヤ::::::::::::::Λ    本当に・・・・・・。
             `ュ`ー─ーV::::::::::::::Λ
             /ム _ , ー ' V::::::::::::::Λ、
           _,. -/::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::Vヘ
       /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::.∨}
       j :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::レ;
      i :::r ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::::ノ
.      i :::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::-==:::イ

49 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:39:48 ID:3WS6FEPE

     ____       ヽ v /
   /─  ─\     -(m)-
  /( ●)  (●)\.       ≡
/   (__人__)   \         あっ、分かった!!
|              |
/     ∩ノ ⊃  /          さては、サーニャちゃんの心配をしてるんだおね?
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

                                  ___
______________________/電話中\_____________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                   / ̄ ̄ \
          -`  ⌒ ヽ、_    \
            ´   ●)(● )     |     いや、それとは、少し違っ・・・・・・
.               (_人_)    |
                 '、       |
               |         |
               | 、     .ィハ、_
               ≧ュ─ー ´:::::::::.......ヽ
            /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...>、
            ,.<..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ヽ、
         /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
          j ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/..::::::::::::::Λ
         i :::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::}

50 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:40:26 ID:3WS6FEPE

     ____
   /      \
  /         \      んー、それじゃあ、
/           \     次回のゲストかお?
|     \   ,_   |
/  u  ∩ノ ⊃―)/     ・・・・・・ん?
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |      やらない夫?
  \ /___ /

                                  ___
______________________/電話中\_____________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

             / ̄ ̄\
            /   _,.ノ  ヽ、_
            |    ( ○) (○)
           | U  (___人__)
            .|     ` ⌒´ノ__        ・・・・・・。
            |     _/  ̄\ヽ
               人、   '、/  ̄ ヽ '、
            _,/(:::::ヽ、  __'-r´ ̄ヽ  v
   _, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_γ    |
  /;;;;;;::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ    r、
 丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニニ彡〉,
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;;:::::::::\::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|

51 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:41:35 ID:3WS6FEPE

     ____
   /      \
  /   _ノ ヽ、_.\    おーい、やらない夫ー?
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

                                  ___
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             / ̄ ̄\
            /   _,.ノ  ヽ、_
            |    ( ○) (○)
           | U  (___人__)
            .|     ` ⌒´ノ__        ・・・・・・今さっき何て言った?
            |     _/  ̄\ヽ
               人、   '、/  ̄ ヽ '、
            _,/(:::::ヽ、  __'-r´ ̄ヽ  v
   _, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_γ    |
  /;;;;;;::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ    r、
 丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニニ彡〉,
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;;:::::::::\::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|

52 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:42:03 ID:3WS6FEPE

     ____    ━┓
   /      \   ┏┛
  /  \   ,_\.  ・
/    (●)゛ (●) \      へ?
|  ∪   (__人__)    |
/     ∩ノ ⊃  /      次回のゲストの話かお?
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

                                  ___
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

             / ̄ ̄\
            /   ヽ、 、__,ノ
            | u  ( ●) (●)          それは、もう紹介して貰っている。
           |    (___人__)
            .|     ` ⌒´ノ           それじゃねぇ、その前だ!!
            |        |
              人、       |
           _,/(:::::ヽ、  __ ,_ ノ
   _, 、 -一 ''"::::::::::\ ::::::::::::::::::7、___   _______________
  /::::::::::::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.../´ ヽ、,,,_____ノ
  ;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/   ヽ、 .} ̄)
 {;;;::::::::::::::::::::...v::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ'   、 ヽ_ノ  ̄
  ト:::ノ..:::::::::::::...:ヽ;;;;;:::::::::\::::::::::/(     r_ノ
  ヽ;;;;;;::::::::::::::::::....ヽ;;;;;;::::::::/⌒ヽ::::ヽ、y-ィ´|;;;;|
   ヽ;;;;;;;;::::::::::::::::丿ヽ;;;;/....:::::::;;;;;;;;;;::);;;:::::::|;;;;|

53 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:42:20 ID:3WS6FEPE

             ____
           /   ― \
           /   (● )  ヘ\
        |   (⌒   (● ) |   えーっと、
         ヘ     ̄`、__)  |   サーニャちゃん……かお?
           ヽ           |
         , へ、      _/
            |          ^ヽ
            |      1   |

                                  ___
______________________/電話中\_____________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

             / ̄ ̄\
            /   ヽ、 、__,ノ
            | u  ( ●) (●)        そうだ!!
           |    (___人__)
            .|     ` ⌒´ノ        どうして、名前を愛称形で呼んでいるんだ!?
            |        |
              人、       |
           _,/(:::::ヽ、  __ ,_ ノ
   _, 、 -一 ''"::::::::::\ ::::::::::::::::::7、___   _______________
  /::::::::::::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.../´ ヽ、,,,_____ノ
  ;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/   ヽ、 .} ̄)
 {;;;::::::::::::::::::::...v::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ'   、 ヽ_ノ  ̄
  ト:::ノ..:::::::::::::...:ヽ;;;;;:::::::::\::::::::::/(     r_ノ
  ヽ;;;;;;::::::::::::::::::....ヽ;;;;;;::::::::/⌒ヽ::::ヽ、y-ィ´|;;;;|
   ヽ;;;;;;;;::::::::::::::::丿ヽ;;;;/....:::::::;;;;;;;;;;::);;;:::::::|;;;;|

54 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:42:40 ID:3WS6FEPE

       ____        何だ、その事かお?
     /⌒  ⌒\
   /( ―)  (―)\     ふっふっふ、
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\    実は、サーニャちゃんから
  |             |   愛称形で呼ぶ事の許可を貰ったんだお!!
  \              /
  /           \   どうだ、羨ましいかお!?

                                  ___
______________________/電話中\_____________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

             / ̄ ̄\
            /   _,.ノ  ヽ、_
            |    ( ○) (○)
           | U  (___人__)
            .|     ` ⌒´ノ__        ・・・・・・。
            |     _/  ̄\ヽ
               人、   '、/  ̄ ヽ '、
            _,/(:::::ヽ、  __'-r´ ̄ヽ  v
   _, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_γ    |
  /;;;;;;::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ    r、
 丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニニ彡〉,
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;;:::::::::\::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|

55 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:43:10 ID:3WS6FEPE

     ____
   /      \
  /   _ノ ヽ、_.\      やらない夫ー?
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |     聞こえているのかおー?
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

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______________________/電話中\_____________________
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             / ̄ ̄\
            /   _,.ノ  ヽ、_
            |    ( ○) (○)
           | U  (___人__)
            .|     ` ⌒´ノ__        ・・・・・・。
            |     _/  ̄\ヽ
               人、   '、/  ̄ ヽ '、
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   _, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_γ    |
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56 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:44:09 ID:3WS6FEPE

             ┌┐
             └┘
           ┌───┐
           │      │
           └───┘
         ┌──────┐
         │            │
         │            │
         └──────┘

57 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:44:26 ID:3WS6FEPE

一週間ほど前……

             / ̄ ̄\
             /  ヽ_  .\
            ( ●)( ●)  |    ・・・・・・ふむ、つまり
           (__人__)      |    仕事でどっちも家を開けるから
            l` ⌒´    |    その間、その人たちの娘さんを
           {         |     預かって欲しいという訳ですね。
           {       /
       _. -: ´Λ     _.へ` 、
      r<: : : : /:|: :、  ̄r'    \ :\_
    /: : :l : : : : : :\`IエL>、    >ヘ::Λ
    |: : : ト、: : : : : : : : : : : : : `ー/ : : V |
    〈: : : :::: _ -¬--―-、: : く:r 、: : : V }
    /: : :_ン´: : : : \ ,___, ィ ): : :`く : : : ヘ|

                                  ___
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       ィ斗示ャ、ュイ彡ヘ,_
     =≧トkキ刈イリY/ィイミキ、
    xミk`ゞ'゙゛イ"'''´´彡ィ=≧'   ええ、そうです。
. /'7'7 {≧           =kム
/ / ノ }ミx ___,  、__ i≦ミ   実は、私の方も予定がありましてね。
 i メ---k,_.γ⌒ヽ γ⌒ヽ_ゝミ
 | i /⌒´ー{i   リ^{    }i´〈. }   それならと紹介させて頂いたのです。
   \_丿 i.゙ ==ィ′ ゙ ==彳 /丿
      ノ.、  、__,    ト、.ノ゙ミ    今日中にその人たちが、挨拶に向う筈です。
 ヽ   /;, i ,ィ===y、 ヽ !:〈
  }  .i   ゙;;,. ´ `ニ´ ` ;;丿: ヽ    どうやら預かる際の注意点があるとか・・・・・・。
  .'  |   ヾ';:::,,,,,,,,,,;;:ィ´: : .  〉-.、
__メ、    ゙、"゙゙゙''´: : '  ////ハ
/7ヽ::::::}     ,ハ: :   _,イ//////入_
////7'′  ,イ///〉: : .r'7/////////,イ\
////    /////∧: : .|//////// /////7ヽ
///    ////////77´//////./////////ハ

58 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:44:43 ID:3WS6FEPE

            /  ̄ ̄\
          /    _ノ´ ⌒  ´-
          |     ( ●)(●   `     注意点で・・・・・・。
          |    (_人_)
          |       ノ
          |        |                           ピンポーン>
         _イヽ、.       , |
        ノ.......::::::::` ー─ァ≦
      ,.<...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\       ・・・・・・ん?
     /..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..>、
   ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ   ちょうど来た様です。
  Λ::::::::::::::.ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: j
  {:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,.::: i   一度切りますね。
  ,'ト::::::::::::::::::::..V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Λ::: i
  i:ハ:::::::::::::::::::::..V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::Λ::::: |

                                  ___
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、ー-、=ミ 、\ヽゝ、  〃
>≧ ` ー-、ヽ :. `Y jイ
    ̄`ミ .、   \  リ ハ
´/  Zー- ミソヘシヽ .!__ノ
彡'´ 彳´ ゞ=ミ、 ヽK, ノ┘
/ノ     .>=ミj i|j,イ彡,.
Y´ ̄ヽー-<!    !__,:'⌒Y      ええ、分かりました。
.j }::)   ::. ゝ-- ' 人__.ノ
ヘ.ゞノ rヘヽ  Y、  〉/       それでは。
j,:`リ    ト、_____`二,'
::レ゙     \+-+-+-{
ミ:.、   `ー ̄:..´ ̄,ノ
"'''- .._ヽ彡ソ,, ,,, ,,, ,|
////// >z、`ー=チ
///////////>z、\
/////////////} |/
ー.、//////////| |}、_  
///\////////ハ :./// ̄\

59 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:45:13 ID:3WS6FEPE

________________/
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                       |
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_____________,       |
. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||      | <ピンポーン
. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||      |
. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||      |
. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||      |
. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||      |
| ̄| ̄| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||      |
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||      |
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||      |
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 0 ||      |
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||      |     o。
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||      |   O ‰
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||      |   _レ'
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||    _|__)(
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||   |r- _ (_)- __
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||   ||   - __    - __
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||   ||   ||  - ___
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||   ||   ||    ||     |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` ̄ ̄||   ||    ||     |
                       \  ||    ||     |
                         \||    ||     |
                           \.   ||     |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\



                / ̄ ̄\
           , __ノ ヽ、,_  \.
           /(一)(ー )    .|
         /   (__人___)     |     ・・・・・・はいはい、今開けますよ。
.        /`ヽ、  _|` ⌒´    |
      /:::::::::::\r´|        |
     /::::::::::::::::::::> ヽ        イ
     /::::::::::::::::/-__「ヽー'ーー"/7一 -..、
    ./::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.、::ヽ
   /:::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ:::::、
  ./:::::::::::::::::::iヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::|
  ':::::::::::::::::::::l:::::::、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::|
  \::::::::::::::/::::_,,-ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::: |
    .ヽ∠-''" ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::|
             `:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::!
             !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::! <トコトコ

60 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:45:31 ID:3WS6FEPE

.:.:.:.||                                         |:::::||.:.:.:.:
.:.:.:.||                        ,.ヘ、___ __        |:::::||.:.:.:.
.:.:.:.||                     ,心、_| ハ \ミ\ \ヘ癶、       |:::::||.:.:.:
.:.:.:.||                   /ノ ノ rミl:l:lハ  ヽ `ヽ \ー'\     |:::::||.:.:.:
.:.:.:.||                  〈  /  |ジ´,,´´} /Nヽ ト,l\ V Yヘ    |:::::||.:.:.:.
.:.:.:.||                  ノ 〈l  lハ  ゞjノー--H/、| } lハ \〉   |:::::||.:.:.:.
.:.:.:.||                // / Nゝ!'^`ヽ  ~''´_,z≧、_N | l ∧ ヽ   |:::::||.:.:.:.
.:.:.:.||               /  l {イ弓彡、ミ_j  、_´¬‐’='^j/ l ハj)ハ  |:::::||.:.:.:
.:.:.:.||               |  l ! トト!〃_(・'`/        ゚ // /イ 〉 |  |:::::||.:.:.:
.:.:.:.||                \l,! ヘ|Z孖彡7ヽ r、      !イ/ /ト! } |  |:::::||.:.:.:
.:.:.:.||                  ヽ、|ミ彡彡{          ス//|rノ |  |:::::||.:.:.:
.:.:.:.||                   |lマ三彡7∠_ 二`ニー'    j/´| ! |  |:::::||.:.:.:
.:.:.:.||                   | l∨辷/           |  | ! |  |:::::||.:.:.:
.:.:.:.||                   | ll \払   ´ ミ      /|  | ! l  |:::::||:.:.:.
.:.:.:.||            /}       | |l  l\}         /ケl  |   |  |:::::||:.:.:.:
.:.:.:.||     ヾ 彡\ /ー'/        ! li  | l |\           |  |   lヽ |:::::||.:.:.:.
.:.:.:.||     /`ヾ /  /       ノ| l  | llハ ::::\ _ ィ   _ィ|  |l   r_i |:::::||.:.:.:.
.:.:.:.||   /  /  / \─‐-、_/ム|  l  l/ハ  ヾ壬/   `ヾ|  l|ハノ人 |:::::||.:.:.:.
.:.:.:.||   | _/  /‐ヾ、ノリ\::::::::::::::::|  l |三∧    _ _    __,|z ニ1'\ヘ |:::::||:.:.:.:
.:.:.:.||   ヽ  ー'´ー=ハヾ、ジ ==二_ァこ- |-¬'}^´ ̄ー´  ̄   │! lヘ:::::::` |:::::||.:.:..
.:.:.:.||    l     _/  〉:::::::::::::::::::::::/  ノ |  /     ノ    ',  、、\:: |:::::||.:.:.:
.:.:.:.||    |l       .ィ:::::::::::::::::::::::/ ハ/  l ─--、   く_.. --─∧ゞ ニ _  |:::::||.:.:.:
.:.:.:.||   /::\    ´ ヽ:::::::::::::::::/{ !  _ノ|ゝヘ   `~    z‐、/::::::\ _ ヽ |:::::||.:.:.:.
.:.:.:.||  /:::::::::∧      }::::::::::::〈 ノヽソ (::::||彡〈       〈ミ/::::::::::::::::::ソ  |:::::||.:.:.:. ガチャリ

61 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:45:44 ID:3WS6FEPE

.                / ̄ ̄\          
.               /  !、_   \         
.             (○)(○ )    |         
.              (__人__)   U |   .      う、うわぁあああ!?
.           ミ_  |-┬r|  U  |         
.          ミ_   {⌒ ´     |   .      
.              {        ,r'   .      
.               !、     ,r'          
.               /     \          
.     l⌒l____/ ゙̄i   /゙i ゙i         
.     |_____/ ,r'  ゙i /  | |         
.          (__/    ゝ   !、⌒)Σ

62 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:46:17 ID:3WS6FEPE

                 ,、 - ====-..、、
              ,.'"´     .: .: .: .: .:. :.`丶、
             /          ̄``ヽ, .: .:``丶
           ,〃.:.:.     - == ‐- y'´. :.: .: : .:. :.ヽ
          ,〃.::.:   '"´   ̄二ニミV   .:. :. :.: .: .:.::.',
          ,j〃.:.:.     .:.:.:. :.:. :.:.:.; ハ    、 .:. :.: .: .:',
            lN';:;:.:.:.,r'´.:.:.:.:.::..::..:;/  ', ミヾ;:; 、 `、 .:. :.:.:.:::!
           !1!.;r'´:. ..:;..:.:; ィ イ    ヾミミヽ;:;:;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:!
          ',V.:::;,.‐''"´  }  '、     `ヾミミミヽ;:;;;;;;;;;;;,!
           ヾミヽ、、,,  ,,,,,、、z==''' ``   `〒ミ ハ;;;;;;;;,′   ・・・・・・全く、ソーニャ。
           `it-ァテ  ' '''"‐tテテァ ,_ - ´,   ミ'  !;:;;;,′
               l`"´i   `ニ ト、  <      ハ ,!;;;/      初対面の方は、驚くと言っただろ。
            l   l      '、  <  :′ )イ ノ;;/
               ',  !   )、   Vヽ  Y´  、_ ノ V
              ', `ー '"´      `Y  /    ',
               i '''゙ - _`'''' '    ,′ / /  ノヽ
               ヽ _´ ̄``''ー,,  ,ノ /.::;/ /  i
                丁  ̄``"´  /.:;.:;:;/ '´    !
               L _ _ __ , イ. ‐'´      ノト、
               `コ´. :. :.: .: .:.         //.:.:.丶、
          , .-‐ '"´.:.:.i. :.: .: .:       //.:.:.:.    丶、
         '"´     .:.:.:/∧. :.: .     ,、‐' /          `゙゙ コツコツ



           //__/_/ / |  ヽ \\ ',
           r┴' / / `∧ ! /^\< ̄ヾヘ
         // /    / ,、∨,、  \ヽ  \\          ・・・・・・むう。
       ∠..ノ /  /  / ∧ヽ|/∧ヽ  ヽ\  ヽ ヽ
        r' / ,'  /  /l /´`"゙`´ ', ! 、   ', ヽ\}         だが、セリョージャ。
        | { l   リ ,' 从     リ |  〉  }  } リ
      /レヘ |\トヘ匕L.._,. 、__/厶∠L/ l lイL         娘を預ける所が、
   ,ィ ´ / ∧ト、ゝ弋‐辷テミ、   ,ィ辷テァ//|,.イ ヽ\ー- 、    これぐらいの事で・・・・・。
  /  /-ー彡'´|l lヘミi` ̄彡 | ヽ ` ̄´/ // ! ` ‐- \`ヽ \
 _,.〉<´  //   |l トゝミ彡'7   |     //,' |ヽ   `¨ ー-  ヽ
.´       //   |l |ヘ三彡゙  ┘'   ,.フ /  l  \      `¨>ー 、
.       ,'/     | ', ヽ.l`マ{ ゞ二.Tミ、/l l  |    ヽ        〉   ',
      /     /| l l|  \    |ヽ|´ | l  l|     ',.      /   l
.     ,'    ,' | l l|    ` ー'|ヽl   | l l ト、  |     /     !
    /__ /  | l  |   \  ゞ'゙   | l l | ヽ___⊥__    /     ,'
    ヽ,      | l  |彡   ` ´ ィ三ミ:! l l |     /    /    /
      \   ノ l  |三i        ゞミ三| l l |      /    /     /

63 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:47:01 ID:3WS6FEPE

            ,   ´ ̄ ̄ ̄`   、
          ,  ´           、\_
         /               /\ `ヽ
.         /  /    ´ ̄ ̄ ̄ ̄`メ、   ヽ  ヽ
       / /      _    /      、 '.
      , / /  .  ´   _ ィヽ       ヽ ,
      l' /.  ´   -‐ ´ /|         | !
      v/       _ .ィ ´  ! ヽ         l |
        T云≧―… ´l, `、  ヽヽ. \     l /
         ノ└く`{  rt_j___>‐zゝ\ \,. 、 /
       {   ノ 〉 ノ`フ乙方¬テz- \/r l /
.       '   /    ヽ ̄「 ̄” 、ヽ  ' ハ>〃    ふぅ、ここは、日本だぞソーニャ。
        '.  ノ    、     \ 、 _ノ ィ //
        l Z__,,. 人__   ノ /ヽr‐ ´{ /     ・・・・・・とりあえずは、
        'l t こ_` ‐-、_、   '  ,.′  v      そこで腰を抜かしている青年を助けるべきだろう。
          L 辷‐ミ=-y } / / ′  !
         }  `ーz´_  ,.  ´  /   |      立てるかね?
         ゝ _     <     /     {
          /ヽ`¨¨´      /      丶
             {      /         \



                       /) ̄ ̄\
                     /∠___ ヽ、,_ \
                    / / ,-イ)(= )!!! |    ・・・・・・ああ、済みません。
                    l / /(__人___)   |
                    l   ', `⌒ ´  u |
                    ',    ',      |
                     j    ノ      /|_
                   _∠⌒ヽ j, _、___ ィ/::\__
               ___/ ...:::::::::::ヽV ̄ ̄ ̄:::::::::::::::::...´´''' 、、、 _
             /::::/ ...:::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... :::::..\
            | ::/ ...:::::::::::::::::::::::: /;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::: l

64 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:47:37 ID:3WS6FEPE

            / ̄ ̄\
          __ノ ヽ、,_  \
          (●)(● )    |     ・・・・・・えっーと、貴方達が、
          (__人___)    |     次のゲストの・・・・・・?
              |` ⌒´   u. |
           |        |
           ヽ      .イ
          __「ヽー'ーー"/7_
    _, 、 -― ''":::\::: ̄ ̄:::::/::::::ヽ、
   /;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ー、
  丿;;;:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
  i ;;;;;:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、:::: !
 /;;;;;::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |

65 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:48:06 ID:3WS6FEPE

            ,、 - ====-..、、
         ,.'"´     .: .: .: .: .:. :.`丶、
       /          ̄``ヽ, .: .:``丶
      ,〃.:.:.     - == ‐- y'´. :.: .: : .:. :.ヽ
     ,〃.::.:   '"´   ̄二ニミV   .:. :. :.: .: .:.::.',
    ,j〃.:.:.     .:.:.:. :.:. :.:.:.; ハ    、 .:. :.: .: .:',
    lN';:;:.:.:.,r'´.:.:.:.:.::..::..:;/  ', ミヾ;:; 、 `、 .:. :.:.:.:::!
    !1!.;r'´:. ..:;..:.:; ィ イ    ヾミミヽ;:;:;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:!
    ',V.:::;,.‐''"´  }  '、     `ヾミミミヽ;:;;;;;;;;;;;,!
     ヾミヽ、、,,  ,,,,,、、z==''' ``   `〒ミ ハ;;;;;;;;,′
     `it-ァテ  ' '''"‐tテテァ ,_ - ´,   ミ'  !;:;;;,′ああ、そうだ。
     l`"´i   `ニ ト、  <      ハ ,!;;;/
      l   l      '、  <  :′ )イ ノ;;/   私は、
      ',  !   )、   Vヽ  Y´  、_ ノ V    「セルゲーイ・アンドレーエヴィッチ・スミルノフ」
       ', `ー '"´      `Y  /    ',    『Сергей Андреевич Смирнов』
       i '''゙ - _`'''' '    ,′ / /  ノヽ   と言う。
       ヽ _´ ̄``''ー,,  ,ノ /.::;/ /  i
        丁  ̄``"´  /.:;.:;:;/ '´    !  こっちは・・・・・・
         L _ _ __ , イ. ‐'´      ノト、
          `コ´. :. :.: .: .:.         //.:.:.丶、
     , .-‐ '"´.:.:.i. :.: .: .:       //.:.:.:.    丶、
  '"´     .:.:.:/∧. :.: .     ,、‐' /          `゙゙



   _ ノ    .:.:.:l    {   \、. . . :ヾヘ:.:.:.:.:.:.:`ヽ:.:.:.:.:.:/:.: /:./:/:
   j    j! .:.:八:ヾ:.:.:.:ヾ、、 ヘ. . : : :.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i―-、:. /:.:.:/:/:::
  〈   .:.}{ .:.:.{  } :ハ: )`ヾヾヾ. .:.:.:.:j!:.:.:.:.:.:. 、Y⌒ヽヽ :.:.::/:/::::::
  ノ   .:.:.:.:.ヽハ {イ-ーjノ  jソ j:.:.:.:/!|:.:.:.:.:i、:.:!ソこ} } }/:/:::::::::
  γイl| .:.:.:.:.:.:.{i!i!       rュ==ァイ:/ Ⅵ:.:./:.:ンl`ヽ/  ,ノ :.:/:::::::::::
   ノ小从 .:.:.:.Ⅶ、    イヾソ'′ ’/  /:./:.:.|!:.:l: 人  /:.:./::::::::::::/
     ハヽソ:.:ハネj}              /イ : /:.:|!:.:.l いソ/:.:./::::::::::::/
      ( {{  V           /// :.:.|!:.:.:l ,イ彡′ ::::::/  妻の
          /           //イi .:.:.:|!:.:.:.l j/ 'ヘ::::::::::::/  『Софья Борисовна Смирнова』
         /_ .....:.:.:.:..         //:|:.| :.|!:.:.:.:l二二ヘ从ソ    「ソーフィヤ・ボリーソヴナ・スミルノヴァ」だ。
          `ヾ;  ___ ノ     // |.:| .:|!:.:.:.:.!二二ニヾ、
           └彡::::: ´     /′ |:.l :.|!:.:.:.:.l三三ニニ=\   宜しく頼むぞ。
            _ ハ ;;;         イ.:! .:|!:.:.:.:.:!三三三ニニ=
         . . : :/ :∧         //i . : :,.:.:.:.:.:.l三三三ニニ=
       /: : /  ://ハ、__ _ ...ィ////. . : , :.:.:.:.:.:i三三三ニニ=
      /: : / /∠二二ヽ////////. . : : .:.:.:.:.:.:∧三三三ニニ=
      / /.:.:.:.:/:γ三ヾ、 ::://///// // .:.:.:.:.:.:/:.∧三三三ニニ=
     / /.:.:.:.:/ ::{{:::}}: ////// / /:.:.:.:.:.:.:/:./:.∧三三三ニニ=

66 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:48:25 ID:3WS6FEPE

                 / ̄ ̄ \
              _,ノ ヽ、,__   \
              (●)(● ) u  |     ど、どうも、やらない夫と言います。
                (_人___)    .|
                 '、       │    それで、今日は、
              、      イ     預かる際の注意点があるとか・・・・・・。
                 ゙、 ___,. イ i
                ,r... __>ーメ.┴ュ
.             _,. ,i´::::::::::::::::::::::_::::::>、__
           ,.<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>-.、、
.          「::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::.`、
         /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.}
.         / y::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
.      /:::::.i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ/:::.:::::::::::::::::::::j
     ノ.::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ィ



                       〃〃    ヾ ヽ
                    ,レ''¨¨爪|¨¨`ヽート|
                  トァー⌒ヽ__ル | ハ ハ
                   rーZ  ⌒ ´∧/ヽへへ}、__     ああ、そうだ。
                   ソ'〃/  从/ィ     ヽ
                /从( /从(ソ  | |. | | 、./     今日は、それを言いに来た。
               / | ,イ.xtッ≧  メム_ノ ノ .ノ|
             __z-ー=彡.| |ミミミ  イ =tォイ___/lハ
          rzイ// ノ   イ| レ' 〉ミ  」   彡'ii, l | ヽ、
          (〃{/ ,,彡イ // .ム<二二ニア |\ ,|  ハー-、
          ル <   |//     -ーヾz:::::. |  >- 、 ヽ  ヽ
      r<       ,ノ./      イ´  / .|     `> 、.|
      |  \     ,リ|      /   / l |ヽ        >、
      |   \ 、.  ノ/    rーイヽ ´ ̄j | | 〉         /
        ム    ミソ ( ∧    /ミゝ    ({ |  ヽ          /
      {∧      人 ` ̄ ̄ヽ  ,  人 l l   〉       /ヽ
      | ∧       /  \_ []/|\i| /  川   リ        /   〉

67 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:48:43 ID:3WS6FEPE

           / ̄ ̄\
         ⌒´ ヽ、,_  \
            (●)(●.)    |
         (_人___)    |     まさか、何か御病気が?
            '、       │
              }       {
          !、______ .ィ-ート、
            V/:::::::::::::::::ヽ
                {::::::::::::::::::::::::::::::.、
           /ー-:::::::::::::::::::::::::::::::,
   「r'、     /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
   } r'、 ヘ、 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
   i/ ム、} .{ i:::::::::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::: |
   { い、{  Y::::::::::::::::\::::V:::::::::::::::::::: |
   \  ヽ {|V.::::::::::::::: \V:::::::::::::::::: |
     \  ノ|:.V.::::::::::::::::::::::〉.:::::::::::::::::|



                         ,.. -‐''::: ̄ ̄` 丶.、
                    /::::::::::::::::::::::::::─--ヽ\
                       /::::::::::::::::::::::::;:::-:::::::::::‐;::};::ヽ
                   /:;::::::/::::::::;/::::::::::::::;::::':::/iヽ::l
                    |::i:::/::::::/:::::::::_;;::-::::::;ィ´ ヽ:::::!      いや、まさか。
                ,. -‐!:::/:::/:;::-:__;::: -‐''"´i ヽ, |::::l
             , -' ´  /ヘ::l:::/ィ'ニ二、_     ! _i__∨      娘は、元気な子供だとも。
           /      // 〉ヘ:;i´ 、=ーtュミゞヽ r='rュ"ヘ〈、
         /     /| ! { r) '   ` ̄`ノ   iヘ¬" |ノ \
       /         /  l | ヾ`i !        | !rヘソ    \
     /        /   l l  Yl, ヽ   ,r〈 、 _ソ ′/     ヽ
    /             ヽヽ ヽi ヽ _,, - ''__''ヽ、 /         \
   /               \  >、. ヽ ',´ --、` /          ヽ
  /          ヽ      ヽヽ/ >、     ´/′     ,    l
  {            ヽ  /   //>'´  ,ゝ --‐ '~\     /       l
  |  ヽ         | /  ,r'"´     `ー'ニニヽ、`'ー-、 /      l
  !   \           |,/ ,r〈r- 、 ヽ    /_,rー、ヽノ-、  ヽ、   ,  |
  ト、     \      〃/  \ ヽ '>='^ー-- 、 ` ー ' >`ノト、 /  /ヽ
  {ヽ\    丶    / /    \〉ソ       `¬ニ,ニ-' ´ / ∨ / ,ノ
  ! `i }ヽ    \ '、/ ,/l     ヾ        / ∧  /  ∧   〈
  〉 ヽヽ 丶、    /^'/||      〉     /  / '/     | ト,   ヽ
  {   } }      /  \ | |    /      ヽ  〈 '"     l l \  |

68 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:49:00 ID:3WS6FEPE

             _     ______
            l i  /    \
            l l_./ _,ノ  ヽ、,_\
            l/ ニヽ( ●) ( ●) .|   それじゃあ、
            l / y 「'i___人___)  |   一体何の注意なんです?
            l   <、.l         |
            ',    ',/       |
             j    ノ      ,/'|、
           _∠⌒ヽ j 'i, __ , __ ィ/::L___
         / ...::::::::::ヽVヽ::::::::::::::::::::::::::/:::..´''' 、、、 _
       / ...:::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... i::..\
     / .:::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::::::: l



            r'ー'´`ー// `ー 、
          ノ`(', ',l | //―-`ヽ
          }ミミ{',ヾ冖ヽ\`ヽ ̄` ,
           <// /l i ヽ' , ノ`ー'⌒`ヽ
            //l| ,' l |ヽ,rー'`ヽ \ ソ ヽ
          l_/ノ`ヽー 、/`ヽ\i ヽ',ヽヽ /\
           l´ ,Y /ノ ,ヽl/', l / .l i ヽ .}ヽY
         r' i ノv' { {゙゙ `´ヽlノl / /l // }',l,
        .}Yl 丶 ,、lヽl ', 、  lフj/}/_ノl/l//l l }',    ・・・・・・男だ。
       lノリ、 、 x 乂三、ヽ ./イ(・)ゝノ|/l |';|ヘ
        `ヽヘヾゝ rt・チゞ   ー '・ //l|l |i ヘ
 ,r‐――===`ヽミゝ=彡( l       / | l |.l lヘ
      、└l  i' l \彡ミ   '      ハl.| .| | ',;ヘー-、
  冫、__,ンゝノ ./ l> /l、ミヾ ,rt‐、    ハ|l il ノ ヘ/\
  ´ゝ_   ∠_ノ / /ノl |l lヘ/ミ/`  /  .| l、ヽ \
    .` ̄´ {/ ̄ヽゝlノ;;;;´/ミ/`ー'     .| l ゝ _ノ;;;ヽ
  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|リ /|;;;;;/ミ/ヽ     .ノ ハ|;;;;;;;;;;;;;;;;;
  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;j'/ l.|;;;;`゙゙',ミリ\   / l   .|、;;;;;;;;;;;;;;
  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ /.ノ;;;;;;;;;;;;;ヽ彡 ヽ { i \ .`ヽ;;;;;;;;
  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ    `ヽ   ヽ };;;;;;;;
  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ミ ', }  ,r´;;;;;;;;;
  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{ < ./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ',///;;;;;;;;;;;
  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ  j |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\/;;;;;;;;;;;;;;;;;;

69 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:49:14 ID:3WS6FEPE

             / ̄ ̄\
            /   _,.ノ  ヽ、_
            |    ( ○) (○)
           | U  (___人__)
            .|     ` ⌒´ノ__        ・・・・・・はい?
            |     _/  ̄\ヽ
               人、   '、/  ̄ ヽ '、
            _,/(:::::ヽ、  __'-r´ ̄ヽ  v
   _, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_γ    |
  /;;;;;;::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ    r、
 丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニニ彡〉,
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;;:::::::::\::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|



                     _  ¨,.ニニ= 、、_
                       ,  ´  /     _>、\
                 /      ,  ´   ∧ ∧    ・・・・・・既にアナスンから
                    /      /     ィ ∧ ∧   仕事でどっちも家を開けるから
                |   /       ///  V |   その間、娘を預かって欲しいという
                | || 〃/ //   . ィ \ V    話を聞いているだろう。
                V || | ///  _/  V≦zム
                 Ⅵv/´∠. ≦__)、 」イ刋アヘl、_
                 _>「\l ミ ィ立アソ  〈'ーヘ 、 |  ` ー―  、
              .  ´ /ヘ (_ {    /  ,. ヽ  Vソ        \
          -‐ ´  /| | >、_ヽ    ノ{ _ ,__〉ヽ l             \
       /           VV∧ ∧ヽ   / r=彡ッァヽ |           丶
      /            V∨ \ ヽ\ 〃f=彡く ′     _ / ̄ ̄`ヽ
.      /             ゝゝ  >、丶、  /   ノ     __ノム∠. ̄    \
     /                \\| |  ̄>―‐<7    〃 ̄ `⌒ヽ\      \
.   /                 >>l____/ヘV  /   /   ` ニ  、_  ニニヽ

70 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:49:43 ID:3WS6FEPE

            / ̄ ̄\
          __ノ ヽ、,_  \
          (●)(● )    |   え、ええ、もちろん聞いていますが、
          (__人___)    |   それが、如何して男に繋がるので・・・・・・?
              |` ⌒´   u. |
           |        |    関係がある様には思えないのですが・・・・・・。
           ヽ      .イ
          __「ヽー'ーー"/7_
    _, 、 -― ''":::\::: ̄ ̄:::::/::::::ヽ、
   /;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ー、
  丿;;;:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
  i ;;;;;:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、:::: !
 /;;;;;::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |



    //       |彡へ
    /  , y  /ヽ|/∧ヽ\ー-、
    イ  イ ハ イ`''''''y/爪. | ヽ ヘ      大ありよ。
   .|ハ  | |=| |       } |  | | 〉
  ルハミヽトミ{ミチ==イ    ムイ / j {      娘は、13歳。
  彡<ニ二tテミミ、   /==ームイ / /}
  彡辷三三ツ´   (ミ、   〉彡イ j      色々な事に興味を持ち始める年頃よ。
  彡彡≦イ      <_tテ // /'
  彡炎ミrチ.   r  〉  ィ彡ノノ       その中には、
  三ミツ       イ  z彡ソ'        当然、恋愛も含まれるでしょうね。
  彡イ 、____      j
  彡ミi  ` <ィィィヌイイヌヌヌヌヌヌヌヌヌ(:::(::)
  彡ミム  ー- 、_つ ̄ ̄Z テ ̄ ̄ ̄
  イ彡f         /| |
  炎彡{        /| | |
  ヽ、キ}.      /| | | |
    > 、 __/| | | | |
     イ...川川川 | | | |
     /:::::::::::::::::| | | | | |ー-- 、_
     /:::::::::::::::::::| | | | | |::::::::::::::::::::

71 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:50:05 ID:3WS6FEPE

            ,   ´ ̄ ̄ ̄`   、
          ,  ´           、\_
         /               /\ `ヽ
.         /  /    ´ ̄ ̄ ̄ ̄`メ、   ヽ  ヽ
       / /      _    /      、 '.
      , / /  .  ´   _ ィヽ       ヽ ,
      l' /.  ´   -‐ ´ /|         | !
      v/       _ .ィ ´  ! ヽ         l |
        T云≧―… ´l, `、  ヽヽ. \     l /
         ノ└く`{  rt_j___>‐zゝ\ \,. 、 /
       {   ノ 〉 ノ`フ乙方¬テz- \/r l /
.       '   /    ヽ ̄「 ̄” 、ヽ  ' ハ>〃
        '.  ノ    、     \ 、 _ノ ィ //
        l Z__,,. 人__   ノ /ヽr‐ ´{ /   だが、ロシアでは、
        'l t こ_` ‐-、_、   '  ,.′  v    女子学校に入れていた為か、
          L 辷‐ミ=-y } / / ′  !    娘には、男性に免疫が無い。
         }  `ーz´_  ,.  ´  /   |
         ゝ _     <     /     {
          /ヽ`¨¨´      /      丶
             {      /         \



                 / ̄ ̄ \
              _,ノ ヽ、,__   \
              (●)(● ) u  |    は、はぁ・・・・・・。
                (_人___)    .|
                 '、       │
              、      イ
                 ゙、 ___,. イ i
                ,r... __>ーメ.┴ュ
.             _,. ,i´::::::::::::::::::::::_::::::>、__
           ,.<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>-.、、
.          「::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::.`、
         /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.}
.         / y::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
.      /:::::.i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ/:::.:::::::::::::::::::::j
     ノ.::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ィ

72 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:50:56 ID:3WS6FEPE

     ∨//,∧   /ゞミ∨j从リ}      \     `ヽ 丶 : : : : .
.       ∨//,∧./ ,イ. : : .>、:八       `      ハ  ハ: : : . .
   i:.   ∨//,∧ゝ ' /. :/ ム: : :)  ,ハ !   ハ     |   |!: : . .
   |!    .∨//,∧ ,イ/ゝイ〃v:/ /ノノ |     !! :.     jl: : : '    それで、だ。
、  ハ    ./∨//,: /   /: :ゞ'_イミ:.、/ 人|八 ノi |: :.  |!  /イ
. \ 从ソ∨ . :' :,イ/  . :/、: : : : '´゙_ __イ'_ ̄__ー=ミ' i/   ';  ∧ム∨   もしも・・・・・・もしも、だ。
\ `ヽ.:/ : : 〃  . :,イ.`Y: : : : : : ´:7≧' 弋ゞ'ノ フ /,ノ ,イ/ }从 .∨ ∨
  `ヽ./  .: ,.'   . ::/彡 .j .: : : : 'ヽ: : : . ̄ ̄ ̄´・イ / .! .'ハ  .∨    娘が、君や君の呼ぶ友人に対して
\ヽ ./  .,イ . : : ; '、>、'        :: : : '´ =彡 '  '゙ .|/.|: .'.: . ∨   愛称形で呼ぶ事を許す位に
`ヽ ./  ノ .: : : / '     ' ,          /イ ,イ〃 |!ト、|: :.ハ   \  親しくなっていたとしたら・・・・・・。
|  i    .: : /    ,イ: \:.          イ //.i  |:|/ ` <\
|! . ∧    '´  . : : ノ⌒ヽ:. !:          . : ::// ,'  ∧////,` <
ハ  .∧     . : /   ハ jソ          . : ::/ ' /  / ∨////////` <



                         ,.. -‐''::: ̄ ̄` 丶.、
                    /::::::::::::::::::::::::::─--ヽ\
                       /::::::::::::::::::::::::;:::-:::::::::::‐;::};::ヽ
                   /:;::::::/::::::::;/::::::::::::::;::::':::/iヽ::l
                    |::i:::/::::::/:::::::::_;;::-::::::;ィ´ ヽ:::::!
                ,. -‐!:::/:::/:;::-:__;::: -‐''"´i ヽ, |::::l
             , -' ´  /ヘ::l:::/ィ'ニ二、_     ! _i__∨     私達は、娘の為に
           /      // 〉ヘ:;i´ 、=ーtュミゞヽ r='rュ"ヘ〈、     その男に対してお礼をせねばならなくなる。
         /     /| ! { r) '   ` ̄`ノ   iヘ¬" |ノ \
       /         /  l | ヾ`i !        | !rヘソ    \
     /        /   l l  Yl, ヽ   ,r〈 、 _ソ ′/     ヽ
    /             ヽヽ ヽi ヽ _,, - ''__''ヽ、 /         \
   /               \  >、. ヽ ',´ --、` /          ヽ
  /          ヽ      ヽヽ/ >、     ´/′     ,    l
  {            ヽ  /   //>'´  ,ゝ --‐ '~\     /       l
  |  ヽ         | /  ,r'"´     `ー'ニニヽ、`'ー-、 /      l
  !   \           |,/ ,r〈r- 、 ヽ    /_,rー、ヽノ-、  ヽ、   ,  |
  ト、     \      〃/  \ ヽ '>='^ー-- 、 ` ー ' >`ノト、 /  /ヽ
  {ヽ\    丶    / /    \〉ソ       `¬ニ,ニ-' ´ / ∨ / ,ノ
  ! `i }ヽ    \ '、/ ,/l     ヾ        / ∧  /  ∧   〈
  〉 ヽヽ 丶、    /^'/||      〉     /  / '/     | ト,   ヽ
  {   } }      /  \ | |    /      ヽ  〈 '"     l l \  |

73 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:51:18 ID:3WS6FEPE

             / ̄ ̄\
            /   _,.ノ  ヽ、_
            |    ( ○) (○)        ・・・・・・へ?
           | U  (___人__)
            .|     ` ⌒´ノ__       お、お礼ですか?
            |     _/  ̄\ヽ
               人、   '、/  ̄ ヽ '、
            _,/(:::::ヽ、  __'-r´ ̄ヽ  v
   _, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_γ    |
  /;;;;;;::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ    r、
 丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニニ彡〉,
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;;:::::::::\::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|



彡|   | |从 |  /三三 三 ヾミ=-==彡イ  ゞミヘz===彡'´: : : : : : : : : /  /
 人  リ }、:ヾ! |≧‐>=...,,__三 三 ミ:.、ヾー::::.,  ,ノー=='´ __,,.. z≦、: : :/ ,イ /
/ //:、 | ハ \ 从 ̄ヽ.  弋 ・ テミ-ミヾ::.彡ー イ: : : : :::>'弋 ・ ノ  ,.イ,.:彡'´/ ,:':
  ,'  ヽ{  ∧ ミ:、ミ=三`二二二二二´{ /イ:ヘ 彳: : : : ー ̄ ̄ ̄ ̄: :-=彡'.,:',.':::::
// ,   |ゝ'ヘ\`ヽミ:、 三 三 三 三ソ´     |: : : : : : : : :.、_       : : : /,::::::::::   ああ、そうだ。
/ / .:: !| |∧ ヾ:、ミ 三 三 三 ≧'゙     |: : : : : :       ,: : : : ::´::::::::::::
イ,: >'リ !  ム\`ミ:、 三 三 三イ          !: : : : : : : :.    ,..:::::::::::::::::::::::::::::::  私達の伝手で至高の
彡'   | .| |  ム ヽ三 三 三 三}      i||i! |: : : : : : : : .  ,.':::::::::::::::::::::::::::::::::::  ロシア旅行をさせてやろう。
.    | ! !   ム ヾ 三 三 三ソ´       il|||li|: : : : : : :: :::..,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      |i |     ハ\ミ:、三 三{       ,ゝ--<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : : ;  ・・・・・・そうだな、最初は、
      |  i    | .ヽ.゙三 三|  _     : `::::::チ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : ::'  モスクワで一番高い場所に
      i    |i | |  |ヘ三 三!イゝミ...,_______ ,.:` ヽ::::::::::::::::::::::::::::::, :.,:/   連れて行ってやろうか。
     |  |! :. |  ! ヘ三三}_  `  。`ー-----‐ ´彡'´.:::::::::::::::::::::::::::::::::,  ;:, ,
     |    | |: |.  \三リ     ` ー―  ´. : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, 〃 ,;
     |   |  |  !.: : !     \     '´: : : : : : :: :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,' / ,:'
     |   i|  | i| |        \           j : : : : ::: ::::::::::::::::::::,' ,: ,:
     |   |i  |  |  !       ` .     . : : : : : : :: :: ::: :::::::::::::::::, ,' ,
     |    !     !::|         ` ー―. : : : :: ::: ::::::::::::::::::::::::::::, ,  ,

74 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:52:30 ID:3WS6FEPE

            / ̄ ̄\
          __ノ ヽ、,_  \
          (●)(● )    |
          (__人___)    |   ・・・・・・モ、モスクワで一番高い場所ですか?
              |` ⌒´   u. |
           |        |
           ヽ      .イ
          __「ヽー'ーー"/7_
    _, 、 -― ''":::\::: ̄ ̄:::::/::::::ヽ、
   /;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ー、
  丿;;;:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
  i ;;;;;:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、:::: !
 /;;;;;::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |



      //.:.:.;.:゙:.:.:/:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゙,
      //:.:.:/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;.:-‐:.:.:.:.:.;j:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:!
    l:.l:.:./:.:/:.:./:.:.:.:.:.:_:.:.-‐:.:.:.:.:.:.:.:.// !:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.!
    i'゙!:/:.:/:/:.:-‐:.:.:.:.:.:.:.:.:__:.:.:-‐:.:./l,  l:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.l
       |:{:./:´/:_:.:.-‐‐ '゙"´ ,.:._‐彡チ  、 ヽlヽ:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:l
       lハl:ィ:/´ニニ==-、,  "´ /_}____、__ヽ ヽl:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.l
      リl゙ ¬云tミ/ヽ  〈  ̄]二 ̄ ̄i ̄ト  l:.:.:.:.ム;_:.:.:.!
       !ノ  、`="‐_   }    ´ユ行テ¬ハ,{イ !:.:.:ハ }:丿
        {{      -‐'' ,:゙      { ̄ ̄彡゙ヘ V !:./, } f´
       ぃ        :l       ゙i     〈 ノ j/ノ , /
         ゙,       リ       丶 i 、   'l K ノ, '
        i,     ,r゙、__,,   、    ` \/ l //    そうだ。
          l゙,   /⌒  ー ノ\       へlーf´
        ,}゙:,  ,,ィfj川{ __}川トlt、     /  / {      素晴らしい事にその場所は、
       /小.   `マ -- 、_,,,!l、  /  /  !     モスクワからシベリアを見る事が、出来るのだよ。
     〃ミ,{ ヘ   ヽ.` ー--‐ ''゙´      ゙  厶
      八 `>ヘ  ー''゙  ̄`、 ̄     /  //ハ!、    その為か、その場所に行った人物は、
       ! ` <,r ヘ        ̄`   /__,r'⌒ ン|   すぐに自然が雄大なシベリアに
     _」    ` くゝ          /⌒`  _>'´   !    連れて行って欲しいと言うらしいぞ。
 ,.r'゙´  、     ``=====≪rt‐…''゙´      l

75 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:52:59 ID:3WS6FEPE

           / ̄ ̄\
         ⌒´ ヽ、,_  \
            (●)(●.)    |
         (_人___)  u  |    あのー、付かぬことをお聞きしますが、
            '、       │    その場所の名前は・・・・・・。
              }       {
          !、______ .ィ-ート、
            V/:::::::::::::::::ヽ
                {::::::::::::::::::::::::::::::.、
           /ー-:::::::::::::::::::::::::::::::,
   「r'、     /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
   } r'、 ヘ、 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
   i/ ム、} .{ i:::::::::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::: |
   { い、{  Y::::::::::::::::\::::V:::::::::::::::::::: |
   \  ヽ {|V.::::::::::::::: \V:::::::::::::::::: |
     \  ノ|:.V.::::::::::::::::::::::〉.:::::::::::::::::|



      /    丿     /   j  { /⌒ヽィ公x       \_ノ
     /    /   /  /  ,.イい八!        }       く
    /    /    /  /  / -|‐==ト      ノイイ  ノ  ,ハ
  く      }   ノ { 〃l /{. 斗=ミヾ::::)  .:⌒メ j| イ     ト
    }      厶イ八八{ 八{  >セヅ`仁7  ィゼド刈  }ハ  ハノ
   ノ       {   {   ィ个ニ≧=彡ニ/   { ー= リ ノ厶イ
  (       ∧, -ヘ   |ニニニニニニニニ,′  ∨  イイ /
.  '         { く !  ├=ニニニニニニ{   , /   仏ィ′
    i    l  人 (l   卜ニニニニニr‐┘   __   ノハ|   あら、まだ名前を
    |    l    ヽ.|  八ニニニニ=┤   ∠二〕  / |  言ってなかったかしら?
    |    |     l|  | トヽニニニニゝ   `こ ゚′ /l  |
    |    |     l|  | | \ニニニニニ}    フ  /⌒' ノ   その場所は、「ルビャンカ」と言うのよ。
    |    |     l|  | |  `ト ニニ=}      イ / .イト、
    |    |   从 |!   {  ≧=‐-r=彡'  i / !{ !\
   ノ    j   .〃   | ト、      r‐ ミ|i {   |,' 川 ! \
       /  〃     | | \   ∧   Ⅵ {   | 〃从   ヽ、
      /     {{     ノ |    ヽ /∧  ∨ ̄ ̄ ̄`ヽ'ハ    )\
          ノ    (  ト、    ∨/.ハ  |  / ̄ ̄   Ⅵ}   '   \

76 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:53:28 ID:3WS6FEPE

            ,   ´ ̄ ̄ ̄`   、
          ,  ´           、\_
         /               /\ `ヽ
.         /  /    ´ ̄ ̄ ̄ ̄`メ、   ヽ  ヽ
       / /      _    /      、 '.
      , / /  .  ´   _ ィヽ       ヽ ,
      l' /.  ´   -‐ ´ /|         | !
      v/       _ .ィ ´  ! ヽ         l |
        T云≧―… ´l, `、  ヽヽ. \     l /
         ノ└く`{  rt_j___>‐zゝ\ \,. 、 /
       {   ノ 〉 ノ`フ乙方¬テz- \/r l /
.       '   /    ヽ ̄「 ̄” 、ヽ  ' ハ>〃   博物館も併設されていて
        '.  ノ    、     \ 、 _ノ ィ //    とても便利でな・・・・・・そうだ!!
        l Z__,,. 人__   ノ /ヽr‐ ´{ /
        'l t こ_` ‐-、_、   '  ,.′  v      もし娘に近づいた男や親しくなった男には、
          L 辷‐ミ=-y } / / ′  !      実際にその博物館の内容も体験させてやろう。
         }  `ーz´_  ,.  ´  /   |
         ゝ _     <     /     {      喜んでシベリアに行きたいと言うだろうな。
          /ヽ`¨¨´      /      丶



     /               ./ヾゝi|i///}               \
     |        i ./   ,  /、\ ||///;|  ,   }        \
     /   ,      | |  , /| ./;.      //|  /           }
    {,、 / .  |   || .|| |/;;;;|/:::        "  |  /i          /
       | .ト、  |   |.|.|.ヽ|ー―- 、     ___|_./_.|  |  i       \
      \| .  ト 、. | リ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.      ´  .|/ //| |     、  )
       | /\ .| \|__,. ===.._;;;;;;;;     ___" //|     /ヽ/
       /{ b,. ソ\从;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;      ィ (。) ヽ ." /  ,    /      そうね。
        / \{ \\|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;        ⌒"'ー。  / ./  /|
      /{   |\ ミ=‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;  /          ‐=彡" //| |      それが良いわ。
.   /  |i   |  ソ;;;;;;;;;;;;;;;;;;    、 ,             / ./|ノ .|.  |
  /  /|i  |  ∧;;;;;;;;;;;              ‐=彡/ .||  |  |      その場所の伝手は、
 (    ´  .|  |   ' ∧;;;;;;;;  ー- ..,,____   ,      /   |.|  |.  |      沢山あるしね。
  ゝ    .|  |   .|   ;;;;;;;;;     __   ̄       /   | |  |  .|
 /     .i|  |    | | \;;;;            //    .| .|  ト.、|\
 {      |.|   |    | |   \            "//    i | |  | \ \
 |      / |   |    | |       、   ,,..  '" /| {    | | |  ト、 .\ \
./    / ||   |    | |       ` ´     / | |   ノ | |  | .\   \ \

77 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:53:43 ID:3WS6FEPE

                   /  ̄ ̄\
                _ノ  ヽ、_   \
               (⌒)(⌒ )    |
               (__人___)     │   は、ははは・・・・・・。
                   '、'ーー´   'J |
                |        |    そ、それは、素晴らしい事で・・・・・・。
                    ヽ 、     イ
                ィヽ-ー ≦ノ7
          _, 、- ― '´ヘ:::::::::::::::::::::::::ト、__
        /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... 、
       丿;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ヽ、
       / ;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、:::: !
       /;;;;;:::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |
     / ;;;;;:::::::::::::: /;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::: |

78 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:53:56 ID:3WS6FEPE

         ┌──────┐
         │            │
         │            │
         └──────┘
           ┌───┐
           │      │
           └───┘
             ┌┐
             └┘

79 小さな名無しさん@この板は300レスまで 2014/12/25(木) 00:53:56 ID:VmRxUJLo
ルビャンカ・・・・KGBの刑務所・・・・?

80 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:54:10 ID:3WS6FEPE

             / ̄ ̄\
            /   _,.ノ  ヽ、_
            |    ( ○) (○)
           | U  (___人__)
            .|     ` ⌒´ノ__        ・・・・・・。
            |     _/  ̄\ヽ
               人、   '、/  ̄ ヽ '、
            _,/(:::::ヽ、  __'-r´ ̄ヽ  v
   _, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_γ    |
  /;;;;;;::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ    r、
 丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニニ彡〉,
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;;:::::::::\::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|

                                  ___
______________________/電話中\_____________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

     ____
   /      \
  /   _ノ ヽ、_.\      ・・・・・・やらない夫ー?
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |     如何したんだお?
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

81 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:56:45 ID:3WS6FEPE

>>79

やだなぁ、刑務所じゃありませんよ。

ただ、間違った考えを『矯正』する施設ですよ(棒)



          / ̄ ̄ \
         ヽ  _,.ノ   \                         ・・・・・・ッ!!
         (●)(● )   |           _
           (__人_)  u  |     _......-::::::::::::::::::ヽ          お、おい、やる夫!!
          }ト┬r}     |  _/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
         '、`⌒ ´     |<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::/:::::::::::\       すぐに逃げろ!!
          |      ィ {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}/::::::::::::::::::::\
        ,.<`._`ー─_´__ノ::::::::::::::::::::::::::::/:::/¬<_/::::::::::::::::::::〉
      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{//    \::::::::::::::::::人
.     /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}         ヽ::::::::/   ヽ、
   /::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i          `¬       〉
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     ____    ━┓
   /      \   ┏┛
  /  \   ,_\.  ・      へ?
/    (●)゛ (●) \       一体如何したんだお?
|  ∪   (__人__)    |
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

82 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:57:04 ID:3WS6FEPE

             / ̄ ̄\
            /   ヽ、 、__,ノ
            | u  ( ●) (●)          いいから、早く逃げるんだ!!
           |    (___人__)
            .|     ` ⌒´ノ
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  ;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/   ヽ、 .} ̄)
 {;;;::::::::::::::::::::...v::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ'   、 ヽ_ノ  ̄
  ト:::ノ..:::::::::::::...:ヽ;;;;;:::::::::\::::::::::/(     r_ノ
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/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |       ・・・・・・ん?
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83 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:57:31 ID:3WS6FEPE

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          __ノ ヽ、,_  \
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    _, 、 -― ''":::\::: ̄ ̄:::::/::::::ヽ、
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     /      \        いや、呼び鈴だお。
    /  ─    ─\
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  |       (__人__)    |
  \   ⊂ ヽ∩     <     来客かな?
    |  |  '、_ \ /  )
    |  |__\  “  /      ちょっと見てくるお。
    \ ___\_/

84 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:57:58 ID:3WS6FEPE

          / ̄ ̄ \
         ヽ  _,.ノ   \
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      /_ノ  ヽ\
     / ( ●) (●)、
    /::::::::⌒(__人__)⌒\    全く、何を焦っているんだお?
    |      |r┬-|    |
    \       `ー'´  /    とりあえず、後で聞くから今は、切るお?
⊂⌒ヽ 〉        <´/⌒つ
  \ ヽ  /         ヽ /
   \_,,ノ      |、_ノ

85 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:58:28 ID:3WS6FEPE

             / ̄ ̄\
            /   ヽ、 、__,ノ
            | u  ( ●) (●)       ちょ、ちょっと待・・・・・・!!
           |    (___人__)
            .|     ` ⌒´ノ
            |        |
              人、       |
           _,/(:::::ヽ、  __ ,_ ノ
   _, 、 -一 ''"::::::::::\ ::::::::::::::::::7、___   _______________
  /::::::::::::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.../´ ヽ、,,,_____ノ
  ;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/   ヽ、 .} ̄)
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  ト:::ノ..:::::::::::::...:ヽ;;;;;:::::::::\::::::::::/(     r_ノ
  ヽ;;;;;;::::::::::::::::::....ヽ;;;;;;::::::::/⌒ヽ::::ヽ、y-ィ´|;;;;|
   ヽ;;;;;;;;::::::::::::::::丿ヽ;;;;/....:::::::;;;;;;;;;;::);;;:::::::|;;;;|

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  \              /
  /           \ ブツリ

86 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:58:45 ID:3WS6FEPE

                 __
               /    丶
                 _,ノ ヽ、,__  `
               (○)(○.)   |     ・・・・・・。
            r「iミ(__人_)  U |.
              ///) }r┬‐|     |
             }///)、`⌒ ´    , ト、
         / ´ ノ ∧ \ 、    イ //`ー‐‐‐‐‐-、_
         }    }\/ニニ二´/ィ : : : : : : : : : : : : : >、
         i   ノ  _/ /\  / : : : : : : : : : : : :/.: : ',
        />ーー,く-//|イ:::::/∨ : : l : : : : : : : :| :/ : : : : :',
       / ̄ >、_〉. : | ./`Y / : : : 」 : : : : : : : :./ : : : :.//ヽ
      / : : : : : : : >.: : | i::::::|/ : :/ : : : : : : : : :/ : : :// : : :|、

87 ◆S.DnKL8wio 2014/12/25(木) 00:59:03 ID:3WS6FEPE

これにて今回の投下は、
終了とさせて頂きます。

見て下さった方々に感謝を。

それでは、次回もお暇な時に
覗いて下されば幸いです。

88 小さな名無しさん@この板は300レスまで 2014/12/25(木) 01:13:52 ID:BC84hdEw
やる夫くんはね、「転校」しちゃったんだよ…

乙でした!

276 小さな名無しさん@この板は300レスまで 2014/12/25(木) 15:51:04 ID:MEw9YOHc

作家のチェーホフはチェコ出身じゃないし、作家のドストエフスキーもベラルーシ出身じゃなかったような


貴族作家のレールモントフの先祖がスコットランド、プーシキンの先祖はエチオピア人奴隷だっけ

277 小さな名無しさん@この板は300レスまで 2014/12/25(木) 18:29:41 ID:OAJg/Yxk

>>276
あくまで先祖がそこの出身だった、ってことでしょう?
全国の藤原さんが全員藤原氏の子孫じゃないように

278 小さな名無しさん@この板は300レスまで 2014/12/28(日) 23:53:14 ID:IlSScUcY
実は全国の藤原さんに藤原氏の子孫はほとんどいない
先祖を辿れば血の一滴くらいは流れてるかもしれないけど

279 ◆S.DnKL8wio 2014/12/30(火) 01:26:08 ID:8AOKxFkw

>>276 >>277 >>278

そうですね。

>>277さんのおっしゃる様に先祖が、そこの出身だった
若しくは、それに関係していたという事です。

また、姓では、貴賤に関係なく同じ様なあだ名が由来の姓や
貴族の領地の農奴などが、貴族に肖る為に同じ姓を付けた例もあります。

例えば、『Гагарин』「ガガーリン」という姓は、
15世紀頃の貴族であるゴリツィン家当主が、
『Гагара』「ガガーラ」という(鳥の名前)のあだ名で
呼ばれていた事から由来する姓だとされます。

元々、貴族のあだ名に由来する姓ですから
「ガガーリン」は、基本的に貴族の姓として知られています。

しかし、元が、鳥の名前に由来するあだ名の為、
ゴリツィン家に関係の無い人物が、同じあだ名を付けられた結果、
「ガガーリン」という姓を持つ人も居ますし、
また、「ガガーリン」という貴族が、持っていた農奴が、
それに肖って「ガガーリン」という姓を名乗ったりしています。

あの人類初の宇宙飛行士となった
『Юрий Алексеевич Гагарин』
「ユーリイ・アレクセーエヴィチ・ガガーリン」
も「ユーリイ」という名前から分かる様に
貴族に連なる人ではありません。

101 小さな名無しさん@この板は300レスまで 2014/12/27(土) 05:02:09 ID:vTAkdOfc
作品に活かせる気はしないけど、人名の歴史については非常に勉強になるなー

107 ◆S.DnKL8wio 2014/12/30(火) 01:42:38 ID:9jBDaeVg

>>88 >>90 >>91 >>92 >>97
>>98 >>103 >>105 >>106

果たしてやる夫の運命や如何に!?

次回の投下をどうかお楽しみに!!



>>102 >>105

インドも取り上げる予定です。

前述した様に姓の文化は、その土地や民族の歴史等が、
背景にある為、多種多様です。

その為、一国を取っても地域差等が、存在していたりします。

このスレでは、分かり易くする為、
焦点を当てた国や民族の中で比較的主流とされる物を
中心に取り扱っています。

その為、異論や派生などが、数多く他にも存在しています。

それらを調べる事も面白いかもしれませんね。

109 ◆S.DnKL8wio 2014/12/30(火) 01:45:01 ID:9jBDaeVg

>>101

作品に生かす、
ですか……そうですね。

例えば、
騎馬系の異民族やそれらの影響にある民族等では、
姓を出さず、名前のみにして名乗る際には、
「○○の息子□□」や「××の娘▽▽」、
若しくは、「(土地名)の◇◇」、「(あだ名)の△△」とすれば、
異民族らしさが、出るかもしれません。

また、ヴァイキング等では、北欧神話に関係する名前以外に
船や航海に関係する名前が、良く付けられていた様です。

例えば、ノルマンディー公国を建国したロロや
ノヴゴロド公国を建国したリューリュクは、
共に(船を漕ぐ)等を意味する航海に関係する名前です。

これを参考して例えば、
古くから政治に関わっていた一族には、政治に関係する姓や名前が、
宗教に関係していた一族には、宗教に関係する姓や名前、
例えば、ロシア編でも出た(聖母の庇護)を意味する
『Покровский』「ポクロフスキイ」等を
付けるのも良いかもしれません。

また、同じくロシア編で言及しましたが、
『罪と罰』の「ラスコーリニコフ」(打ち割る)の様に
登場人物が、作中で行ったり、されたりする行動等を
表したり、暗喩したりする姓や名前を付けるのも
面白いかもしれません。

□ やるやらと学ぶ人名講座 ロシア編Ⅳ
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ロシア、恐ロシア。
[ 2014/12/25 12:07 ] [ 編集 ]
なんで姓のみならず父称までAA元から変えたのかと思ったらそういう事だったのかw
[ 2014/12/25 21:50 ] [ 編集 ]
>やる夫くんはね、「転校」しちゃったんだよ…

「やる夫め!転校させられてみせるなどと!」
「だが奴を責めるわけにはいくまい。事前に禁止事項を理由を添えて具体的に説明しなかったのはやらない夫だ」
[ 2014/12/25 22:23 ] [ 編集 ]
「ツンドラの 色が奇麗と やる夫言い」
やる夫のバカ
[ 2014/12/26 22:55 ] [ 編集 ]
>「ツンドラの 色が奇麗と やる夫言い」

おい、うますぎるよ!
[ 2014/12/27 20:18 ] [ 編集 ]
 
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