嗚呼！　やる夫道

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　〃´/ 　 7ヽ,
　　　　　　　　　　　　　　　　 // /　　/ .//}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 // /　　/ .// /'￣ヵ'￣ヵ'￣ヵ'￣,ヵ'￣ヵ'￣ヵ'￣,ヵ'￣ヵ'￣ヵ'￣,ヵ'￣ヵ'￣ヵ'￣'7
　　　　　　　　　　　　　　　// /　　/ .// / 　//　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //
　　　　　 　 　 　 　 　 　 // /　　/ .// / 　//　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 //　 //
　　　　　　　　　　　　　 // /　　/ .// / 　//　　　やる夫は始皇帝の父と呼ばれるようです　　　//　 //
　　　　　 　 　 　 　 　 // /　　/ .// / 　//　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 //　 //
　　　　　　　　　　　　// /　　/ .// / 　//　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //　 //
　　　　　 　 　 　 　 // /　　/ .// /　 //　　　　　　　　 　 　 第二十四話　　　　　　　 　 　 　 //　 //
.　　　　 　 　 　 　 // /　　/ .// / 　// 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//　 //
　　　　　　　　 　 //_/＿_/_.// / 　// 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　出師　　　　　　　　　　　 　 .//　 //
　　　　　　　　　〃ｨ7三ミヾ//./ 　//　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 //　 //
　　　　　　　　　{l「（{{句j刈}｝./ 　//　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //
　　　　　　　　　ヾ弋沁少ｨjﾘ＿,ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'＿ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'＿ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'＿ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'___//
　　　　　　　　　　ヾ＝一"'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ'ｰ'′






.

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃　できる夫は一つ頭の痛い問題を抱えていた
┃
┃　この時代、功臣に自治権や徴税権のある領地を与えることが通例である
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───







　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　 ／　 　 　 ＼
　　　　　　　　 　 ／_,ﾉ　　　＼　 ＼
　　　 　 　 　　／　（ー） 　（ー）　　 ＼　　　　　仲父の領地をどうしましょうか？
　　 　 　 　 　 |　　　　　 ' 　　　　　 　 |
　　　,'⌒　＿　＼ 　　⊂ﾆﾆ⊃　　　／
　　　ヽ＿ノ　　 ／　　　　　　　　　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　´　　　　　　 　 ｀ヽ、
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　 ﾞ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　,/ﾞ　`―-::::::::::::::: -―´　　　　 ﾞ',
　　　　　　　　　　　　　　　,/'　 (　◯ ):::::::::::::( ◯　） 　 　　　i　　　　 ああ、わかっています
　　　　　　　　　　　　　　　i!　 　ﾞｰ-''"　　　　｀-ｰ ´ 　 　 　 .|　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　i　　　　 　　 ´　　　　　　　　　　　l　　　　　　うまく私が王になった暁には
　　　　　　　　　　　　　　　i!　　 　　､────´|　　　　　 ,i'　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　 ﾞi､　 　 　＼＿＿＿_/　　　　 ,/　　　　　　　　秦を二人で分けあいましょう！
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､　　　　　　　　　　　_,. - '"￣´"ヽ　
　　　　　　　　　　　　　　　／＿＿-`:':´:.:._,.. -　' ' ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:..￣｀ﾚ‐､
　　　　　　　　　　　　　　　＼:.:.:.:.:.:.-`:':´:.:.:.:.:.:.:.:.::/.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:...:..:.／.:.:.:.:＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.://／:.:.:.:.:.:._,.:-:.:'::.:.:.:.:.:.:´￣｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　}:.＼:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／／:._,:.‐:.':´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,. -ー‐::
　　　　　　　　　　　　　　.:.:.:.:.:＼.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:／-:':':´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :＼_,:.‐:':´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.



⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ
　　　　　　　　　　　　　○
　　　　　　　　　　　о
　　　　　　　　　 　　｡

　　　 　 　 　　　＿＿＿_
　　　 　 　　　／　　　　　＼
　　　 　　　／　＿,ﾉ　　⌒　＼
.　　　　 ／ 　 （一） 　（ー） 　 ＼　　　かつてこんな約束をしているわけで
.　 　 　 | 　 　 　　　´　　 　ij　　|
　　　　　＼ 　　 　⊂つ　 　 　／
　　　　　／　　　　　　　　　　 ＼

　　　　　 ／￣￣￣＼
　　　　／　ノ　　　 ヽ　＼
　　 ／　　（●） 　（●）　＼ 　　　　仲父に重い恩があるのは確か
　　| 　　 　　　　´　 　　　　|
　　＼　　 　　 ｰ=‐'　　　／　　　　　　しかも私だけではなく母上もです
　 　ノ　　　　　　　　　　　＼

　 　　　　　｡
　　　　　　о
　　　　　　　○　　　　　　　　
⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ



/　 :/::　　　　/　　 　 　 .:′|　 :|　　　　　　 '.　　　 '.
　 .:′　　 　 ′　　　 　 :|　 |　 :|　 |　　　| 　}
　　　　　 　 {!　　 :l:」 __i :|　 |　 :|　 |　　　|　.:　|
　　　　　　 .:|　　 .:| |　 i :｢　iﾄ､ :|　 l　'⌒Yヽ!　|　　　 :}
　　　　　　:八　:! .:l寸芋ミ､八　:|　 | 　 ノ|　:!　|
　　/　　 :/ :|:.ゝﾄ从 ﾟf ri;/:ﾄﾞ､ ヽ{＼{　(‐_」__j　:!　　 ,′　できる夫が人質に出されてから
　:/　　 :/ : :|: l :!　　 乂/ソ　　　 　 Y７;r～L从　 /
.:/　　 :/ : :/|: l :! 　 　 ´¨¨`　　　 　 {:.V⌒ﾌ:ｧ　　　　　　　私はミク太后に後宮を追われずっと苦労して生活すていましたが
:′　.:/ : :/ :|ﾚ从　　　　　　　　 　 〉 }:.乂彡′イ
　..:／ : :/ : :|､::::.　　　　　　　　　　　└y′! 　 :|　　　　　　　相邦とやらない夫殿がお世話をしてくださったのです
:／ : : :/⌒f({ヽrヘ:.　　　　　 - ､　 (_,ノ　　|　　:|
: : : : :/:＞ｲ⌒ヽ. . .）:..　 　 　 ｀ 　 ィ　|　　:|　　:|
: : : :// : : :ヽ: くr～ｧ＞ヘr～＜}: : :!　|　　:|　　:|
: : :/ :｀＞=ミ:＼ヽ:廴;_. . ({／.／: : .:!　|　　:|　　:|

　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　´ 　　　　　　｀　ヽ　＿
　　　　　／　　　　 　　　､　　　　(＿ ヽ
　　　 ／　　　　　　　､＿ ｀ヽ＿,,}　 ヽ　｀ヽ
　　 / 　　　　　　 　　 　｀ﾞｔｯ≧､´　 ハ　　 /＼
　　ｌ　　　　　　　　　　｀ー--'　　　 ｀化ヽ /　　ヽ　　　　　しかし、軍功も無く大きな領地を封じると
　　i　　　　u　　　　　　　 　 　 　 、　 ヽ　∨　　 ﾊ
　　ｌ　　　　　　　　　 　＿ 　 　 　 ' 　　 　ｊ　　　　ハ　　　　ミク派を刺激してしまうかも
　　 ',　 　 　 　 　 　 ´ 　 ｀ー――-､　　 ｌ
　　　ヾ ｀ ー-､ 　 　 　 　 　 　 　 　　　ﾉ　　　　　　ｌ
　　／　　｀　ヽ　｀ー- ､　ー '　　　ヽ／　　　　　　　ｊ
／　　　　　　　＼　　 ﾊ　 ｒ―､ イｌヽ　　　　　　　 /　　　　　　　※領地を封じる　自治権や徴税権がある土地を臣下に分け与えること
　　 　 　 　 　 　 ﾊ　/　}　ｊ ヘ 〉　∨　　　　　　 /　　　　　　　　　　　伝統的に軍事行動で功績が発生した場合に与えることが多い



　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 .　 -――-　、
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　 　 　 ＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 , '　　　　 　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　 　 / 　 　 　 ＿_,ノ ′' ｰヘ　Y
　　　　　　　 　 　 　 |　　　　《 　● ）　 （　●》 !　　　　擁立しようとする次期王が異なる仲父とミク太后が
　　　　　 　 　 　 　　|　　　　 ｀ ￣ ´　　 ｀　　　.}
　　　　　　　　　　　　V　　　 　　　　_＿´__　　 /　　　　　裏で結託してる可能性も全ては否定することはできないしな
　　　　 　 　 　 　 　∧￣ﾍ 　　　　< ＿ ／ .／
　　　　　　　　　 ／::::::::::ヽ ＼　　　＿＿_／　　　　　　　　　常識では考えにくいことだがあの二人は何か変だ
　　　　　　 　 ／::::::::::::::::::::ヽ.　＼_, -'´
　　　　　 　 /:::::.＿:::::::::::::::::::ﾍ　　.>ﾊ

　　　　　　 ． ─―─‐ 、
　　　 　 , "　　　 　 　 　 ＼
　　　　/　　　　　　　　　　　＼
.　 　 /　　　　　 　 ＿／::::::＼_ヽ　　　　　 そもそも私が王に成れたのだって
　 　 |　　　　　 　 　 　 ::::::::::::::　:..　　　　
　 　 |　　u　　　　（　ー):::::::::( ー)　　　　　　仲父の謀（はかりごと）がミク太后に受け入れられたことがはじまりだしな
.　 　 ＼　　　　 　 　 　 　 ´　　 /　　　　
　　　　 ,＼ 　 　　　　　` ｰ‐‐／
　 　 ／　　` ｰ─　　 　 　 　 ＼



　　　 　　　／￣￣￣＼
　　　　　／　ノ　 　 ＼　＼
　　　 ／u　（●） 　（●）　 ＼　　　気をつけるにこしたことはない
　　　 |　　　　　__´__　　u　　 |
　　　 ＼　 　　.L:::::ﾉ　　　 ／
　　　 ／ 　u　　　　　　 　 ＼

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃　その頃、秦に大きなニュースが入った
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───



　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,!:;;;!　　 　 ＼`ヾ;;;:､ミ､;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i!
　　 　 　 　 　 　 　 　　 〈:;;;;!　　　 　 　`ヾ､ﾄﾄ､三ﾆﾆミヾ;;;;;;|
　　　　　　　　　　　　　　 ヾ!ｰz､､_,,　　　　　_,,,,､`ゞ三二ミﾐ;|
　　　　　　　　　　　　　　　 〉 ｀`ｰヾ!;:.　r≦ﾃｧ=ｭ　ﾞi三三二i!
　　　　　　　　　　　　 　 　 l　　 　 ﾉ 　　｀`　　　　　!::/^ヾ;;/
　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾞi　　　/　　　　　　　　　ﾘｲ> |;/　　　　　間違い無さそうですな
　　　　　　　　　　　　　 　 　i　　〈 ;:. _,　　　　　,′　ｿ／;:!
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ', 　 _　 　 　 　 　 　/^ ｲ;;;;/
　　　　 　 　 　 　　　 　 　 　 ',　　二ﾆ''ｰ　　　 /: 　 |;:/
　　　　　　　　　　　　　　　　 _ﾄ,　　　　　　　／:.::. 　 ﾘ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 //.;.ﾞ､__ ＿_ , イ:.:.::::.:. 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　//　　｀`''ｰ- ､::::.:.:.:...:　　,」
　　　　　　　　　　　　　 _ノ/＝= ､　　　r‐ `''ｰrr‐ '''7{
r‐r─r‐r＝=ｭｰ --‐''".::ヾﾄ､　　 ヽ　__ｿX(^U l|! ｀7( l|
ﾄ､ﾄ､　ﾄ､ﾄ､　　ﾞi.:.:::::::::::::::::::::.:｀ヽ､　　｀ー'^ｰ-､jl|| //ﾊj〉､＿
　＼＼. ＼＼　j!.:.:::::::::::::::::::::::::::.:.:｀ヽ､　　 ＿_」|L <,イ:::::::.:.:.｀`'''ｰ- ､



　　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ／::::::|
　　　　　　　　　　　　 　 ／::／|:::| ,. ＜￣　｀≧=-　_　　　＿_
　　　　　　　　　　　　　 ,ﾚ⌒ヽ.|:::|-／⌒: :, :__:.∧: : : ＼／::l:::|
　　　　　　　 　 　 　 ／　　 　 }::ﾘ': : : : : / : : : Vﾑ : : : : ＼ |::|
　　　　　　　　　　　/: : : : : : :./ｲ: : /; : /{: : : : : ∨ｉ: : : : : :∧ ﾄ,
　　　　 　 　 　 　 /: : : : : : :./: : : /: : /　V: : : : : i:.|: : : : : : ハ|∧
　　　　　　　　　　′: : : : : :,_: : : :l:../l￣｀`V: : : : :i:!: : : : : : : :.i: : i
　　 　 　 　 　 　 i: : : : : : :.,'::! : : :|/ {　U　　'v:ﾄ､:.ﾘ: : : : : : : : |:..:.|
.　　　　　　 　 　 |: : : : : : ,'{::|: ; : :lr┬--z　　 ＼ ＼:＼:.i: : : : ! : |
.　　　 　 　 　 　 |: : : : : :.l Ll:/: : :| └- '　　　　 rf‐-ミ./: : ﾘv|: :.|　　　　　そうみたいね
　　　　　　　　　 |: : : : : :.l　.|:v.: : |　 　 　 　 　 　 ー' /::}ｲ/: }': : |
　　　　　　 　 　 |: : : : : :.|　.|:!∨: ﾄ.　　 　 　 '　　　 ./: : :/: : : : : |　　　　　　複数の筋から情報が入ってるから
　　　　　　　　　,: : : : : : :|　从　ｖ lｘ＼　t___ｭ　 　 .ｲ: ; : : : : : : : :|
　 　 　 　 　 　 ,: : : : : : :.|　　　　V:.`＝z　__,.. ＜　 l:∧:. :. :. :. :. :| 　　　　　　　時代錯誤なことするわね
　　 　 　 　 　 ,': : : :.γ´￣　ミへ.＼ト .,　　_|ﾍ　＿/　∨: :. :. :. :.|
.　　　　　　　 ,': : : : :,'　　　　　　}ﾑ　　　/V　 ∧　　　　i: : : : : : :.|
.　　　　　 　 ,' : : :. :.i　　　　　　 }iハ　　′⌒∨.|〉‐-　_ V: : : : : :.l

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┃　東周の昭文君が秦征伐の激を飛ばしているというのだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───




　　　./　/　　　　　　|　　　 　 　 |　 ＼.　 　 　 i　 ∧
.　　 ,′′　 　 　 　 |　　　　　|　|　　　＼.__ |､ |　　∧
　　 ′i.　 　 　 　 　 |　　　　　| ,ﾑ.‐　¨￣ヽ | i !　　　i
　　i　｜　　　　　　 ！　　　　 |/　　　　　　Ｎ ﾚ 　 　 l
　　|　 |　　　　！,. ィ弋¨　　 l/′ 　 ,ｘ=＝ｋ,　Ｙヽ　　|
　　|　 ∨　　 |, ﾍ ､ﾍ　 ＼　/　　　 ｆﾍｎ__,ﾊ|’　|　} 　 |　　　　東周君がねぇ
　 ！　 ∨　 'ﾍ.、ﾍ.＞＝ｋ｀　 　 　 　 ゞ- ' | 　 ∨　 ∧
　　 '.　　ヽ ＼　ヽﾞi代､_,小.　　　　　　　 　 | 　 ｜　　∧　　　　孝文王の喪中に…
　　　∨　　＼___､__＞ゝｰ'´　　　、　　　　　ｊ　　｜　l ﾄ､ﾍ
　　　 ∨　　　 ヽ.　＼　　　　　　__.　 '　　 /　/ /　∧|　 ｀
.　　 　 ｉ　　　　　　 ー＼　　　　　 　 　 ／! ,ﾑｲ.／
.　　 　 |　　 |　　＼　 　 ｀ ､ｰ-　 ..　_／　 |/　 ´
　　　　.l　　 ﾄ､＼＿_､ト---｀ｰ─| 　 　 　 ヽ
.　　 　 | ∧ﾄゝ ￣　　　　　　 　 /　　　　　　｀　　._　　_
　　　　j/　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　 　　 　 　 ｀7　ﾝー- 、


　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　　　 　 　　＼
／ 　　　　　　　　　　＼　　　　今頃そんな権威を持ちだしてもどの諸侯も動きませんお
|　 　　　＼　　 ,＿　　 |
/　　ｕ　 ∩ノ ⊃―）／　　　　　しかし、これは…
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　┃そもそも周は姫発が興した封建的な王朝でその力が弱まったことにより戦国時代（劇中）が到来した
　┃
　┃日本で例えるなら室町幕府の足利家の力が弱まって守護大名が争い出し、戦国大名も台頭して来たようなものである
　┃
　┃周王朝が興ってから既に800年が経過し、その力はとうの昔に失い、権威だけは辛うじて残っている
　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　　　　／　　 _／　　　　　　　￣ゝ　　　　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　/ /／　　 　__｣　　,　　　--ﾄ､_　　.i　　　　//
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l／　_, - '　　_〆こ_----　　i　￣ﾍ_ゝ　　 .7
　　　　　　, -ー- ､_　　　　　　　　　〈孑'"　 _ - ':::::::::::::::ﾞ::-.., 　　 i　　　　~ﾌ　,'
　　　　 ／　　　　　 ＼　　　　　　　　 i　　／::/i::/i:::::::i',:::_::::::::ﾞ'..-..レﾍ　／　.,'
　　　／　　　　　 テ .いヽ　　　　　　 .i ／:::::::i _i:i　i:::::::i ',iヾ,ｪ､::::::::::::'-,V　　,'
　　/　　　　　　　.メ　い　' ,　　　　　く/::::::::::ik-+,ｫ､',:::::i_'≠'ｮｭヽ,::::::::::',-､_ ,'
　./　　　　　　　　ェ　か　　i　　　　　 i {::::::::i,　ヽｬ'〃iヽi　ヾ='‐'".i＼::::i　~fﾌ
. i　 　　　　　　　 ら　　　　　i　　　　　{ ヽ:::i .',≠　 く　　 .／∠ /{ 〆ヾ;i!ヽ,/､
.i　　 .ね 遅 .祭　！　　　　　L_　　　　i! iヽi.ヾ,ヽ、　､-‐‐ｧ　　/i〃~ヽ-i!_ ヽ,ヽ,
{　 　 ぇ .れ　り　　　　　　　/￣　　　 ヽi/　　 ヾi ゝ,.ヽ, .ﾉ　, '　i/__ir,_　 i!ゝ_ > ヽ
ヽ,　 .ぞ .ん .に　　　　　　/　　　　　／　　_〃F yi .ヽ､_ン- ､ yヽ､　~ヽ　/./ヽ
　 ヽ, !!!　じ　　　　　　　 /　　　　／　　／　 r iヽ,___/　／￣ﾞ＼　 丶,　ﾞ　./ﾊ/-ュ
／　/ヽ,　ゃ　　　　　∠_　　　∠_　　〈　　r=i ヽ,ヽ-{　/::::　　　...'y　　　　/　／　 i　　　←姫発
-‐'　　　ﾞヽ､＿＿_,／／ ￣〆　　 ﾞ -　〉／　 ヽ ヽ i ヽ{::::::::::::::::::/　　　 /／



　　　　　　 ｀ ＜::::::::::::::::::::::::::,＝ ､:::ﾊーr ､ｰ,= ､/::::::::ヽ _ , イ /
　　　　　　　　　 ｀ ＜:::::::::::,ｲ:::::::/:::::::}:::::::∧::::::::ヽ::::::::::::＼ 　 {ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 ｀／:::::::::/::::::::/::!::::::∧:::::::∧::::::::::::::ﾊー'　〉
　　　　　　　　　　　　 ,.:::::::::::::/:::::::::/::::|::::::::∧:::::::∧､::::::::::∧_ ,ｲヽ
　　　　 　 　 　 　 　 /::::::::::::/:::::::::/ |::∧::::::::∧:::::::∧ヽ:::::::::∧ 〈　}
　　 　 　 　 　 　 　 ,.:::::::::::::;.:::::::::/￣ 二ヽ::::::::|ヽ二 ￣∨:::!::∧ﾊノ
　　　　　　　　　　　|:::::::::::/!:::::::::| r ´ ,_ﾊ .∨:::|´ ,_ﾊ ｀ヽ!::::}:::::::|,ｲ　　　　このスレだったら「埋めネタ　伯夷列伝」見てもよいぞ
　　　　　　　　　　　|:::::::::/ |::::::::::! ゝ　ゞｿ　∨:|　ゞｿ　/ |::/ヽ::::|
　　　　　　　　　　　|::::::/　.∨::::::!　´ ￣　〈i ヾ　 ￣ ｀　.}'- 'ﾉ:::|
　　　　　　　　　　　|:: /　　 ∨:: |　　　　　　　　　　　　/イ:::/}ﾉ
　　　　　　　　　　　|:/　　　　ヽ::{ヽ　 　 r―　､ 　 　／:::/ﾚ' ﾍ
　　　　　　　　　　　i'　　　　／ ヾ,　＼　 ー ‐' 　 ,　 /_i'|　　 ∧　　　　←その軍師　太公望
　　　　　　　　　　　　 　 ／-　´ {‐＜ }ヽ　__ , イ　, ィ 7　＼　∧
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _r‐ﾉ　　 ＞ ､ ＿　イ　　 {- ､　＼∧
　　　　　　　　　　　　　,　＜: :|〈´￣　ヽ　　　＿　, イ　}　|＞　､ヾ

　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　┃　東周の昭文君は、今わずかに残った権威を使い、諸国に激を飛ばして連合して秦を攻めようとした
　┃
　┃　秦の王が相次いで変わったのでつけ入る隙があると思ったのかもしれないし、
　┃
　┃　あるいは、この頃、周は秦に圧迫され続けていたため生き残りを賭けた博打だったのかもしれない
　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───




　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.　　 　 　 　′:::::::::::::::::::{＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧=‐
　　　　 　 {::::::::::/{::::::::::::| 　＼:::ﾊ:::__::::::::::::::::::::＼
　　　　　　|:::::::::ﾄ ＼::::::::',　　 斗}ｘ≦､:::::::::::::＼⌒
.　　　 　 　',::::::::',≧ﾁ､:::{ヽ 〃 じﾘ　} |:::::::::::::::::::＼
.　　 　　 　 }::::{ヽ　ゞｿⅥ 　 　｀¨ 　 /／｀:::::::::ﾄ､⌒　　　　　もうDEADENDフラグがたってしまっている！
.　　　 　 　 }:::::＼. ｀ 　 !　　　　　　　　}´ }:::::::≧=‐
. 　 　 　 　 ｊ/',{､:}｀　 　 　 　 　 　 　 '´／／｀　　　　　　　　　皆で協力して秦を討とう！
　　　　　　　　　∧ 　　 V￣ヽ　　 ｨ ¨´:::ﾆ=‐
　　　　　　　 　 　　＞. 　￣ ´　／　{⌒,´
　　　　　　　　　 r-‐'¨:.}｀ ‐‐≦ 　. ＜:.:.:|
　　　　　　　　　 |:.∨　＼ｒ‐‐＜´ . ＜:.:/｀ ー―-......､
　 .....-‐.:.´￣￣´{:.:.:.＼_〈∧r‐':.:´:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',　　　←東周君　昭分君
　{:.i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ,＿__{ }!. {:.:. -‐ ＜:.:.:.:.:.:{!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',


　 　 　 　 　 i　.: : : : : : ,:' : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:，
　 　 　 　 　 } .: : : : : : : : : : : : :ヽ.: : ､ : : : : : : : .:.:.:.:i:.:.:.:.:.:
.　　　　　　 / : : : : i : : i : : : : : : : ＼.:ヽ:.. : : : : : : :.:.i:.:.:.:.:.:!
　　　　 　 /.:.!: : : .:i : : :i:. : : : .:. .: .:.:.:ヽ.:.'，.: : : : : : :‘;.:.:.:.:.l
.　　　　　´¨´i: :. :. i-‐‐{!,:. : .:. .:.:i!＿.:.:.:.:.:.:.:. : : : : :. :.‘;.:.:.:.i　　　　
.　 　 　 　 　 i: :.: .:.{!Ⅵ仆､.: ..:.:.:ﾊ.:.ﾊ｀ヽ!.:.:.:.:. : :. :.:.:. .:.:辷'ア
　　　 　 　 　 i :.i.:.:.:ｲ!丐ｉﾍ＼.:.;i{ }/=ﾊ从,ｲ:.:.:.:.:.:.:ｉ:.:.:.:.:.:.:.ノ　　　　　守るよ昭文君
.　　　 　 　 　 Ⅵ圦ﾑゞ=' 　　ヽﾍ ｲ丐ｉヾ, }:.:.:/.:.:.ﾊミ＝'´
　　　　　　　　　 | : !|　　　,　　　　 ゞ='　厶イﾑ'７ﾞ}.:.:./
　　　　　　　　　 |:.:八　　 ､　　　 　 　 　 |: : :.:i! ノiイ.:'，
　　　　　　　 　　|: : : ヽ　　　　　　　　 　 |: : :.:!´　|:.i:.:.:i
　　　　　　　　　 |: : :.:.:| ＼ ｀＝ '　　 　 ..:|: : : ｌ 　 !:.i.:.:.i
　　　　　　　 　　|: : :.:.:|　　＼＿　｡ ＜´　!: :.:.:!､　ｉ:.:!. :.i
　　　　　　　　　_|: : .:.├　´　 , '}　　 　　 ! : : :i　｀マ.:. :.!　　　　←昭文君夫人
　　 　 　 　 　 / |: : i.:.;’　 　 {: ﾉ 　 　 　 !: .: :.i 　　 ＼.:!

　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　／.u　　　　＼
　　　　　 ／　　 ＼ ,　, ／＼　　　　　群臣を招集しなさい
　　　　／　 　 （●）:::::（●） ＼
　　 　 |　　 　 　　___´__　　　　|
　 　 　 ＼　 　 　 |r┬-|　　,／､
　　　　　, -‐ (_).ヽ`ー'´　 　ｨヽ
　　　 　 ｌ_ｊ_ｊ_ｊ と)　　　　　 　　　i
　　　　　 ￣`ヽ　　　　　　　　|　l




　　　　　　　　　　　　　　 .　´ ￣　｀ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 ／　／ ￣￣ ヽ',
　　　　　　　　　　　　 ｌ　 /　.ｨ┐ ｌ　　　.
　　　　　　　　　　　　ｌ⌒ヽY :::::|　ｌ　|ヽ |
　　　　　　　　　　　　|　 .u |::::: ＼／ ::| | 　　　　はは！
　　　　　　　　　　　　|　 　 ＼ :::::::::::::ノ |
　　　　　　　　　　　　|　　　　 |::::::::::::l　 |
　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ヽ　　 }:::::::::::{　/
　　　　　　　　　 　 ,. ィ二 ＼　＼／　/＞　.
　　　　　 .　＜ ￣　　　　　　 ` ー─ｲ　　　　 ＞　.
　　　 ／　　　 ヽ　　　　　　　　 ',　|　|　　　　　　|　 ＼
　　 /　　　 　 　 |　　　┌─､ 　 |. |　| 　 ィ￣/　|　　 ∧
　　 |＿＿　　 　 l　　 　 ', 　 ＼ .|. |　l　 /　 /　 .|　　　∧

　 　 |∥|.　 |:::　 　　 | 　 ＼ ││││││││││││││ ／ 　 |　 　　 :::| 　 |∥|
　 　 |∥|.　 |:::　 　　 | 　 三 　 　　 　 　　　　　　　　　　　　　　　 三 　 |　 　　 :::| 　 |∥|
　 　 |∥|.　 |:::　 　　 | 　三　　できる夫王　　　万　歳 　！ 　 　 三　 .|　 　　 :::| 　 |∥|
　 　 |∥|.　 |:::　 　　 | 　 三 　 　　 　 　　　　　　　　　　　　　　　 三 　 |　 　　 :::| 　 |∥|
　 　 |∥|.　 |:::　 　　 | 　 ／ ││││││││││││││ ＼ 　 |　 　　 :::| 　 |∥|
　 　 |∥|.　 |:::　 　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 　　 :::| 　 |∥|
　 　 |∥|.　 |:::　 　　 |　　　 　 　 　 　 　 　＿＿＿　　　 　 　　　　　　　|　 　　 :::| 　 |∥|
　 　 |∥|.　 |:::　 　　 |　　　 　 　 　 　　 r'´;- 　- 、ヽ　　　　　　　　　　 |　 　　 :::| 　 |∥|
　 　 |∥|.　 |:::　 　　 | 　　 　 　 　 　 　 / (● ●）ヽ　　　　　　　　　　　|　 　　 :::| 　 |∥|
　 　 |∥|.　 |:::　 　　 |　　,: ,i, ;,　 　 　 　lゝ　 -'-　ノ|　　　　 　 ,: ,i, ;, 　 .|　 　　 :::| 　 |∥|
　 　 |∥|.　 |:::　 　　 | 　,ｊ|_||_|ｉ,　　 　とヾ⌒"""ﾟi⌒ﾌつ.　　　 ,ｊ|_||_|ｉ,　　|　 　　 :::| 　 |∥|
＿＿|∥|＿.|:::　 　　 |　　 (ii)＿____　　{ﾆ}ﾉ　　ノ､ゝ {ﾆ}　 　 　　.(ii)　　　|　 　　 :::| ＿|∥|＿＿
　 　 　　 　 |:::　 　　 | 　　 }{　　 　　 　|└ｌ⌒ｌ-ｌ⌒ｌ┘|　　　　 　.}{ __＿_|　 　　 :::|
.￣￣￣￣. |:::　 　　 |￣　 ii￣￣￣ @ﾉ ﾉ（＿）（＿）ヽ @￣￣　 ii.　　　.|　 　　 :::| ￣￣￣￣
　 　 　 　 　|:::　 　　 |.　　 {.}　 　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|　　.{.}.　　　|　 　　 :::|
　 　 　 　　 |:::　 　　 |　　 八.　　|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| 　 .八 　 　|　 　　 :::|
　 ∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　∧＿
　（　　　　）（　　　　）（　　　　）　　　　　 　 　 　　　　　　　　　（　　　　）（　　　　）（　　　　）（
＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　　 ）　　　　　　　　　　　　　　　　　 （ 　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　∧
　 　 ）（　　　　）（　　　　）　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| .（　　　　）（　　　　）（　　　　）（
　 ∧＿∧　 ∧＿∧　　 ）＿）　　　　　　　　　　　　　　　　　 （＿（ 　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧
　（　　　　） （　　　　）　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　（　　　　）（　　　　）（　　　　）

　　 　 　 　　　＿＿＿_
　　 　 　　　／　　　　　＼
　　 　　　／　＼　　　ノ 　＼　　　　　相邦、やる夫
　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　　　　|　　　　 　 ,-､　　　　　 |　　　　　状況の説明を
　　　　＼ 　　 　 '⌒`　　　　／
　　 　　ノ　　　　　　　　　　　＼


　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿_
　　　　　　　　 r〃〃〃 f７⌒ろ）
　　　　　 　 　 l∥∥∥　|| 　 f灯
　　 　 　 　 　 |∥∥∥　|| 　 |　|　　　　 はは！　
　　 　 　 　 　 |儿儿儿._」　 ⊥厶
　　　 　 　 　 〔＿_o＿＿＿_o_≦ﾄ､　　　　東周君は諸国に檄文を飛ばしまして大秦の情報網にかかりました
　　　　　　 　／　─　 　　─　　　＼　　　　　　
　　　　　　　| 　（●） （●）　　u.　　 |　　　　大秦の一連の軍事行動を周に対する不敬行為として
　　　　　　　|　 　（__人__）　 　　　　 |　　　　　　
　　　 　 　 　＼ rテ ノ´　〃　　 ／　ｰ- ､　　　諸国の兵を集めて討つつもりです
.　　　 　 　 ,ｨ(⊆≧ﾘ≦⊇)〃　　 /　　 　 rｸ＼
.　　　 　 ／ 　 |￣r少}¨￣〃　　 /　　　　/′　ヽ
　　 　 〃 l　　 |　 l| | l|　〃　 　 /　　 　 /　　　 └ヽ

　　　　　　　ガヤガヤ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まさか大きな合従軍が結成されてしまったのか？

　　　　　　　　　　　　　ワイワイ

　 ∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　∧＿
　（　　　　）（　　　　）（　　　　）　　　　　 　 　 　　　　　　　　　（　　　　）（　　　　）（　　　　）（
＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　　 ）　　　　　　　　　　　　　　　　　 （ 　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　∧
　 　 ）（　　　　）（　　　　）　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| .（　　　　）（　　　　）（　　　　）（
　 ∧＿∧　 ∧＿∧　　 ）＿）　　　　　　　　　　　　　　　　　 （＿（ 　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧
　（　　　　） （　　　　）　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　（　　　　）（　　　　）（　　　　）

※合従軍　強国であった秦に対して諸国が同盟し連合軍を組むことが度々あった
　　ちなみに史記では6ヶ国合従軍事同盟を作ったのが蘇代の兄である蘇秦とされている




　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿_
　　　　　　　　 r〃〃〃 f７⌒ろ）
　　　　　 　 　 l∥∥∥　|| 　 f灯
　　 　 　 　 　 |∥∥∥　|| 　 |　|　　　　
　　 　 　 　 　 |儿儿儿._」　 ⊥厶
　　　 　 　 　 〔＿_o＿＿＿_o_≦ﾄ､　　　　　　
　　　　　　 　／　─　 　　─　　　＼　　　　　　昭文君に呼応した諸国は今のところ韓のみで
　　　　　　　| 　（●） （●）　　u.　　 |　　
　　　　　　　|　 　（__人__）　 　　　　 |　　　　　　　推定の敵兵力はせいぜい４万かと…多くても５万
　　　 　 　 　＼ rテ ノ´　〃　　 ／　ｰ- ､　　　
.　　　 　 　 ,ｨ(⊆≧ﾘ≦⊇)〃　　 /　　 　 rｸ＼
.　　　 　 ／ 　 |￣r少}¨￣〃　　 /　　　　/′　ヽ
　　 　 〃 l　　 |　 l| | l|　〃　 　 /　　 　 /　　　 └ヽ

　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　┃
　┃ 韓もまた秦に連敗を喫しており、大義名分があるこの機会に生き残りの賭けに出たと思われた
　┃　
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　　　　　　|:::::／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ:::::|
　　　　　　∨´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l:::/
　　　　　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;∨　　　　　 ／￣ ｀｀丶
　　　　　　|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;l/´´´´｀｀ゝ＝|;;;!、　　　／　　　　　　 ヽ
　　　　　　|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;!　―‐--　|;;;;;;;;;;;|ヽ　　/,　,、　 　　,
　　　　　　ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;!　´,_＝=ｘ､l;;;;;;;;;;;l::ヽ　//　/|　　/ /
　　　　　 /|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;!;;;;! 〃li　 ii 》 !;;;;;;;;;;;l !::〉_|/ /__|　/　/　,__
　　　　　!::::!;;;;;;;;;;;;;;;;;;!!;;;;;;;!;;;;!´　ヾ_ソ´ !;;;;;;;;;ノ´´　 |　|　|　|　/　/;;;|
￣＼　　!::!!;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｌ!;;;;;;;!;;;;l　 ﾞ｀￣´ /;;;;／　　　　 ヽ_! ヽ_|_/|_/;;;;;|
｀ |　|、　!::!|;;;;;;;;;;;;;;;;┘!、;!ヾ!　　　　 ／´ 　 　 　 　 　 　|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　|_/　ヽヾ/|;;;;;;;;;;;;;;;|ヽ、　‐―‐　 ／　　　　　 近　　　　|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　ヽ　ｌ;;;;;;;;;/ ｌ ｌ |丶、　／　　　　　韓　々　　　　|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　 ｀＼ｌ;;;;;;;!⊥ｌ―‐´￣　　　　　　 は　　　　　　 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　￣´　＿＿　　 |￣ ヽ 　　 秦　　　　　　 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　|_＿_　　　|　　 ﾉ　　 に　　　　　　 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　┌┴‐┐　　　|_＿_　　 └－　　　 滅　　　 　 　 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　二二　　　　　　　　　┌─　　　　ぼ　　　　　　|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　丿|__」　　　|＼　 | 　 ├―　　　　さ 　 　 　 　 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　 |　 ＼|　　└─.　　 　れ　 　 　　　|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　 ゜　　　┌─ 、　　　/＼　　　る　　 ＿＿_|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
＿　　　　　　　　　|　　　ｌ　　 /―‐|　　　　　／::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　　　←韓王/桓恵王　
::::::＼　　　　　　　 |_＿_/　　┌─ 、　　　／::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
:::::::::::＼　　　　　　　　　　　　|　 　 |　　／::::::::::::::::::::::|＼＿＿_/
:::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　 |＿_ / ／:::::::::::::::::::::::::::::ヽ,

　　　　　 ,r=ヽ、　　　　　　　　　　　　r';;;:;:;;:::;;;;;;;;;;;;ヽ、
　　　　　j｡ ｡ﾞLﾞi　　　　 rﾆ二`ヽ.　　　Y",,..、ｰt;;;;;;;;;;;）
　r-=、　l≦ ﾉ6)＿　　　l_,.､ヾ;r､ﾞt　　 lｦ '・=　 ）rテ-┴- ､
　｀ﾞゝヽ、`ｰ!　ﾉ::::::｀ヽ､ L､ﾟﾞ　tﾉ`ｿﾞ`ｰ ﾞiｰ'　 ,r"彡彡三ﾐミ｀ヽ.
　　にｰ `ヾヽ'":::::::::::: ｨ"^ﾞiﾌ　 _,,ﾉ　,　　ﾞtﾌ　ﾞゞ''"´　　 ﾞifrﾐソﾍ,
　,.、　｀~iヽ､. ｀~`''"´　ﾞt　（,,￣,　frﾉ　　 ゝ-‐,i ,,.,...、　 ヾミく::::::l　　　　　　　なんだ韓だけか
　ゝヽ、__l::::ヽ｀iー- '''"´ﾞi,　ヽ　ヽ,/　　　/　　lｦ ｪ｡､　　 〉:,r-､::ﾘ
　W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ､_ﾉｰ‐ﾃ-/　i　/ ,, 、　　 '"fっ)ﾉ::l　　　　　　　　韓と東周なら楽勝だって
　　￣r＝=ミ__ｨ'{-‐ﾆ二...,-ゝ、'″ ／,/｀ヽl : :`i- ､ヽ　　,.:ﾞ''" )'^`''ｰ- :、
　　　 lﾐ､　　／ f´　 r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''"　 ,:ｲ`i /i､ヲﾞi　.:" ,,.　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ
　　　 !　ヾ .il　　l　　l;;;ﾄ､つノ,ノ ／　　 ／:ﾄ-"ﾉﾞi　　,,.:ｨ'"　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.　 　 l　　　ハ.　l　　l;;;;i _,,.:イ　/　　 ／ 　,ﾚ''";;;;｀ﾞﾞ" ヽ_,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　 人 ヾﾆﾞi　ヽ.l　 yt,;ヽ　 ﾞv'′ ,:ｨ"　　/;;;;;;;;;;;;;;r-'"´｀i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　 r'"::::ゝ､_ﾉ　　ﾞi_,/　 l ヽ　　ﾞ':く´　_,,.〃_;;;;;;;;;;;;f´' 　 　 ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　DEADENDフラグが立った者でつるんだって
　 ｀￣´　　　　 ／　　l　 ヽ　　　ヾ"／　 ｀ﾞ''ーハ.　　 　 l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　 ／　　　 l　　ﾞt　　　 `'　　　　 ／^t;＼　　,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;

　　　 　 　　 ,'シ彡;;;ﾋ,､韭ミ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゞ三ミ;;;;;;ﾞｉ
　　　　　　 /彡;;;;;;;;;;;ﾉ::::::　`'弋N;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ≒;;;;;;;;;;}
　　　　　　 {ｿソ;;;;;;ノ::::::::　　　　ゞ`'-､,;;;;;;;ミﾍﾞ;;;;;;;;;;j
　　　　　　 ﾚｲノｲｲ::::::::::::　　　　　　　 `'ｰ､;ミｬ;;;;;;ﾘ
　　　　　　ﾉ;;;;;;;;;ﾉ'ｰ- ､,::::　　　　　　　　　　`''ｉﾐ;;;;l
　　　　　 ｲｼ∧ｿ:::::ｔｪｒ- ﾐ､; ､ ,〟　＿,,,,,､､．､|;;;;;ﾉ
　　　　　　乂　ﾘ:::::::::::`ﾞ''''ﾞﾉ:::>　＜rｔﾃﾆ,;ｨ'　,レi゛　　　　　陛下、意見を申し上げてもよろしいでしょうか？
　　　　　　 〉{ﾙﾄ::.......　　　.:::.;;　　 ....　　　　 ﾚｲj
　　　　　　　ﾊ　j:ﾞ､::　　　:::::::;;　　　　　　　 ﾉノj'　
　　　　　　　ﾋ;;;ﾘ:::::::　　　:::､:ゞ:r:　　　　 　 レ'
　　　　　　　ゞｼﾊ::::　　　　　;;;　　　　　　 /ｲ　
　　　　　　　 `Y´:ﾞ､::　　¨､ﾆ二ﾆ;`'　　　ｲｼﾞ　
　　　　　　　　ﾉ　:::ヽ　　　ﾞﾞ^^ﾞ　　　 ,. ','ﾘ　
　　　　　　　斤'ｰ､,_::＼ 　　　　　 ／　 |　　
　　　　　　/_;__;;;;;;;;;;`-;;;ヽ,,,,＿,／;;.../　ﾄ>　
　　　　　 ,f…::;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ｰ;;､_　/ r'〈| |　　



　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾉ
　　　　　　　　　　　　　 イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵
　　　　　　　　　　　　　　　 ∵ ∵／ ＼　　／　＼ 　　∵　∵
　　　　　　　　　　　　　　　∵　／ （●）　　（●）　＼　　　∵
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | u.　　 　 ´　　　　　 .|　　　　　　　　左丞相ロイエンタール
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 　 ⌒　　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　 __／::ゝ|　/: : ∥::::::::::::　＼　　　　　　　許そう
　　　　　　　　　　　　　　 _／:::::::::::::/ｌ/: :／∥::::::::::::::::::　ヽ
　　　　　　 ＿　　 ＿, ィ´:::::::::::＿__| ,.へ.＿∥__::::::::::::::::::::::|
　　　　　　 ≧_｀￣}i : : |:::::::::::_|＿＿＼　＼_l|＿|:::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　 ⊂イ　|: : :|:::::::::{l〈　 　 　 ＼ノ"）／:::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　 |　｜: :|:::::::|￣￣￣￣`ｰイ/:::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　｜　|: : :l:::::::￣|￣￣￣￣７::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　 |　｜／|:::::::::::|　　 　 　 /＼:::::::::::::::::::::::::::::|

　　　 　 　　 ,'シ彡;;;ﾋ,､韭ミ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゞ三ミ;;;;;;ﾞｉ
　　　　　　 /彡;;;;;;;;;;;ﾉ::::::　`'弋N;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ≒;;;;;;;;;;}
　　　　　　 {ｿソ;;;;;;ノ::::::::　　　　ゞ`'-､,;;;;;;;ミﾍﾞ;;;;;;;;;;j
　　　　　　 ﾚｲノｲｲ::::::::::::　　　　　　　 `'ｰ､;ミｬ;;;;;;ﾘ
　　　　　　ﾉ;;;;;;;;;ﾉ'ｰ- ､,::::　　　　　　　　　　`''ｉﾐ;;;;l
　　　　　 ｲｼ∧ｿ:::::ｔｪｒ- ﾐ､; ､ ,〟　＿,,,,,､､．､|;;;;;ﾉ
　　　　　　乂　ﾘ:::::::::::`ﾞ''''ﾞﾉ:::>　＜rｔﾃﾆ,;ｨ'　,レi゛　　　　周軍の他は韓しか軍を起こさなかったと言うことで
　　　　　　 〉{ﾙﾄ::.......　　　.:::.;;　　 ....　　　　 ﾚｲj
　　　　　　　ﾊ　j:ﾞ､::　　　:::::::;;　　　　　　　 ﾉノj'　　　　　　緩んだ空気が流れましたが、状況はそれほど単純ではありませぬ
　　　　　　　ﾋ;;;ﾘ:::::::　　　:::､:ゞ:r:　　　　 　 レ'
　　　　　　　ゞｼﾊ::::　　　　　;;;　　　　　　 /ｲ　　　　　　　　　偉大なる先々王が薨去し王の交代が続いた我が大秦の力を
　　　　　　　 `Y´:ﾞ､::　　¨､ﾆ二ﾆ;`'　　　ｲｼﾞ　
　　　　　　　　ﾉ　:::ヽ　　　ﾞﾞ^^ﾞ　　　 ,. ','ﾘ　　　　　　　　　　　　諸国が見計ろうとしているというが正しい現状です
　　　　　　　斤'ｰ､,_::＼ 　　　　　 ／　 |　　
　　　　　　/_;__;;;;;;;;;;`-;;;ヽ,,,,＿,／;;.../　ﾄ>　
　　　　　 ,f…::;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ｰ;;､_　/ r'〈| |

　今もしこちらが少しでも弱いところを見せれば、東周の昭文君の元に諸国の軍が集まるかもしれません

　趙で死に体となっている魏公子も趙軍か魏軍を率いて我が秦を攻める可能性がある

　敵には周の号令という大義名分もあるわけですからな

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒ ー-､
　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　 ､_}´｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　 ⌒ヾ'r'　　 ＼
　　　　　　　　　　　 ､＿ノ　　　　　 　 i　　　rミ､　　　､ }
　　　　　　　　　　　　フ　ノ ;　 i　　＿ﾉ;　　 (　{ﾉ:;　　 乂
　　　　　　　　　　　 ( ／;//　 ﾉ l l フ′;}　　 Y /　 !　＼ヽ
　　　　　　　　　　　 }'//; ;　＜ ﾉ} }八 (/ /;　　){! ｛ ト-ィ )ﾉ
　　　　　　　　　　　 ∨// / イノ厶､_V∨/ ／__乂ヽ‐ｧ　(
　　　　　　　　　　　　｛〃八 /(_たtｯ‐≧{/(f'tッ ラ イｲ{ ト　
　　　　　　　　　　　　 V {ヽ(ﾍ(´　　　　 ′{　　　　ノノ/ﾉ
　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ乂 ｀Y　　　　　　 |　　　 ｲｲ/´
　　　　　　　　　　　　　　 _ )ﾉﾊ､　　　　 ｰ '　　　/乂_
　　　　　　　　　　　　　　　7/　| ＼　　´￣｀　 ,ｲ)ト- ｀
　　　　　　　　　　　　　　　Ⅵ(ｰ､　 ヽ　　　 ／|Vﾉ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _ﾊ}　｀ｰぇ≧､r'彡ｲ{､　　　 yｘ──
　　　　　　　　-─-ｘ､　　ィ代 ﾄ､_)Yr‐､Y|!| r‐(ぅ)ー‐rく　 ＼＿　　←信陵君　戦国四君の一人　魏公子　
　　─　´　　　　　 ノﾉ}くヽ　　｀ミｘ〈＿ﾉﾉ{[ト｀¨ﾟ/　　/ ﾉﾉ＼ |
|ヽ＿　 　 ─ 　 ´￣ 人 ＼ー=＝ミヽ＼/r=ヽ{ レイ彡'ﾟ丿 ｢::｢::　　　　邯鄲を囲んだ王コツ率いる秦軍を敗退に追い込んだ
|　|　　　　　　　　ィ个|::|＼ 　￣｀ーｘ)__}! |　} |＞　´ ／ 　 |:::|:::
|ヽト─r::T::｢:｢:|::|: |: |::|::|　 ＼　　　　　　￣￣　　￣　　　　|:::|:::


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　　　　　　　　そりゃまずい　　　

　　　　　　　　　　　　　　　諸国軍と魏公子が出てきたら函谷関ですら抜かれかねんぞ


　　　　　　　　　ガヤガヤ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ワイワイ

　　　　　 ,＞￣｀ヽr'´￣＜　　　　,._- ､r'''Ｚ.._　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __､─ v─z..__
　　　　 ｨ　　　　　　　　　　ゝ　　／　 　 　 　 ＼　　　　　 ,._-─ v'''Ｚ.._　　　　　　,＞ ｀　　　　　 ＜
.　　 　 l　　　　 l'´`＾ヽ　　 ヽ　./　 , j'^＾ヽ　　 　 ＼　　 ＜　　　　　　　＞　　 　 ｲ ｨ'`＾'＾'＾'＾'＾'＾'ｨ ゝ
　　　　|　　　,ｲﾉ u　　l ﾄ、 N　l　　ﾙ'uﾆﾆヽトゝ､　 .}　 ∠´　　,　,.、　　　＼ 　 　 l.1　　u　　　　　１.!
　　 　 | 　 ノ‐'-､_,　､_,ﾘ‐W.　│ .ﾉ∠ﾆﾆﾌバﾆﾆぅﾚ'　　ｲ　,ｲ/ l/　ヽ}ヽl､　!｀　 　 | |'⌒'ｰ'　　ｰ'⌒ | |　　　　
　　　　|r=ｉ| ⊆ﾆ･,　.･ﾆ⊇|.　　|r=Ｔﾓ＝｡TﾆF｡＝;T!　　 | /-─-'　'-ｰ-‐| |　　　r=ｉ| ⊂ﾆ･　 ･ﾆ⊃ |i=､
　　 　 ||{^|| 　 　 |　|　v　|　　 ||Ｌ|lヽ.三./ vヽ.三.ｨ′　r=T¨モ｡fニf｡テ¨T=､　　{ft|| v　　 |.|　　u　|f ﾘ
　　　ノ 'ｰ|! `! ｕ L_｣　 r１　　 |`7|!rー'‘‐～‐' ‐-|　　 |ｈ||`ｰ-ｲ　　.ト-‐'||ｦj　　 `7l.　　 '-U-'　　 :|く
　 ,ノ／|　 l、　 -‐-ｰ-　,'＿／|./ |　 -ー～～′ !　　 ﾞｰ|!　u ‘ｰ-‐'　ｕ ll‐' -‐''7　|　　-──- 　 |. ヾ''ｰ-
-'‐1|　 |　 |ヽ.　　--　 ∧　l　 |'　 ｌ　u　 ー‐　　 ,l　　 rｰ:ｌ　　-一ー- 　 l-､　　l 　 ヽ._　　￣　　,ノ 　 |
.　 |.! 　 !　l.　ヽ　　　 / l||ｰ- ⊥_　 ` ｰ 、__,.　イ　｀f⌒＼l`　、　一　, イ　/´ヽl 　 　 |､￣￣￣ ,|　　　|
.　 !|　　 Wﾄ、　`ｰ-‐1V ||　　　　ヽ、_　　　 .|　 l／⌒ヽ　 ﾄ、　` ｰ '　_,|　 ／￣＼.__ ド.ｴｴｴｴｴ.ｲ　 　 |
　 ||　　　　| ` ｰ--‐ｲ 　 ||　　　　　ﾊ､ﾞｴｴｴ'ﾇ'´ヽ､＿　　　Ｋ.ｴｴｴｴｴﾝ!　　　　_,ノ　∧　　　　　　レ‐- ｣
.　|L =＝､､|　　　　 |　　 ||　　　　 .l　l |│| / |　 　 　 ￣＼l十十十十レ'´￣　　　 ｌ　ヽ　　 　 　 |
　 ´　　　|ヽ|　　　　|.r;＝'｣　　　　 |　 ||│/　 |　　　　　　　ｿl‐十十十|　　 　 　 　 |　 ,ﾍ　　　 　 |


※函谷関　秦本土の前線にある天然の要害　　秦を攻めるに易く、守るに固くしている

　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿_
　　　　　　　　 r〃〃〃 f７⌒ろ）
　　　　　 　 　 l∥∥∥　|| 　 f灯
　　 　 　 　 　 |∥∥∥　|| 　 |　|　　　　
　　 　 　 　 　 |儿儿儿._」　 ⊥厶
　　　 　 　 　 〔＿_o＿＿＿_o_≦ﾄ､　　　　　　陛下、右丞相の言うとおりでございますお
　　　　　　 　／　─　 　　─　　 ＼　　　　　　
　　　　　　　| 　（●） （●）　　 U　 |　　　　　　　付け加えれば我が国は戦線が拡大していますので
　　　　　　　|　 　（__人__）　 　 　　 |　　　　　　
　　　 　 　 　＼ rテ ノ´　〃　 　 ／　ｰ- ､　　　　　守備や兵站のために多くの兵を割くわけにはいきませんお
.　　　 　 　 ,ｨ(⊆≧ﾘ≦⊇)〃　　 /　　　 rｸ＼
.　　　 　 ／ 　 |￣r少}¨￣〃　　 /　　　/′　ヽ
　　 　 〃 l　　 |　 l| | l|　〃　 　 /　　 /　　　 └ヽ



　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾉ
　　　　　　　　　　　　　 イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵
　　　　　　　　　　　　　　　 ∵ ∵／ ＼　　／　＼ 　　∵　∵
　　　　　　　　　　　　　　　∵　／ （●）　　（●）　＼　　　∵
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | u.　　 　 ´　　　　　 .|　　　　　　　　なるほど…
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 　 ⌒　　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　 __／::ゝ|　/: : ∥::::::::::::　＼　　　　　　　　では将が問題ですね
　　　　　　　　　　　　　　 _／:::::::::::::/ｌ/: :／∥::::::::::::::::::　ヽ
　　　　　　 ＿　　 ＿, ィ´:::::::::::＿__| ,.へ.＿∥__::::::::::::::::::::::|
　　　　　　 ≧_｀￣}i : : |:::::::::::_|＿＿＼　＼_l|＿|:::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　左様でございます＞
　　　　　　　 ⊂イ　|: : :|:::::::::{l〈　 　 　 ＼ノ"）／:::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　 |　｜: :|:::::::|￣￣￣￣`ｰイ/:::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　｜　|: : :l:::::::￣|￣￣￣￣７::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　 |　｜／|:::::::::::|　　 　 　 /＼:::::::::::::::::::::::::::::|

　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＜　　今、我が秦の代表的な将と言えば、王コツ・張唐ですが
　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　 ,.;:-――一=-､,,,,,,,,,､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,.イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀`i,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _.;:-'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノﾉ ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　,. -'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_.ィ<´
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,i';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,.;:=-‐''"　,、`i
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::==-'''"ノ　 ;i:;>　!ヽ,il
　　　　　　 　　　　　　　　　　 >､_,...='"´　　Xﾉ　､ ;:; '､,,. ;　 ﾉ　ノ,/ l
　　　　　　　　　　　　　 　 　/´ `i,　　 , /　/ ,. ;:;、　ゞ,.　 　 ／ , i !、
　　　　 　　 　 　 　 　 　 　 /､_ゝ l , ,..;: _.;;´　.....,,,,,__´ ! =,／/,ヘ　.ﾉ　　　
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヾ ,ィ i、 ,.;:" 　 ,i;;;;;;;;;;;;;;;;=イ　ﾉ ﾉ ,.ィi"i
　　　　　　　　　　　　　　　　 `i､ｌ ､へ、　,..;-ヽ;;;;;;;;;;;;;;;丿ﾉ ヽ''"　　 l　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　丿`ｰiﾆて''"ヾ ヽ｀`=--ィ,　　 ﾉ）　, ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉl;;;　　（　 ｀!, /^i ,　／／ '=-､_ ,.) ,i丿　
　　　　　　　　　　　　,.;:-ｰ;;ﾒ　i、　　`ｰ､_ﾉ　 　,i´ ,.;:-=ニ=‐┐　ﾉ　　
　　　　　　　　 ,.;:‐''"´　　/　　 ゝ　　　　ヽ、 / .,i´!､__ ヽ_,.;! ﾉ ノiヽ､_　　　　　　←王コツ　派閥的には中立の老将軍である
　　 　 ,,..;:=‐''"´　　　　 ノ　　　 ヽ、　　　 ｀‐(　､｀`ｰ-ニ-‐'"イ　l、　~`ｰ-=､.　　　　昭王時代からの大功臣ともいえる　
　-‐''"´　　　　　　　 ／　　　　　　`i、　　　　`i､_　　　　　 ,.ノ　ﾉ　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　/　　 ,;:-''"~~`i、 `ｰ､__　　 丶ー---ﾅ'"_.ィ´



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＿
　　　　　　　　　　　　　　 　　,　 ´::::::::::::::::｀　､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,'　　　 ::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　,'::::::::.... 　 　 　 　　l　i
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,':::l:::::::,::l:::::::::::::.......:::::l::..l
　　 　 　 　 　　 　 　 　　,':::l:::::,｣_l i:i:::::::l:::i::::::::::l::::l
　　　　　 　 　 　 　　　　 l::il::::::lltｪﾒ､|l::l_l:L::::::l:::::l　　　　
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l:::l::::l 　 　 ｀ヽftｫl::::l:::::l
　　　　　　　　　　　　　　l:::l:::l 　 　 . ,　 　 ',l::l::::l　　　　　
　 　 　 　 　 　 　 　　_　 l ‐､lヽ 　'ﾆヽ 　 /.'l::l::l
　　　　　　 　, --‐,'´｀ ｀´ 　ﾉl　ヽ ''　, イ::::::l::l:::l
　　　　 　／　, '´　､　ヽ r'´ l::l ､　´ 　/ヽ::::l::l::::l
　　　 ,- ' 　 ,l　ヽ　ヽ　l, ｀ 、l::l　､､ 　 l lヽ｀l::l:::::
　　, ｰ, -- '　ヽ　ヽ ｀=亡_ノ l::l 　 ､､　l l l i l::l ヽl
￣／　/　 　　｀ ‐/　　　 l 　 l:l　　 ､､l l　l　il:l　 　＼　　　←秦将、張唐　　ミク派である
´ 　 　l　　　　　 /l　 ' 　 l　　l | 　 　〈 l 　l　|l 　 　　 ヽ

　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾉ
　　　　　　　　　　　　　 イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵
　　　　　　　　　　　　　　　 ∵ ∵／ ＼　　／　＼ 　　∵　∵
　　　　　　　　　　　　　　　∵　／ （●）　　（●）　＼　　　∵
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | u.　　 　 ´　　　　　 .|　　　　　　　　どちらが相応しいか諸将や群臣の意見を聞きたい
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 　 ⌒　　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　 __／::ゝ|　/: : ∥::::::::::::　＼　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　 _／:::::::::::::/ｌ/: :／∥::::::::::::::::::　ヽ
　　　　　　 ＿　　 ＿, ィ´:::::::::::＿__| ,.へ.＿∥__::::::::::::::::::::::|
　　　　　　 ≧_｀￣}i : : |:::::::::::_|＿＿＼　＼_l|＿|:::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　 ⊂イ　|: : :|:::::::::{l〈　 　 　 ＼ノ"）／:::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　 |　｜: :|:::::::|￣￣￣￣`ｰイ/:::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　｜　|: : :l:::::::￣|￣￣￣￣７::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　 |　｜／|:::::::::::|　　 　 　 /＼:::::::::::::::::::::::::::::|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　 ,.;:-――一=-､,,,,,,,,,､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,.イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀`i,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _.;:-'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノﾉ ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　,. -'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_.ィ<´
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,i';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,.;:=-‐''"　,、`i
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::==-'''"ノ　 ;i:;>　!ヽ,il
　　　　　　 　　　　　　　　　　 >､_,...='"´　　Xﾉ　､ ;:; '､,,. ;　 ﾉ　ノ,/ l
　　　　　　　　　　　　　 　 　/´ `i,　　 , /　/ ,. ;:;、　ゞ,.　 　 ／ , i !、
　　　　 　　 　 　 　 　 　 　 /､_ゝ l , ,..;: _.;;´　.....,,,,,__´ ! =,／/,ヘ　.ﾉ　　　　　　敵兵力にもよるが
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヾ ,ィ i、 ,.;:" 　 ,i;;;;;;;;;;;;;;;;=イ　ﾉ ﾉ ,.ィi"i　
　　　　　　　　　　　　　　　　 `i､ｌ ､へ、　,..;-ヽ;;;;;;;;;;;;;;;丿ﾉ ヽ''"　　 l　　　　　　 兵数８万あれば必勝ですぜ
　　　　　　　　　　　　　　　　　丿`ｰiﾆて''"ヾ ヽ｀`=--ィ,　　 ﾉ）　, ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉl;;;　　（　 ｀!, /^i ,　／／ '=-､_ ,.) ,i丿　
　　　　　　　　　　　　,.;:-ｰ;;ﾒ　i、　　`ｰ､_ﾉ　 　,i´ ,.;:-=ニ=‐┐　ﾉ　　
　　　　　　　　 ,.;:‐''"´　　/　　 ゝ　　　　ヽ、 / .,i´!､__ ヽ_,.;! ﾉ ノiヽ､_　　　　　
　　 　 ,,..;:=‐''"´　　　　 ノ　　　 ヽ、　　　 ｀‐(　､｀`ｰ-ニ-‐'"イ　l、　~`ｰ-=､.
　-‐''"´　　　　　　　 ／　　　　　　`i、　　　　`i､_　　　　　 ,.ノ　ﾉ　　　　　　　
　　　　　　　　　　　/　　 ,;:-''"~~`i、 `ｰ､__　　 丶ー---ﾅ'"_.ィ´




　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾉ
　　　　　　　　　　　　　 イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵　　　　　　 ８万ですか
　　　　　　　　　　　　　　　 ∵ ∵／ ＼　　／　＼ 　　∵　
　　　　　　　　　　　　　　　∵　／ （ー）　　（●）　＼　　　　　　　　　　 前線拡大による各方面のことを
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | u.　　 　 ´　　　　　 .|　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 　 ⌒　　 　 ／　　　　　　　　　　　考えればもう少し少ないと助かりますね
　　　　　　　　　　　　　　　　 __／::ゝ|　/: : ∥::::::::::::　＼　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　 _／:::::::::::::/ｌ/: :／∥::::::::::::::::::　ヽ
　　　　　　 ＿　　 ＿, ィ´:::::::::::＿__| ,.へ.＿∥__::::::::::::::::::::::|
　　　　　　 ≧_｀￣}i : : |:::::::::::_|＿＿＼　＼_l|＿|:::::::::::::::::::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　 ⊂イ　|: : :|:::::::::{l〈　 　 　 ＼ノ"）／:::::::::::::::::::::::　　　　　　　　　　　　　　　　　必勝と言うことですからね　　＞
　　　　　　　　　 |　｜: :|:::::::|￣￣￣￣`ｰイ/:::::::::::::::::::::::::::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿／
　　　　　　　　　｜　|: : :l:::::::￣|￣￣￣￣７::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　 |　｜／|:::::::::::|　　 　 　 /＼:::::::::::::::::::::::::::::|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＿
　　　　　　　　　　　　　　 　　,　 ´::::::::::::::::｀　､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,'　　　 ::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　,'::::::::.... 　 　 　 　　l　i
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,':::l:::::::,::l:::::::::::::.......:::::l::..l
　　 　 　 　 　　 　 　 　　,':::l:::::,｣_l i:i:::::::l:::i::::::::::l::::l
　　　　　 　 　 　 　　　　 l::il::::::lltｪﾒ､|l::l_l:L::::::l:::::l　　　　　　チェケラ！私は７万あれば楽勝です！
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l:::l::::l 　 　 ｀ヽftｫl::::l:::::l
　　　　　　　　　　　　　　l:::l:::l 　 　 . ,　 　 ',l::l::::l　　　　
　 　 　 　 　 　 　 　　_　 l ‐､lヽ 　'ﾆヽ 　 /.'l::l::l
　　　　　　 　, --‐,'´｀ ｀´ 　ﾉl　ヽ ''　, イ::::::l::l:::l
　　　　 　／　, '´　､　ヽ r'´ l::l ､　´ 　/ヽ::::l::l::::l
　　　 ,- ' 　 ,l　ヽ　ヽ　l, ｀ 、l::l　､､ 　 l lヽ｀l::l:::::
　　, ｰ, -- '　ヽ　ヽ ｀=亡_ノ l::l 　 ､､　l l l i l::l ヽl
￣／　/　 　　｀ ‐/　　　 l 　 l:l　　 ､､l l　l　il:l　 　＼　
´ 　 　l　　　　　 /l　 ' 　 l　　l | 　 　〈 l 　l　|l 　 　　 ヽ



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　 /::/::/ /⌒｀￣｀ヾ:＼＼＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:　 　 　 ヽ　}//
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. 　 　 | l : : l: : l :|::: 　ト:＼Ⅵ: :i: : :|／≠=ﾆ二=ミ 　 /.: ∠ｧ 　::　　　（私には軍事に疎いのだけど
　　　｜l: : :l: : l .:| : 　|::f⌒ヾ!: :i:.: :|／ ゝ辷彡 ,　 ／.: 人ﾉ!　　:i
　　　 |　: : ｌ: : l : |.:.　:|::{ い j|: :ｉ:.: :|　　　 ｀¨¨｀／-‐ ´　 〉}　　:|　　　　　張唐は王コツが言う兵数より少なくて必ず勝てるのかしら？）
.　　　l　i: .:j: : l : :|　　ﾄ ゝ,.ヾi|: :! : :|　　　　　　　　　　　　/ 　 ::|
　　　 　l : i: : i::　i! 　 |　` ミ八: :. :卜、　　　　　　　 _,,.. ｲ　 　: |　　　　　　負けたら責任問題になるわよ）
　　　|　l ::i: : ｉ::　ｌ| 　 |　　　}　 ヽ刈　　　　　　　 '´¨, '.　::　 　i |
　 　 | : l::i: : i:: 　!| 　 | 　 ,-j　 　 ヾ 　 ＞ ．. 　　　/　:　i:　 　i |
　 　 | : l:i: : i::　 ｉ.| 　 |　/ ￣二ﾆ=‐-　.,_ト、 i:　｀¨　　:　l:　 　l |

　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿_
　　　　　　　　　r〃〃〃 f７⌒ろ）
　　　　　　　　　l∥∥∥　|| 　 f灯
　　　　　　　　　|∥∥∥　|| 　 |　|　
　　　　　　　　　|儿儿儿._」　 ⊥厶
　　　　　　　　 〔＿_o＿＿＿_o_≦ﾄ
　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　 ／　U　　　　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　／　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　 ／. 　 　 　―― 、　　　, 、―― 　　 　＼
　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l
　 ..|.　　 　 　（　ー ）　ﾉヽ　　（ ー　）　　 　 　 |　　　　できる夫陛下、よろしいですか？
　　|.　 　 　 　 ´"''",　　　 　 　"''"´ 　 　 　 　 l
.　　＼. 　 　 　 　 （　　　 j　　　 ）　　　　 　 ／
　　　　＼　　　 　 ｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　　 　 ／
　　　　／ヽ　　　　　　　　　　　　　　　イ＼
　　 ／　　　　　　　｀`ｰ- -‐'"´　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　＼



　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾉ
　　　　　　　　　　　　　 イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵　
　　　　　　　　　　　　　　　 ∵ ∵／ ＼　　／　＼ 　　∵　
　　　　　　　　　　　　　　　∵　／ （●）　　（●）　＼　　　　
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | u.　　 　 ´　　　　　 .|　　　　　　なんでしょう？仲父
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 　 ⌒　　 　 ／　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　 __／::ゝ|　/: : ∥::::::::::::　＼　　
　　　　　　　　　　　　　　 _／:::::::::::::/ｌ/: :／∥::::::::::::::::::　ヽ
　　　　　　 ＿　　 ＿, ィ´:::::::::::＿__| ,.へ.＿∥__::::::::::::::::::::::|
　　　　　　 ≧_｀￣}i : : |:::::::::::_|＿＿＼　＼_l|＿|:::::::::::::::::::::　
　　　　　　　 ⊂イ　|: : :|:::::::::{l〈　 　 　 ＼ノ"）／:::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　 |　｜: :|:::::::|￣￣￣￣`ｰイ/:::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　｜　|: : :l:::::::￣|￣￣￣￣７::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　 |　｜／|:::::::::::|　　 　 　 /＼:::::::::::::::::::::::::::::|

　 　 ／　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 　 　 　 '.
　　 i 　　　　　　　　　　　　　ミ　〃　　　､.＼ 　 　 　 '.
　　i　　　　　　　　　　　　　ミ　　ｉｉ 　　　{:;:;:;:}､　 　 　 i
　　ｉ　　　　　　　　　　　　＼　　　､ 　 　 ゛ソ } ｀ﾞ　　　i　　　　　やる夫が３万の軍を率いて
　　 '.　　　　　　　　　　　　＼ 　 　 ｀　　 　／　　　　 ﾍ
　 　 .'.　　　　　　　　　　　＼　　Ｕ　　　　/　　　　　 　 i　　　　　討伐に向かいたいと思います
　　　　＼..,　　　　　　　　　三　　　 　 　 {　　　　　　　 i
　　　 　 /｀ヽ　 　 ＿＿＿＿゛　　　　　　　､_＿＿＿／



　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ-'（＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 （＿＿_
　　　　　　　　　＿＿＿＿＿　　　　　　 ／
　　　　 　 　 ／ |　|　|　|　|　|＼　 ） ） ./
　.（ （　　 .／..|　|__|ノ|　|ヽ|__|　 ＼　 　ヽ、
　　　　 ／ 　 ／|　|　|　|　|　|｀　　＼　　_＞-　　　　仲父、自ら？
　　　　.l　　　　　　　　　　　　　　 　 l　（
　　　　.|　　 　 U　　＿'＿_ 　u　 　 .| っ　　　　　　　　しかも兵数３万で？
　　　　 ＼　　　　　 |:::::::::::|　　　　／ ﾉﾉ
　　　　　　＼　 　U |:::::::::::|　　 .／、＿＿__
　　　 　（（　 ｀＞-..,,_￣￣_,,..イ　　　　　 　｀ヽ
　　　　.,..-''"´　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ

　　　　　　　　　　　　　,､-─ ‐-､､
　　　　　　　　 ,ィ'"´`'"' 　　　　 　｀`ヽ､
　　　 　 　 ／ ,ﾉ　 ,r､,,､ｨ､　　　　　 　　 ＼
　　 　 　 ,/　 '′ /ミY彡j!　　､　　 `ﾐヽ __,ﾊ
　　　　　 |　　 ﾉ ,ﾘ"´　 `ﾄ､　　`i､.:;;;ヾ三ミヽ!
　　　 　 ,ｲ　!/ﾊ jﾄ､　　u. _,ゞ公`ﾄ､ヾ三三ヾj!
　　　　/ j! jｿﾆﾆ'ｰz､　,zr=,ﾆ <　｀iミﾐヾミゞ;;;;!
　　　　Nヾ.;;ﾄ, ｀でン〉　　 ゝ='　 　!ミ/ﾍ」ﾂ;;:;;|　　　　相邦！！！
　　　　`ヾ｀ヾj　　ﾞ`7　　　　　　　　ﾞﾘ }ｶ !;:i;:;;{　　　　　
　　　 　 　｀` i! 　　ヾﾆ　　　　　　　　ﾉ ,ｲ.:;;!N　　　　　この軍事作戦の重大性は右丞相が申し上げたとおり！
　　 　 　 　 　 !　　 r ─ -､　　　　　 /`i j;;;;V　　　　　
　 　 　 　 　 　 ',　　V 二 ノ　　　　 ,′ N,ｲｿ　　　　　　 失敗は許されません！
　　 　　 　 　 　 ﾞ､　　 ー‐　　　　 /　　 ﾘ/　　　 　 　
　　　 　　 　 　 　 ﾞ､　　　　　　 ／　　 ,,ﾉ{
　　　　　　　　　　　}> --- ‐''ﾞ´,､-‐'"´　Λ
　　　　　　　　　　　厂Y^Y厂<´　　　　 / Λ_



　　　　,iﾘ'　　　　　/　 ,r'',;　,;i' ,／ｿノｸ､ f　| ,|　`ﾞ'＜ﾐi　　　　ヽ、
　　　,r'　 　 `ｰ＜二ノ'ノ,,r'ノ／∠;;ﾆﾑ<ﾘ　! ,!　　　　 | ;i ﾊ　　　ﾄ､,,_
　　,/　 ／　　　　　二-'';彡'"￣ー--､,_`ヽ、　　　　　ﾞい,i | ﾞi l　 `:r"
　 /　〃　　　_,,　　 ""|´　　　　　　､,＿ヽ､>､_　　　 　 |ﾞｿﾘ　| |　i l,i
　i' // 　 _,-'二ﾆ、-;イ　　　　　　　　 （ ･)ヽﾞ'-ﾐ;ｯ　　　＿,{ ,ﾉ,ﾉ　ﾘ
　| 〃,i'　 ,r'",ﾍ、ﾞ!-ｦ　　　　　　　　　`''ｰ　''ヾ'　　,rくご三-'ﾞｯ''-"
　ﾞV ,i' 〃| （　_,) l'"|　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ（･)ヽ,r"
　 i' .| //ﾍ. ヽヽ、ﾞ''"　　　　　　　　　　　　　　　;; 　 ﾞヾ" i'　　　　　　さらに歴戦の両将軍のが７万、８万の兵力を必勝に求めているのです
　 |　y　;' ﾞヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　 ､ r-~''ｰソ　,|
　 ﾞY　 ,,　　 /''-r:ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　 _ -''" 　 |　　　　　　　冗談は謹んでいただこう！
　　|　 ,i' ;i ,/　　i,　:i,　　　　　　　　　 /二二_`ｰ､　　　 l
　　ﾞi | | ,|,il!　　　i,　ﾞi,　　　　　　　 　 ￣`''ｰ--､ﾌ'　　 /
　　 `!､i |ヾ　　　 'l,　 ゝ,　　　　　　　　　　＝ｰ-　 　 /
　　　 ,べ　　　　　'l　　 `''-､　　　　　　　　　　　　 ,r'
　　,r┴--::､、,,,_　 |　　　　　`'-､_　　　　　　　　 ,/

　　　　 ／.:￣￣￣￣￣ ＼　　　　　　　　　
　 　 ／: : :　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　
　 ／: : : :　　　　　　　 　 　 　 ＼
／: : : : : :　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　 　 　左丞相、３万というのはこういう意味です
: : : : : : : :.._　　　　　　　　_　　　　　 ＼　　
: : : : : : : ´⌒＼,, ;、､､／⌒｀　 　 　 　 l　　　　東周君は魏韓方面で兵を起こしました
: : : : ::;;（　● ）::::ﾉヽ::::::（ ●　）;;:::　　 　|　　
: : : : : : ´"''",　　　 　 　"''"´　 　　　 　l　　 　　 今、魏との国境は３万の兵を抱える蒙ゴウ将軍が防衛しながら練兵しています
: : : : : : . . （　　　 j　　　 ）　　　 　 　／　　　
＼: : : : : : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　　　 ／
／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼　　　　　
: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´　　　 　 　 ＼　　　
: : : : . : : . : : .　 　 　 　 　 　 　 　 　 　


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　　　　 　　`≪/////////////////////////////////////　|ｘ
　　　　　　 ｘ≦////////,'` ＜'///////////////＞´V////　 ｊ/X､,ｨ
.　　　　　 ////ｨ//////,','　　　　`　＜///＞　'´　　　　V//　　ﾑ`／ﾉ
　　　　　//／////////,'　　　　　　　/ （　ヽ　　　 　 　 У 　 /シ ／　,.ィ
　 　 　 /'´　//γ⌒X/ﾉ　　　　　 ＼ヽ |　| /／　　　_／　　 ／ ／,.ィ'／
　　　　　　///ｲ　ｘ=､从ｘ､_ヽ､.　　　 〈｀ 　´〉　 　 ／　 　 ／_／''´ ／
　　　　　 /'´　ﾍ　{　ｘ=ヾ　ヾミ≧ｘ_ 　 ＼,.ｲ`三≦二ﾆィ´￣ _,.ｘ＜　　＿
　　　　　　　　　ﾍ ヾ. 　 ヾ.　＼ ゝ='ミｘゝ / /' ,.ｨソ _.ｼ’ ／￣￣￣__ ,.イ
　　　　　　　　　 人　`ー､i.　 　 ￣￣ミ` 《__ﾞー=''¨　_.ｘケ元フ￣
　　　　　　　　　　 /`ｘ _　ヽ､　　　　　,　 　 乂|￣￣　 /// ﾚ､　　　　　　　　　←蒙ゴウ　斉から来た軍人で
　　　　　　　　 　 /////ﾄ=∧　　__,ｘｨ'ﾄ､:__.ｨミｘ､　　　/ | |　|ﾏｘ　　　　　　　　　　やる夫の口利きで抜擢され将軍となっている
　　　　　　　　　 ' ////ｲ 　∧　ｘ彡彡彡ミミミミﾐｘ ,ｲ.　| |　!　ヾ
　　　　　　　　　 /'´//ヾ=ｘ､__X'´ '´　　　　　　｀`｀X|　/| | ｊ=ｘ ＿__　　　　　　　　　対魏国境を兵３万で防衛・練兵しているが
　　　 -―ｧ＝'''フ￣/|　　　　 ∧. 　 　 ''''''''''　　 ,.ｲ | / .| |/　|ミｘ 　￣¨'' 　　　　　　斉時代も将軍として兵を率いて戦ったことはない
.　　　 　 /　　 /　 / .|　　　　　 ∧　　　　　　　,ｲ　 |/　.|ﾉ　 .|　ﾏ∧　　　　


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　,. -'"´　　　　　　｀¨ー ､
　　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　ヽ　ヽ、
　　　　　　　 ,,.-'"　　 　　　　　　　,,.-'"｀　　　　　ヽ、
　　　　　　 /　　　 　 　　､＿_,,.-='､':'"　　　　　　　　ヽ、
　　　　　　i へ＿__, 　　　"　ﾞ.ﾞ､;;;;::',ﾉ 　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　 ./　i ﾞ:;;;;;,:〉　　　　　｀''''''"　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　新たに編成する新兵３万を率いて蒙ゴウの駐留軍３万と連携！
　　　　　/ .　ﾞｰ-''"　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　i
　　　　 /　　　 i　　　人　　　　 ノ　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　　合わせて６万でいけますお
　　　　,'　　　　 ' ,_,,ノ　 `─-‐' ヽ　　　　　　　　　　　　　　　l
　　　　i　　　　　　｀､　 _y──‐ l　　　　　　　　　　　　　 　/
　　　　',　　　　　　　ｉ_/　 / ＿ '　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　 ヽ、　　　　　　￣￣　　　　　　　　　　　　　　　/
　　　　　　ヽ､_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　 ｀¨i　　　　　　 　　　　　　　　　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ



　　　　　　　　　 /　　,r'´ ,f;:;:;:;,､,;:;:;:　　　 ｀,　ヽ　　ヽ
　　　　　　　　 ｲ　 j　　,ｨｲ-‐'´｀`ｰ-ｿﾘ　　 i　　｀､　 ｀,
　　　　　　　　/　 ,'　 ,ﾘ从　　　　　u.｀ﾘﾄ　　i　　　ヽ　 ﾞi
　　　　　　　 ,! ,! ,'　 /,ｲ,､､､　　　　　 _,,,.ゞ､､ゝ､　　, 　j |
　　　　　　　 ﾞiﾞi l　,ｲ'^"`''ｰ｀`､　,ィﾆ,､-‐＝=ゞ三ﾆ´　,　!
　　　　　　　　ゞ ﾊ:;｀,　,ｨｴｳﾝ｀, 　´Tｴﾕゞ､　 ﾞiミ7^ヾ　i |
　　　　　　　　　｀`ヾ l　 　　 /　.;..　｀`　　　　ﾄ/ｲY l　i !　　　　　　なるほど…しかし、蒙ゴウは斉から来た軍人で秦での実績はない
　　　　　　　 　 　 　`i　　　 /　.;::.:. .　　 　 　　ﾞ　) j,!　i j
　　　　　　 　 　 　 　 l　　　ゝr-､　　　　　　　　'´ /　 !/　　　　　　　相邦も軍事の実績はありません
　　　　　　　　　　　　 i,　　　　　　　　　　　　　仄　　i ,!
　　　　　　　　　　　　 lﾄ, 　　ｪﾆﾆﾆﾆｭ　 　 　 ,' ,ﾘｲ　,!j　　　　　　　　　重大作戦を任せていいものか…
　　　　　　　　,､-─‐-ﾞゞ､　 　´二￣　　　 ／　 ｲ　//
　　　　　　　,ｲー‐-､ 　ヾﾄ､　　　　　 　 ,ィ´,/ィ´⌒Y
　　　　　　,r'"´￣二つ ,fゝ- ､ー‐一'"´ィ´ィ　　 　 i
　　 　 　 /　　,r'´ ＿__i ,!`ﾌ｀ミヽ,r'"´　　　　　 ,r'"´i
　　　　 ,/　　/´￣　 ヽ｀つ　　j iﾙ'´⌒｀ヽr'´／／　ﾉ､

　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾉ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∵ ∵／　_,ﾉ　 　ー ＼ 　　∵　
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∵　／　 （●） 　（●）　＼　　　
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　.u　　　　'　 　 　 　 .|　　　　　　それにもし仲父に万が一があっては…　
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　 　 - ―　　　.／
　　　　　　　　　　　　　　　　 __／::ゝ|　/: : ∥::::::::::::　＼　　
　　　　　　　　　　　　　　 _／:::::::::::::/ｌ/: :／∥::::::::::::::::::　ヽ
　　　　　　 ＿　　 ＿, ィ´:::::::::::＿__| ,.へ.＿∥__::::::::::::::::::::::|
　　　　　　 ≧_｀￣}i : : |:::::::::::_|＿＿＼　＼_l|＿|:::::::::::::::::::::
　　　　　　　 ⊂イ　|: : :|:::::::::{l〈　 　 　 ＼ノ"）／:::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　 |　｜: :|:::::::|￣￣￣￣`ｰイ/:::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　｜　|: : :l:::::::￣|￣￣￣￣７::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　 |　｜／|:::::::::::|　　 　 　 /＼:::::::::::::::::::::::::::::|



　　　　!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　蒙ゴウが斉ではなく大秦でその力を発揮するならば
　　　 .!　　　　 　`'ｰ ,,_　　　　　　　 　　　　　　　　　 _,,,＿__　　　　　　　!　　　　　　
　　　 |　　　　　-.、　　 ｀''ｰ ..,、　　　| |　　　...ｰｰ''"´　　 ._,-　　　　　　　!　　　　　　 飛竜雲に乗るというものですお！
　　　 l 　 　 　 　 ﾉ　　　　　 　　　 ゛　　　　'i　　　　　 　 }　　　　　　　　 i!　　　　　　
　,..-'".ｌ　　　　　　ヽ,、　　　_./ 　　　　　　　　ヽ_　　　.／　　　　　　　　 ,l～　..,,　　　　やる夫は今回の出師と蒙ゴウの力に
´　　　 ヽ　　　　　　 .｀ﾞﾞﾞﾞﾞ./ 　　　　　　　　　　 ヽﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　　　　　　　　　 /　　　　 ﾞﾞ'-､
　　　　　.＼　　　　　　　│　　　　　 　 　 　 　 　 l　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 一命を賭したいと思いますお！
　　　　　　 .｀'-､,　　　　　ゝ..＿__＿,..-ｰ .＿＿__イ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※出師　出兵

　　　 　　　／￣￣￣＼
　　　　　／　ノ　 　 ＼　＼
　　　 ／u　（●） 　（●）　 ＼
　　　 |　　　　　__´__　　u　　 |
　　　 ＼　 　　.L:::::ﾉ　　　 ／
　　　 ／ 　u　　　　　　 　 ＼



　　　　　　　　 /　　,r'´ ,f;:;:;:;,､,;:;:;:　　　 ｀,　ヽ　　ヽ
　　　　　　　 ｲ　 j　　,ｨｲ-‐'´｀`ｰ-ｿﾘ　　 i　　｀､　 ｀,
　　　　　　　/　 ,'　 ,ﾘ从　　　　　u.｀ﾘﾄ　　i　　　ヽ　 ﾞi
　　　　　　 ,! ,! ,'　 /,ｲ,､､､　　　　　 _,,,.ゞ､､ゝ､　　, 　j |
　　　　　　 ﾞiﾞi l　,ｲ'^"`''ｰ｀`､　,ィﾆ,､-‐＝=ゞ三ﾆ´　,　!
　　　　　　　ゞ ﾊ:;｀,　,ｨｴｳﾝ｀, 　´Tｴﾕゞ､　 ﾞiミ7^ヾ　i |
　　　　　　　　｀`ヾ l　 　　 /　.;..　｀`　　　　ﾄ/ｲY l　i !　
　　　　　　 　 　 　`i　　　 /　.;::.:. .　　 　 　　ﾞ　) j,!　i j
　　　　　 　 　 　 　 l　　　ゝr-､　　　　　　.u　'´ /　 !/　
　　　　　　　　　　　 i,　　　　　　　　　　　　　仄　　i ,!
　　　　　　　　　　　 lﾄ, 　　ｪﾆﾆﾆﾆｭ　 　 　 ,' ,ﾘｲ　,!j　
　　　　　　　,､-─‐-ﾞゞ､　 　´二￣　　　 ／　 ｲ　//
　　　　　　,ｲー‐-､ 　ヾﾄ､　　　　　 　 ,ィ´,/ィ´⌒Y
　　　　　,r'"´￣二つ ,fゝ- ､ー‐一'"´ィ´ィ　　 　 i
　 　 　 /　　,r'´ ＿__i ,!`ﾌ｀ミヽ,r'"´　　　　　 ,r'"´i
　　　 ,/　　/´￣　 ヽ｀つ　　j iﾙ'´⌒｀ヽr'´／／　ﾉ､

:l: : : : : : : : : : : :/　 ｀ヽ　　 ',: : : : : : l.　,､'"　　',: : : : : : : : : : : : : : : :
:!: : : : : : : : : : :/　　　　　　　',: : : : : :ｌ　　　　　 ',: : : : : : : : : : : : : : :
l: : : : : : : : : : /　　　　　　　　',: : : : : l　　　　　　',: : : : : : : : : : : : : :
l: : : : : : : : : ,'　　　　　　　　　 ',: : : : :l　 　 _..　　 ', : : : : : : : : : : : : :
l: : : : : : : : :.l　,､-==- ､ヽ　　　 ',: : : :.l　 '",､=＝- ',: : : : : : : : : : : : :
ｌ: : : : : : : : :l /　／､:::::::ヽ　　　　' ,: : :l　ｨ:.i__):::::::ヽ ',: : : : : : : : : : : :
l: : : : : : : :.:ｌ〈　 ﾄ-'::::::::.::.l　　　　　ヽ: :l　l:.::::::::::::::.:l　', : : : : : : : : : : :
l: : : : : : : :.l　ヽ l:.:.::::::::::.:.l　　　　　　ヽ:l. l:.:.::::::::::.:.:l　/ヽ : : : : : : : : :
l: : : : : : :.:/l　　 l:.::::::::::.:.:l　 　 　 　 　 　 ',::.:.:::::.:.:/　 　 〉、: : : : : : :
:l: : : : : : /: :',　　ヽ:::::::／　　　　　　　　　 ` -- '　　 　.,': :＼: : : : : :
: l: : : : : l: : : ',　　　　　　　　　　 ，　　　　　　　　　　 /l: : : :ヽ : : : :
: :l: : : : :ｌi: : : :', / / / /　　　　　　　　　　　 / / / / / l: : : :/ ヽ: : :
: : ',: : : :l.l: : : : ',.　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　l: : :/　　 ',l :
: : :|',: : :l l: : : :.l ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 l: :./　　　　l :
: : :l ヽ: :! l: : : :l 　 ＼　 　 　 　 ⌒⌒　　　 　 ／ヽ 　 ! /　　　　　l:
: : :l　 ヽl　l: : :.l　,､ -l:` r .._　　　　　　　,､ イ:.:.:.:.:.iヽ...l/＿ 　 　 　 !
: : :l　　 ,､. ヽ: :l'　　/:.:.:.l　　　-　 ..　- '　　 l:.:.:.:.:.:l　　　　　`　 .._



　　　 |:i:i:i:i:i:i|　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iﾑ
　　　 |:i:i:i:i:i:ij　　U 　 　 　 　 　 　 　 　 　 -─　 寸:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}
　　　 V:i:i:i:i/　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　V:i:i:i:/´　 V
　　　　V:i:/　──-= __　　　　　 _ イ≦斗ヒ艾　 　 V:i7 /Y　 !
　　　　 寸ﾊ　　ｰ─‐t:::::ﾃ≧　 /　　 ￣￣　　　　　 .|:i:|　　}l　|
　 　 　 　 |.ﾑ　　　 ￣￣　　|　　　　　　　 　 　 U 　 |:i:|　)ノ .八　　　（やる夫の出師はミク派にとっては
　　　　　从 ﾑ　　　　　　 　 |　:　　　　　　　　　　　　ミ　/　/　　　　
　　　　　　 ＼',　　　　 　 　 |　:　　　　　　　　　　　　　　 イ　　　　 　　　損得が微妙で難しい判断だが…）
　　　　　 　 　 ＼　　　　　　|　:　　　　　　　　　　　　 jT:i:i:i|　　　　　　　
　　　　　　　 　 V　　　　　　ヽ　 ｰ　　　　　　　　　　/ .|:i乂
　　　　　　　　　 V　　　　　　　ｰ　　　　 　 　 　 　 /　 |´
　　　　　　　　　　V　　　　-=ﾆ二二ﾆ=ｰ　　　　　　　　|__
　　　　　　　　　　　､　　　　　＿＿＿　　　　　　　　　＜　)　　　　　　　　　
　　　　　　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　／＜　＞匕ﾑ

　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　 ＜　　王陛下、よいではございませんか！
　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　_,,..-''"´　 . . . ｀ﾞ"''-..,,
　　　　　　　　 ／　　　 ....: : : : :..:::::::::::::::｀ヽ、
　　　　　 　 ／　　 ...: : : : : : : ..:::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　　　　　　ヽ从/
　　　　　　/　　 ..: : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　　　　そ　 　て
　　 　 　./　 　 . : : : : : : :.::::::::::::::u::::::::::::::::::::::::::::::',　　　　　　　/^YY"‐-=ニヽ
　　　　 /　 　 : : : : : : :..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l　　　　　　　　　　　　 _,,..-'
　　 　 ,'　　　 : : : : : : ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　 　 _＿_,,..-‐''"_,,..-‐''
　　　 .l　　　　: : : : : ::::::::::::::::::::J::::::::::::――――┼‐==＝ニ-―‐ ‐''"´
　　　 .l　　　 　: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,'
　　 　 ヽ　　　　 : :u: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　＼　　　　 : : : : :..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
　　　　　　 ｀ﾞ''-..,,_　　　　　　　　　　　 --‐＜
　　　　　　　 ,,-''" ￣l￣￣　 　　　　　　　　　｀ﾞ''-..,,
　　　 　　／　　　 　　　　　　　　　　　　　　ヽ、　　 ｀''-,,
　　 　 ／　　　　 l　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ 　 　 　 ｀ヽ、




　　 　 　／ 　 ／　 ハ l / 　 /　　　　　　 /1
　　 　 　 　 ／ 　 　 ハ/ 　 /　　　　　　 /　!
　　 　 　 ／　 　 　/　　 　 ′　 　 　 　 ′ |
　　　　　　 　 　 　′ 　 　 | 　　　ｰ-　 」,_ ｜ⅰ 　 r‐(_　　 ⅰ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　 　 　 　 |⌒ﾒ､ |　　　　ﾉ　 　 |
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 八　i　i ﾏﾆﾆ弌 　 |｜　i　r'’/| i　 |
　　　　　　　　　 　 　 　 ｲ　ﾊハ｣　ﾞ} r' ::..＼ |人 ￤ 〉ｧ､j_j_　|
　 　 　 　 　 　 　 　 ／｀'|　 ⅰ　　 ゝｰシ　　　　寸/∧r=ｧv┤
　　　　　　　　　　xく(６ /|　　|　 　 　 　 　 　 　 　 } {,ﾊＶ 〈 /
　　　　　　　　 ／　 ｀爻┤　 |　　　　　　　　　 　 〉} {__,ﾉ r仏イ
　　　　　　　　 　 　 /　 ∧　 l　　 　 　 　 　 　 　 └v'⌒′ lⅰ
　　　 　 　 　 　 　 / Y⌒}|＿j__ 　 　 　 　-　、 　(_,ノ 　 　 ！!
　　　　　　　　　　 ′ ＼八¨ﾟ厂｀Y、　　 　 ｀　　 イ　　 　 　 Ｊ　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　 　 ＼ん／￣￣Ⅹ＿,人 ぇ｡.._　 ＜　　l|　　　　ｉ　i　　　　　　　　　は、母上・・・　　　 ＞
　　　　　　　　ー＜二ﾆ=イ　|　（____｀Y⌒＞ ハ　 l|　　　　|　|　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿／
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　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 　 ヽゝ-r一'　|　 l|　　　　|　|

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　| !　 | 　 |.! l_L｣｣__　| ! |､　　　}!//|/|/ |　 /リ|l　|　 /'l !i　!
　|l !　 |　 | ｢|Ｎ lＮヽミ! lト ､ 　 l{./７７＝! /iﾍ､ |! |　/　ﾘ l　|
..∧ ',　ﾄ､ |_＞''了￢-､ゝ 　ヽ /ｲ`ー} {l/ｲノ_}ハY! /　　　|　|
/　　 ヽ! Ｎ ヽ.　{ f'l!j }　ヽ　　　 ﾍ　 { ＼Y´__,.ｲ/ノ|　　　　|　|
　　　　　| l 　　ｯゝ-‐'一　　　i　　 ヽ ＼__],.ノ / j| |　　　　 |　!　　　　相邦は陛下に一度も間違ったことを言ったことはないはず
　　　　　| ﾄ､ 　 　 　 　　　　 {!　　　 ＼_,.＞く　/| | 　 　 　　　!
　　　　　| |ハ　　　　　　　　　ﾞ　　 　　　　､__》.' ,| |　　　　　 　 !　　　　違いますか？
　　　　　| |ーヽ　 　 　 　 　r‐‐､　　 　 　 　 /‐' | |　　　　　 　　!
　　　　　| |　　 ＼　　　　　　-‐　 　 　 　 ／.　　| |　　　　　 　 　!
　　　　　| |　　 ＿＞ ､　　　　　　　　　イｰ-､　　| |　　　　　　　　 !
　　　　　| |　　_＞､　└`ｰ ､ __ ,. -=´-┘_,∠、　| |　　　　　　　　　!
　　　 　 | | ＜　　　`ｰ'⌒ヽ `く_　＿｣￣ 　　　＞| |　　　　　　　　　 !



　　　 　　　／￣￣￣＼
　　　　　／　ノ　 　 ＼　＼
　　　 ／u　（●） 　（●）　 ＼　　　その通りではありますが
　　　 |　　　　　__´__　　u　　 |
　　　 ＼　 　　.L:::::ﾉ　　　 ／
　　　 ／ 　u　　　　　　 　 ＼

　　　　　／.:.:／／/.:.:.:.:.:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.／／:.:.:.:.:.:..ヽ
.　　 　 /:.:／／.:.:/:.:.:./:.:.:. /:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
　　 　 |:.:.:.＼＼.:|:.:.:/:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:l.:.:＼＼.:.::.:.:.:.:.:.:.: |
　　 　 !:.:.:.:.:.:.＼|:.:.|:.:.:.:./!:./l:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:|:.:.:.l:.:|:.:.|:.:.:.|:.:.＼|:.:.:.:.:.:.::.:.:.|　　　（私には賛成する理由も反対する理由もあるけど…
　　 　 |:.::.::.:.:.:.:.|:.:.|:.:.:/‐l/-|:.:ﾊ:.:.:ﾊ:.:. |:.:.:.|: |:.:.|:.:.:.|:.:.:.:/ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
　　 　 |.:.:.:.:.::.:.:.|:.:.l:.:.:.|<圷示　∨|ー-|:./」_:|:.:.|:.:./:.:.:/　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',　　　　この場でやる夫と夏太后の意見と
　　　　!:.::.:.:.:.::.:|:.:.|、.:|l ゞ='　　 ﾍ| 'ｲ圷示/|: /:/'＾ﾚ　　　|:.::.:..:.:.:.:.:.:',
　 　 　|:.:.:.:.:.:.:. |ヽ| ヽ|　　　　, 　　　ゞ=' ′|/:/|ｒ;　　　　|:.:.::.:..:.:.:.:.:.:',　　　　 対立するほどの材料は無いわね。
　 　 　|:.:.:.:.:.:.:.:.:　 ＼ﾍ. 　 　′　　　　　 /ｲ:.:.|/　　　 　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::.:',
　 　 　|:.:.:.:.::.::.::.:|　 /|:.:＼　 ｀ `　　　u./　|:.:/ 　　　　　|::.:.:.:.:.:.:.::.:..:.:.:',　　　　　ならば、群臣に影響力を示すか…）
　 　 　|:.:.:.::.:＿＿|　//|:.ノ＼＿_　..　イ｜,|/ ＿　　　　|:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:',
　 　 　|:. /　　　 /〈. V＿|＼_＞'′＿ l　 　/ 　 ￣ヽ　|:.:.:.:.:.:.:.::.:.:..:.:.:.:.|
　　 　 |/　　　　| 　　￣￣!ニﾆ} ￣￣　　/　　　 　　ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|

　　　　　　　　_,,..,　　　　　_,,.....,......,,_　　　　　,,_
　　　　　　　 / ./＼　,.-''´　＿i ＿. ｀ ヽ.、 / !　l
　　　　　　　/ ./ﾆ=/ -　　　-‐'‐-　　　_,,..!, =|　.!ヽ
　　　　　　/i:,::::ヽ'/ヽ,　　　　　　　　　 、、 '; /:::;/　!
　　　　　 .!/ ヽ:::::! .!//　　　　　　　.u　ヽヽ' i'::::/　　!
　　　　　 ./　 ヾ:| .//　/ , ,　 .,　　 .,　,　 ヽヽ|-'i　　 .|
　　　　　 i　　 l .| !./ ./| i　l　 l　　 l.|.l i.ヽ　i :li　|　　 .l
　　　　　l　　 .|　l .i ./ Ll-|-! .|　　-lr-|、,|:, .l |　l　　　|
　　　　 .|　　 .l　 .!l .l .!,,,,,,,l、':,.l　 ./ ,,,,l,,、l ! .i.l　|　　　.l　　　　　王陛下
　　　　.l　　　|　　| l　|｀ ﾞﾞﾞﾞ｀　ヽ'ﾞ ´ﾞﾞﾞﾞ´ !':/.!|;|　l　　　 .|
　　　　!　　　l　　.lﾞiヽ!,ヽ、　　 _'_　　　,/;//　.l　|　　　 .l
　　　 .!　　　|　　.l | ヽ,.!..,.., - ..__.. .r ''´/./　　.| .l　　　　|
　　　/　　　l　　 | .l　　ヾ>-'- ,...,.-' .!、'ﾞ　　　 .l .|　　　　l
　　 /　　　 !　　.l .|,. -i'"l.! ,, ./;~;!, ,, /;"iヽ.、　 | .l　　　　.|
　　/　　　 .!　　,!.,:'　　|　ﾞヾ;/;i' ‐|ヾ;' '　| 　 ヽ　!.|　　　　 .!
　 /　　　 /　　/ !　　 l　　　,..l.__,.l.,　　　l 　　 !　 !　　　　　!
　/　　　 /　　/ ,|　　 l　　 へヽ---',＿ .|.　01|　 .|　　　　　.!


　 　　　　　＿＿＿_
　　　　　／　　 　 　＼
　 　　／　　_,ﾉ　　 ＼ ＼　　　！
　　／ 　　 （●） 　（●） ＼　　
　　|　 　u　　　　__'__ 　　　 |
　　＼　　　　　　L::::ﾉ　　／

　　　 　 　 　 　 l: : ﾚ′.: : : : : : :./: : : :::: : :l: : : : : : : : : : : ∨:ﾍ ｌ: : : : : ,
　　　　　　　　　ｌ: :/:./ : : : : : : :.∧.: : : :::: : ﾄ、ヽヽ.: : : : : : :.∨:ﾍｌ.: : : : : ,
.　　　　　　　　 l: :′ｌ: : : : : : i :/　∨: : :::: : ｌ ＼: :_＼＿: : : : ∨: ｌ: : : : : :.,
　　　　　　　　 l : |: :l: : : : : : :|/　　 V : : : : :ｌ ￣＼ヽヽ : : : : : ∨:l : : : : : :.,
.　　　　　　 　 l: : |: :!: : ｉ: : : :.|--―　V.: : : :.l　　二≧≠ｧ: : |! }_}､ｌ: : : : : : :.,
　　　　　　　　ｌ.: :.|: :!: : |.: : : :| __,,,二、ヽ＼: ﾄ､イ ら必ハ : :.|ﾊ!77ｌ: : : : : : : .,
　　　 　 　 　 ﾊ : l: :| !: |: : : :.|〈'"ら必ｊ　 ヽ＼　 　 ￣｀　!: : ｌ!777 !: l: : : : : : .,　　　　　相邦は覚悟を決めて申されているようです
　　 　 　 　 ,:′∨: :!i|从: : : :lﾍ　ゞ"´　 　 　 　 　 　 　 从 :l!7７　l: :ｌ: : : : : : :.,
　　　　　　,:′ :.:i!.: :i!ハﾉヽ: :.Ｖﾍ　　　 　 ′　 　 　 　 // !/Z7　｜: ｌ: : : : : : : ,　　　　　ここはお任せいたしましょうよ
.　　　　　/l: : : : :|: : |: : i/'＼ : Ｖﾍ　　 　 、___ 　'　　 .ｲ/／　　 　 |:ｌ : ｌ : : : : : : .,
　　　　 / l: : : : : : : :|: ! !　 　＼:Ｖ:ヽ 　 　　 ｰ　　 ／/ハ: ＼　 　 | l: : l: : : : : : : .,　　　　　いかがですか？
.　　　 /:. l: : : : : : : : : | |　 　　 ヽゝｰｒｭ＞　 __ .イ　　ムｲ⌒｀ヽ　｜l: : :l : l : : : : : ,
　　　/: : l : : : : : : : : :.| |　　　　　jﾉ　/:｀::＜　 rｰ:::＜::::: ﾍ　 　 　 |: l : : l: :ｌ: : : : : : ,
.　　/ : : ｌ: : : : : : : : : :.リ　　　 　 　 /:::::::::ハ　ハ:::::::::::::::::: 〉､ 　　 |: :l : : l: :ｌ.: : : : : : 、


　　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　 　／　　u　　 ⌒　 ＼
　　　　　／ 　　　　 u （●）　　＼
　 　 　 |　　　　　　 　 　 　 __´_ |
　　 　　 ＼　　　　u　　　.｀`ー／
　　　　　ノ　　　　　　　　　　　＼

　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　┃　軍事行動は成功すれば軍功となるが失敗すれば最たる失脚の理由ともなる
　┃
　┃　勿論、軍事行動はそれ以上に命がかかっている
　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾁﾗｯ
　 　 ／　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 　 　 　 '.
　　 i 　　　　　　　　　　　　　ミ　〃　　　､.＼ 　 　 　 '.
　　i　　　　　　　　　　　　　ミ　　ｉｉ 　　　{:;:;:;:}､　 　 　 i
　　ｉ　　　　　　　　　　　　＼　　　､ 　 　 ゛ソ } ｀ﾞ　　　i　　　 　　（ミク…）
　　 '.　　　　　　　　　　　　＼ 　 　 ｀　　 　／　　　　 ﾍ
　 　 .'.　　　　　　　　　　　＼　　Ｕ　　　　/　　　　　 　 i　　
　　　　＼..,　　　　　　　　　三　　　 　 　 {　　　　　　　 i
　　　 　 /｀ヽ　 　 ＿＿＿＿゛　　　　　　　､_＿＿＿／



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾁﾗｯ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／. . . . . . 　. 　. 　. . . .＼ヽ|. . . `く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .' . . . . /. . . . .　.　.　　　.　.　.|. . . . . .＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.ｉ. . . . ﾊ. . . ｉ、. . . . . . . . . . . ﾊ. . . . . . . .ヽ
　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　 /. .|. . ｀/､i. . . | ＼ u 　 . . . |. . /| . . . . . . . . . .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/.′|. . /ｘ弍. .‐!-　_ヽ . ._ . . |. //|. . . . . . . . . . . .　　　　（…やる夫）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |. .'ﾊ 弋}ヽ. . ﾂ'_)心､_｀ . ｉ厶/|. . . . . . . . ､. .. . ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i.i. i/!iﾊ　　＼{ 乂..ツ^. . ' ｢i !,i . . . . . . . . ｉ＼. .′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,从..八 ′　　 ﾊ/i／　|. /ｉ !j |′. . . . . . ｉ. |　 ヽ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ＜三三:. |ｉ＼ ゝ､　　　　.ィ厶＞'´　. . . . . .　|. |　　 i. .'.
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∠三三三三:{i_,zｭ --=≦　　;ﾑ　　　 .′ . . . . . i从　　: . .|
　　　　　　　　　　　　　　　　∠三三三≧‐　´ _,.＞‐ /｢j‐‐ ´　 〉 　 ,. . . . . . . . ﾊ､ヽ　 . . |
　　　　　　　　　　　　　　　　{三三=≦7　/´￣ 　 　 r‐ｧ―‐＜ ∧　.′ . . . . . /. .|　　/. . .!

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,､､､､､､,,,,
　　　　　　　　　　　　　　　 ,､-''"´.:::;:;:;;;;;;;;;;;;;`ヽ､
　　　　 　 　 　 　 　　 ,r'"´.:.:.::::::::::;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　　　　　　　　　　 　 /.:::::ﾊ.:.:.::::::::::::::;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　　　　　　　　　　　 ,!;;;厂 `＼.:.:.:::::::::::;;:;:;:;:;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i!
　　 　 　 　 　 　 　 ,!:;;;!　　 　 ＼`ヾ;;;:､ミ､;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i!
　　　 　 　 　 　 　 〈:;;;;!　　　 　 　`ヾ､ﾄﾄ､三ﾆﾆミヾ;;;;;;|
　　　　　　　　　　　 ヾ!ｰz､､_,,　　　　　_,,,,､`ゞ三二ミﾐ;|
　　　　　　　　　　　　 〉 ｀`ｰヾ!;:.　r≦ﾃｧ=ｭ　ﾞi三三二i!　　　（最高の臣の判断と
　　　　　　　　　 　 　 l　　 　 ﾉ 　　｀`　　　　　!::/^ヾ;;/
　　　　　　　　　 　 　 ﾞi　　　/　　　　　　　　　ﾘｲ> |;/　　　　　　両太后の情で訴えられては
　　　　　　　　　　 　 　i　　〈 ;:. _,　　　　　,′　ｿ／;:!
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ', 　 _　 　 　 　 　 　/^ ｲ;;;;/　　　　　　　　王にそれを否定するほどの意見はあるまい）
　 　 　 　 　　　 　 　 　 ',　　二ﾆ''ｰ　　　 /: 　 |;:/
　　　　　　　　　　　　　 _ﾄ,　　　　　　　／:.::. 　 ﾘ
　　 　 　 　 　 　 　 　 //.;.ﾞ､__ ＿_ , イ:.:.::::.:. 　 |
　　　　　　　　　　　　//　　｀`''ｰ- ､::::.:.:.:...:　　,」
　　　　　　　　　　 _ノ/＝= ､　　　r‐ `''ｰrr‐ '''7{




　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾉ
　　　　　　　　　　　　　 イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵
　　　　　　　　　　　　　　　 ∵ ∵／ ＼　　／　＼ 　　∵　
　　　　　　　　　　　　　　　∵　／ （ー）　　（ー）　＼　　　
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | u.　　 　 ´　　　　　 .|　　　…
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 　 ⌒　　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　 __／::ゝ|　/: : ∥::::::::::::　＼　
　　　　　　　　　　　　　　 _／:::::::::::::/ｌ/: :／∥::::::::::::::::::　ヽ

　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾉ
　　　　　　　　　　　　　 イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵
　　　　　　　　　　　　　　　 ∵ ∵／ ＼　　／　＼ 　　∵　∵
　　　　　　　　　　　　　　　∵　／ （●）　　（●）　＼　　　∵
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | u.　　 　 ´　　　　　 .|　　　　　　　分かりました！明日正式に将に任命します
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 　 ⌒　　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　 __／::ゝ|　/: : ∥::::::::::::　＼　　　　　　　蒙ゴウ将軍の国境軍と連携して
　　　　　　　　　　　　　　 _／:::::::::::::/ｌ/: :／∥::::::::::::::::::　ヽ
　　　　　　 ＿　　 ＿, ィ´:::::::::::＿__| ,.へ.＿∥__::::::::::::::::::::::|　　　　　　先王の喪中に我が国を侵そうとする不埒者に
　　　　　　 ≧_｀￣}i : : |:::::::::::_|＿＿＼　＼_l|＿|:::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　 ⊂イ　|: : :|:::::::::{l〈　 　 　 ＼ノ"）／:::::::::::::::::::::::/　　　　　打撃を与えるのです！
　　　　　　　　　 |　｜: :|:::::::|￣￣￣￣`ｰイ/:::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　｜　|: : :l:::::::￣|￣￣￣￣７::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　 |　｜／|:::::::::::|　　 　 　 /＼:::::::::::::::::::::::::::::|




　　　　!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ
　　　 .!　　　　 　`'ｰ ,,_　　　　　　　 　　　　　　　　　 _,,,＿__　　　　　　　!
　　　 |　　　　　-.、　　 ｀''ｰ ..,、　　　| |　　　...ｰｰ''"´　　 ._,-　　　　　　　!
　　　 l 　 　 　 　 ﾉ　　　　　 　　　 ゛　　　　'i　　　　　 　 }　　　　　　　　 i!　　　　　　ははー！
　,..-'".ｌ　　　　　　ヽ,、　　　_./ 　　　　　　　　ヽ_　　　.／　　　　　　　　 ,l～　..,,
´　　　 ヽ　　　　　　 .｀ﾞﾞﾞﾞﾞ./ 　　　　　　　　　　 ヽﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　　　　　　　　　 /　　　　 ﾞﾞ'-､、
　　　　　.＼　　　　　　　│　　　　　 　 　 　 　 　 l　 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　 .｀'-､,　　　　　ゝ..＿__＿,..-ｰ .＿＿__イ

　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　　　　,. -'"´　　　　　　｀¨ー ､
　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　ヽ　ヽ、
　　　　　 ,,.-'"　　 　　　　　　　,,.-'"｀　　　　　ヽ、
　　　　 /　　　 　 　　､＿_,,.-='､':'"　　　　　　　　ヽ、
　　　　i へ＿__, 　　　"　ﾞ.ﾞ､;;;;::',ﾉ 　　　　　　　　　　ヽ
　　　 ./　i ﾞ:;;;;;,:〉　　　　　｀''''''"　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　聞いての通りだお
　　　/ .　ﾞｰ-''"　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　i
　　 /　　　 i　　　人　　　　 ノ　　　　　　　　　　　　　　　l　　　新軍の３万の編成と他の5ヶ国が敵に同調しないように使者を送るお
　　,'　　　　 ' ,_,,ノ　 `─-‐' ヽ　　　　　　　　　　　　　　　l
　　i　　　　　　｀､　 _y──‐ l　　　　　　　　　　　　　 　/　　　　それから蒙ゴウ将軍の防衛軍が抜けた分の軍も編成するお
　　',　　　　　　　ｉ_/　 / ＿ '　　　　　　　　　　　　　 ／
　　 ヽ、　　　　　　￣￣　　　　　　　　　　　　　　　/
　　　　ヽ､_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　　 ｀¨i　　　　　　 　　　　　　　　　 　 　 ヽ
　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ



　　　　　　　　　　　　　,,､､-‐''"￣｀` ー-､､
　　　 　 　 　 　 ,r'"´ミy'"´　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　`ヽ　　　　 `､
　　　　　 　 　 l　 ,ｨｲ^^ヾi､　 i　　　　ﾞ､ヽ　　　ﾊ､
　　　　　 　 　ﾉ　 j1!　　 1i!　|l　　　､ ﾞヾ､､､ィｲ;:;＼
　　　　　　　/　　ﾉﾉ　　　Nﾄﾄ､ﾄﾄ､.:.:;ヽヾミﾇ彡;:;;:;ヽヽ
　　　　　　 （1j ｨｲﾘ　　 　 `ヾ>>､;:;:;ミﾐ二云彡;:;;:;;ヽj　　
　　　　　　　`ヾN!;ﾐz､　､､z-_‐彡≧ｰ-三彡<;;､ヾヽｲ　　
　　　　 　 　 　 ｀`iでｿ}　.:.:;;ﾓﾃｿ　　　ﾞミ/ｲ i!;:;;;:;:;::V　　　　　急げ！
　　　　　　　 　 　 |　,ﾉ　　 ｀`　　 　 　 ﾐ ﾘ /;:;;;;;;i;l;i!　　　
　　　　　　　　　　 l (　　 ,　　　　　　　 ﾘ イ;:;;;i;:;;i;:ﾘ　　　
　　 　 　 　 　 　 　! ｀"´　　 　 　 　　,′!::ヽi;;リソ　　　
　　　　　　　　　 　 ',　‐-‐- ､　　 　 /.:.::,!::::ﾉﾘｿ{､
　　　　　　　 　 　　 ﾞ､ ￣`　　 　 ／.:.:.:/／｀`^ﾉﾉ￣｀`ー- ,､､､＿
　　　　　　　 , ｨイ 77,ゝ､ ＿ , .イ.:.:.:､‐'´　　／´　　　　　　 ,r'r'´r'´ｿ＞､､
　　　　 　 ／ // // ￣｀`Nヽ r彡＜　　 ／　　　　　　　　/./ ,/　　 , イ^.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 x≠:.:ミ、
　　　　 　,､zxｚ 、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,{ 狂三ﾐ }z≠-ミ　　　 ＿　　ィ＝ミｘ
　　　　　 ﾄ，:::::::ﾊ　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ‘f　 ム-イﾊ ィ乍ﾊ　 ぃぐ/ミ=-}.ィ=-}
　　　　　fﾟ '^¨ﾄ､_L　-ミ　　　　　　 　 　 　 ,､ ｎ　　　　ア:::::::::::〈　ム＿ムz.〈災什ミ=-ﾑ_.ム_
　__,、　　ヒ　./:::::::{ ,､　 ヽ　 　 　 　 　 　 〈　` }　　 .／:::::;::::::::└ｧ':::::::::::::ﾄ，　ﾑ三匕_/:::::::::::::
.〈 .ハ　　　 ｀):::::::T:::::ヽ　ヽ　　　　　　　　　｀ヽ ｀ｰヤミ／ヽ:::::::ノ::::::;:::::::::::L人/::::::::::::::＼ｰ ､::
.　＼ ＼　　./ヽ::::::::::::::::ヽ　 ≧　　　　　　　　　｀丶}　└-- ` へ:／ヽ:::::::::::::::::}::::::::::::::::::::::＼　　　　　　いそげ～！
　 　 ＼ ｀¨ﾁヽ:>､:::::::::::::::}ﾊ入　　　　　　　　　　　　｀¨¨　ｰ― く::::::ry､:::::::::::::/::::::/:::::::::::::::::::＼
　　　　　 ー　' 　 ＼:::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　　　　　　　　＼L_ 　ー‐へ :/＼:::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　 ｀ヽ::::::::::::::::_ム　　　　　　　　　　　　　　　　／:ー::＝--　イ_／:＼:::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　｝::-‐:::´:::::ハ　　　　　　　　　　　　　 ／｀丶::::::::＞”::::::::::::::::::::::::ヾﾐ::イ
　　　　　　　　　　　 イ::::::::::::::::::::/::::|　　　　　　　　　　　　/　　　　> 厂｀丶,人::::::::::::::::::::}/:::::
　　　 　 　 　 　 イ::::::::::::::::::::::／:::::: !　　　　　　　　　　　〈　　　Z　〈　　 ∠:::::ムﾊ::::::::::::/::::::::
　　　　　　　　/　 ＞ｬ―‐　个---r′　　　　　　　　　　　ヽ／:::::ﾏ::ヤチﾊ ヤ￣　＼::/::::::::::::
　　　　　　　　'. ／:::::::｀ヽ 　 |　　 .|　　　　　　　　　　　　　　ヽ::::::::ﾏj　マ:ム ＼　　/７￣ ＞



　　　　 /彡;;;;;;;;;;;ﾉ::::::　`'弋N;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ≒;;;;;;;;;;}
　　　　 {ｿソ;;;;;;ノ::::::::　　　　ゞ`'-､,;;;;;;;ミﾍﾞ;;;;;;;;;;j
　　　　 ﾚｲノｲｲ::::::::::::　　　　　　　 `'ｰ､;ミｬ;;;;;;ﾘ
　　　　ﾉ;;;;;;;;;ﾉ'ｰ- ､,::::　　　　　　　　　　`''ｉﾐ;;;;l
　　　 ｲｼ∧ｿ:::::ｔｪｒ- ﾐ､; ､ ,〟　＿,,,,,､､．､|;;;;;ﾉ
　　　　乂　ﾘ:::::::::::`ﾞ''''ﾞﾉ:::>　＜rｔﾃﾆ,;ｨ'　,レi゛
　　　　 〉{ﾙﾄ::.......　　　.:::.;;　　 ....　　　　 ﾚｲj　　　　…
　　　　　ﾊ　j:ﾞ､::　　　:::::::;;　　　　　　　 ﾉノj'　
　　　　　ﾋ;;;ﾘ:::::::　　　:::､:ゞ:r:　　　　 　 レ' 　　　　　（他の国まで敵に回るほど負けてもらっても困るが
　　　　　ゞｼﾊ::::　　　　　;;;　　　　　　 /ｲ　
　　　　　 `Y´:ﾞ､::　　¨､ﾆ二ﾆ;`'　　　ｲｼﾞ　　　　　　　　　損害を出しての辛勝が望ましいだろうな　　　　
　　　　　　ﾉ　:::ヽ　　　ﾞﾞ^^ﾞ　　　 ,. ','ﾘ　
　　　　　斤'ｰ､,_::＼ 　　　　　 ／　 |　　　　　　　　　　　　そうすればやる夫を失脚させる理由にはできる）
　　　　/_;__;;;;;;;;;;`-;;;ヽ,,,,＿,／;;.../　ﾄ>　
　　　 ,f…::;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ｰ;;､_　/ r'〈| |　
.......／ﾐｧ;;;_;;ヽ＼;;;;;;;ヽY´,r'ヽj`Y仁ﾐi

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, -── - ､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／￣へ＼　、　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 / 　 　 　 へ＼｀三　　 ヽ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l 　 　 _　　 　 厂lトi､ 　 　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　/　　三_彡　_ノ　 l| l|ヽ、　i l|
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l　　 ,ﾆ､ 　 /　＿ ヽ `ｰ ∨/l|
　　　　　　　　　　　　　　　　〉　/ ﾍ l. ハ! ‐ｔｧ=ミ　_≧-┘
　　　　　　　　　　　　　　　　〉　ヽ`! ﾐ′　　 ￣ " 〈 ｲ　　　　　　（それも蒙ゴウの力量次第だが果たして）
　　　　　　　　　　　 　 　 　 l、／`┐　　　 　 　 _　∨
　　　　　　　　　　　　　　　 /＼ 　 ﾍ　　　　 ＿　_７′
　　　　　　　　　　　　　　 /=く　＼ l　＼　　　 ｰ /
　　　　　　　　　　　 　 ／＼　ヾ:､ ｀ヽ、_＼ ＿ / ,-─-､
　　　　　　　　　　　r＜_　　 ＼　ヽ＼_)）r=ﾐT｢<ヽ＼ヾ、`ｰ┐
　　　　　　　　　r＜_　｀ヽヽ、　 ｀ヽ、¨´ ゝ l.|.| |`i　l トi ヽ　/
　　　　　　_,∠￣`＝=､ヽ　､ ヽ　 ￣`ｰ＝=┻/ :ﾚ　〉l トil|=ヽ



::::::::::::::::::::/::::::::::::::/::/:::::::::::::/:!::::::::::::::::::::::|:: :|:::::::::::|::::|
:::::::::::::/:::/::::::::::::::/::/:::://／/|:|:::i:::::::::|:::::|.u :|:::!:::::::|::::|
:::::::::::/::/ !::|::l::::!::|::∥/／:::/_|_ /::::/::/:_/＿__|::|: i:! |: |
:::::::::/::ﾊ:::|::|: | :| |-'-／/ﾆ/､/::/::::/://7_,--,, |:|: : :|::|:|
:::::::/::∧:! ヾ| !: :|| ／''叨;｀|ヾ:/'　　 / '''ノ;;;!ﾞヾ|: : : |:|:|
:::::/::/　!、:::|: : : イ|llｼ;;;;ツ/://　 ／　 !ｽ;ll;ﾉ/|: : :∥:|、
::::/:/　　＼::|: : : ||| ヾｰ-'',,/　!／　　　ヾﾆ ｲ/: ::://':::|l
:::/:/　　　 ヾ|: : : :||　 ￣::::::　　　　 ,　 ::::::　 |.! ∥::::|:::!!
:/:::|　　　　　 !: : :.||ヽ、　　　　　　 '　　 　.ノ| //::::::::|:::!.|
:|: :|　 　 　 　 !、: :|.|　 ｰ 、　 -―　　,,-''ﾞ´ .|::/|::::::::::::|:::|l、
|: :|　　　　　　 '||: :||ヽ、:: ::｀::ー-,-､'ー----|/　!: : : :::::|:::||
|: :|　　　　　-､イ!::||::::＼、:: :: ::/|ll::ヾヽ=､ , | .｀, .|: : : ::::|:::ハ
: ::|　　　,,-‐' )|::::∨| ,、:::::ｰ-,-,'､|l､:::'l､::ヽ.! '　 |　!: : : : :|::|::ハ

　┏━━━━━━━
　┃　ミク宮
　┗━━━━───



　iﾞf',i　_,.､=',ｨ ,ﾉ ,ｨ'ノﾉﾘ　　　　　,ﾍ ゞ ゞ､　ゝ ﾞ:、、　 　 　 ﾞ!
　|l!　￣　ｲ ノ_,ｲﾁ､,,_　　　　　　　_,､>-ﾐゝﾐゝ､ `､`ｰ､. ､ ヽ|
　 ﾍl, 　 ´"T"　｀ﾞ≧!_ｴiｭ　 ｬ-r‐<ﾞｨﾆ.´￣　　ﾞi`ｧ=ﾐ、　 　 |
　　 ヽ`､ 、 ﾞ!　 ''ﾞ（・）`>`i　　Z"´（・.） `'　　　 ﾄ| x ヽ`　　 |
　　　 `ゞ､ﾐ ﾞ!　　｀''''''´　iﾞ　　　 ヽ`''''´　　　　 l_K, ﾞ | ﾞi ﾘ　!
　　　　　ﾞﾄ､ｰ!　　　　　 ;'　　　　　　　　　　　 ,lﾘ ﾝ / ,ﾘ ,ﾚﾞ
　　　　　 ﾞゞ､|　　　　　（　`_, ,､　　　　　　　　`ﾞ´ ノ ,ｿ /　　　　　　　 上将軍
　　　　　　　`l,　　　　　 `_　　　　　　　　 　 ,'ﾄ-'" ノ ,/
　　　　　　　 |ﾞi　　　　ｬ====-､._　 　 　 　 /!.!,　,　 r'　　　　　　　　　　 実際どうなのだ？
　　　　　　　 j ﾞ:、　　　`""￣￣　　　　　./ ;' ﾘ ﾉ　.l
　　　　　　　 ﾘ; .ﾄ、　　　`''""´　　　　 ／ / ,ｸﾚ'ﾉﾉ′　　　　　　　　　　　やる夫・蒙ゴウは勝てるのか？
　　　　　　　　ゝj,_`:、　　　　　　 　 ／　 _',､-'"ﾚ'′
　　　　　　　　ﾄ､,_`-ゝ､＿＿_,,､-'ﾆﾞ､-''"ﾞ,,､-''"|
　　　　　　　_/' ,、,＞-､, ﾞ'v''" ,､-=ﾆ,'"´　　 /´)




　　 　 　　　 　 　 /.:::::::::::::::::/.::.::.:::;::::::::::::::::;:::::::::::::::::::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.
　　　　　　　　　/.::::::::::::::::::;::::::::::;:::::::::::::::::: ﾊ:::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::.::.::.
　　　　　　　 　;:::::::::::::::::::::;::::::::::;:::::::::::/.::/　 :::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::l
　　 　 　 　 　 :::::::::::::::::::::;::::::::::;::::::::::/:::/ 　|::ﾄ:::::::|::::::::ﾄ::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　l::::::::::::::::::::;::::::::::;::::::::/l::/ー -iｆ:|、:::::!::::::::! !:|:::l:::::::::::|:::l
　　　　　　 　 i:::::::;::::::::::ｲ:::::::::;:::::::/ 弋 弋辷ﾄ､ }::|::::::::|_l:什|:::::::::::!::ｊ
　 　 　 　 　　|::::::;::::/⌒l::::::::::|::l::{　　ﾘ｀￣｀!: 　 !:!ヽ::::!戈刈::::::::::!:;′
　　　　　 　　;:::::::;::::| l ｒ.|::::::::::!::|::!　　　　　 i'　　i'　ﾊ::}`ー' |::::/;//　　　そんなもの実際にやってみなくてはわからん
　　　　 　 　 ::::::::;:::::、y |::::::::::|::|ij　　　　　　　　　 　Ｎ　 　 !:::{/
　 　 　 　 　 l:::::::;:::::.ヽ　!::::::::::|:ｊ　　　　　　　　　_　　〉　 　,::::::!　　　　　　勝敗は兵家の常だ
　　　　　　　l:::::::;:::::::::::.｀!:::::::!::!　　 　 　　　　　　　´　 　 /.::::;′
　　　　　　　l:::::/:::::::::::::::|:::::::|::|　　　　　　　　-‐ ｰ ,.　　..::::::;　　　　　　　　もちろん常識で考えれば、我が大秦の兵は強く、　　　
　　 　 　 　 ;::;::::::::::::::::|:::|:::::::|::i　 ､　 　 　 　 　￣ 　 ,.:':::::::::′　　 　　
　 　　　　　;:/:::::::::::::::::!:::!:::::::!:j!　　 　 ､　　　　　　 ｲ.:::::::::::′　　 　 　　　　　韓や東周君の兵は弱いだろう
　　　　　　;/:::::::::::::::::/::::|:::::::|' !　　　　　`　　. __／ |::::::::::::!　　　　 　　
　　　　　 ;:::::::::::::::::イ::::〈i::::::::! |　　 　 　 　 　 / 　　|:::::::::|:|　　　　 　　
　　　　　,::::::::::::／　 ヽ::::::::::::|ヽ　　　　　　　　! 　　 !:::::::::!:!　　　　　 ←張唐将軍
　 　 　 /:::::::／　 　 　 ヽ::::::.ヽ ＼　　　 　 　 ﾄ､　　l|::::::::|j

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＿
　　　　　　　　　　　　　　 　　,　 ´::::::::::::::::｀　､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,'　　　 ::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　,'::::::::.... 　 　 　 　　l　i
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,':::l:::::::,::l:::::::::::::.......:::::l::..l
　　 　 　 　 　　 　 　 　　,':::l:::::,｣_l i:i:::::::l:::i::::::::::l::::l
　　　　　 　 　 　 　　　　 l::il::::::lltｪﾒ､|l::l_l:L::::::l:::::l
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l:::l::::l 　 　 ｀ヽftｫl::::l:::::l　　　　しかし、諸侯が裏で手を回し兵を貸す可能性だってある
　　　　　　　　　　　　　　l:::l:::l 　 　 . ,　 　 ',l::l::::l
　 　 　 　 　 　 　 　　_　 l ‐､lヽ 　'ﾆヽ 　 /.'l::l::l　　　　　今は大人しいが堂々と兵をあげる可能性もあろう
　　　　　　 　, --‐,'´｀ ｀´ 　ﾉl　ヽ ''　, イ::::::l::l:::l
　　　　 　／　, '´　､　ヽ r'´ l::l ､　´ 　/ヽ::::l::l::::l　　　　　優勢と思われた軍が一度の敗戦で
　　　 ,- ' 　 ,l　ヽ　ヽ　l, ｀ 、l::l　､､ 　 l lヽ｀l::l:::::
　　, ｰ, -- '　ヽ　ヽ ｀=亡_ノ l::l 　 ､､　l l l i l::l ヽl　　　　　将を含め全滅ということもあるのが戦場だ
￣／　/　 　　｀ ‐/　　　 l 　 l:l　　 ､､l l　l　il:l　 　＼
´ 　 　l　　　　　 /l　 ' 　 l　　l | 　 　〈 l 　l　|l 　 　　 ヽ
　　　 l　　 　 　 /l　 ,'　　l　　l ヽ　 　 l　　ll　l　　　　　l
　 　　 l　　　　/ ll　,' 　　l　　l　 ヽ 　l　　 l l　l　　　　　 l
　　　　ヽ-‐ ´　 ll ,' 　 　 l　　l　　ヽ l 　　l　l　l　 　　　　l



: : /.: : : ,'{i: : :ﾄ、＼:. : :＼:. : : :.',: .∨_彡ﾏﾊ
.: ,': .:i: :/ |i ゞｰ=＝―-- : :. : : : : :. .', ／ ﾏﾊ
: : : :」ｨ　 |i: : : : iL＞‐＼: :i|: :i: : :.:}: :∨/,' ﾏ/
: :イ〔 {-　', : : : :ィ笊弄ミ刈: :}: : ,ハ: ::} /: :
: : l :|,x=ミ从: : :. ', {iﾟfＪ ,i}｀ヾゝ: .: .:.:} ｉﾚ' /,'
＼Ｎ《 {ﾟfﾊ｀ ＼:∨ 辷 夕 , /. .:/. : .:.:ﾘ＾∨
: : }从 辷ﾘ　　 j/　　ｰ‐ '"/. .:/. : :.:.:,' い,'　　　　全滅…
: .::/∧ ｰ'　，　　　　:::::::::厶イ. : : .::/シ∧
ﾄ 、ヽﾊ:::::::　　 ,.　ｧ　　 u 〃|: : ,ﾘ/-‐': : ',
| ハ: :八　 　 'ー '　　 　 {{ ,ｲ: ∧イ: :', : :
i/ ; j/: : ＞ 　　ﾟﾞ゜　 　　イ　}/!＾j} !: : : : :
: :,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|i　≧=≦　 　 '　ト- 、: : ! :
:/. : : : .:.:.:.:.:.:.ﾘ,任＜:}　　　　　|ミ､ハ ！:
{ : : : :.:.:.:.:.:.:./ {三三ﾆ≧x　 　 `ｰy:ﾊｭ､_
.' , : : :.:.:.:.:ｧｭノ二ﾆﾆﾆi⌒':､　　 ,.ｲr寺:ﾏ》
　_,.．-=ﾆ《 }三三三ﾆ|ﾆﾆ℡ '",任i､ﾄ℡ﾏ》
⌒ヽ三ﾆ《/三三三三}`寸ﾆ 〉,任少}ニ寸

　;;;;;;;;;;ii;;;;;;;;/;;;;;;ii;::::::ﾊ:::::､:::::::::::::::::丶
　;;;;;;;iiii|;;;;;;/;;;;;;;iii;;;;;;ハ;;;;|､;;;;;;;;;;;､;;;;::|
　;;;;;iijj'|;;;;/|;;;;;;iiiii;;;;/　|;;;;|ヽ;;;;;;;;;i;;;;;;;;|
　;;;ﾊ;;ﾙ;;レ|;;;;;;ﾊii;;/　 |;;;;|　|ii;;;;i;;;i;;;;;;;|
　/ﾅフ;ﾌ　|;;;;/'|i;;/''ｰ-|;;;|-"|ii;;;;;;;i;;;;;;;|　　　　　？
　,-―/､　|;;/　|/ ,-─|;/ 　.|ii;;;;;;;i;;;;;;;|
　　　'　　|;/　./　 '´￣`ヽ　 |iii;;;;;;ii;;;;;;|
　⊃　　 |/　　　　　　⊂⊃. iiii;;;;;iii;;;;;;;|　　　　　 ミク様、なにか？
　　　　　　　　　　　　　　　 ﾘii;;;;iiii;;;;;;;|
　　　　　　､　,　　　　　　　/ゝ;;;;iiii;;;;;;;|
　　　､＿　 -　　 ,　　　　./iiiiii;;;;;iiii;;;;;;;|
　　　　ヽ'´￣ `ア　　　./iiiiiii;;;;;;;iiii;;;;;;;;|
　＼　　 ヽ--ノ　　　／|iiiiiiiiii;;;;;;;;iiiii;;;;;;;|　　　　　　　　いや～今日もお美しいですね
　　 ＼　　￣　　 ／　 |iiiiiiiiiiiii;;;;;iiiiii;;;;;;;|
　　　　`ー-─　´　　 .ﾄ-:iiiiiiiiii;;;;;iiiii;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　　 |ﾘ:::::＼iii;;;;;iiiii;;;;;;;;|
　ヽ　　　　　　　　　　/|:::::::::::＼;;;;iiiii;;;;;;;;|



　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _/三三≧ｭ､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,，: :´: : : : : : : : : ｀ヾﾐｘ
　　　　　　　＿__　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : :.｀ヽ､
　　　 　 　 /三三≧ｭ､/: : : : : : : : : : : : : ｉ: : : : ､: : : : : :ヽ
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　　　　　///: : : : : : :.ｉ: : : : : :ｉ : : : : : : : : ﾄ､: : : :.:| -‐ヽ: : :.∧
　　　 　 {≧ｭ､: : :.: : :.|: : : : : :|: : : : : : : : :, 　>､:.:.:|　 f斧: :.:.: :.:.
　　　　　{三三≧ｭ､ｘ:|: : : : : :|: : : : : : : : ,／.u　Ⅵ　弋:ﾘi: : : :.:i
　　　　 　 ｉ:｀寸三三f|: : : : : :|: : : : : : : :,ｘfﾁ斧　　 　 　 !:./: :i:|　　　　いえ…別に…続けましょう
　　　　 　 |: : : ｀¨¨¨´ﾄ､ : : : !|: : : : : : : {i弋:::ｿ 　 　 　｀ j/: : 从
　　　　 　 |: : : : : : : : |　ヽ:.:.八: : : : : :.:.|゛　　　　　　 __　 ,: /　　　　　　
　　　　 　 | : : : : : : : :|　　｀ヽ､:ヽ: :.: : :i:|.u　　　　　f´　} /´:.i
　　　　 　 |: : : : : : : : | 　 　 　 ＞:rへ从:..､　 　 　 ゝ ' ,':.: :.:|
　　　　 　 | : : : : : : : :|　　　　 {: : :{_　　　　 ≧＝ｧ‐ ‐く: : :.:.|
　　　　 　 |: : : : : : : : |　　　　/: : : : ｀ヽ､　　 　 /: :}、: :.ヽ: :.|　　　　　　　　　お世辞もいらないわ
　　　　 　 | : : : : : : : :|　　 ／: : : : : : : : : ｀: :ｰt f´:ヽヽ: : : :.:|
　　　　 　 |: : : : : : :.:.!|　 〃´￣｀ヽ: : : : : : : :./} {{: : :}　.: :.: :.|

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::::::::i::::::::::i::::::::::{ ' } i:::::::/ i/　i//-'〒,ヽi:/i::/
:::::::i::::::::::i::::::::::入てi::::::i　　　' '　＼ﾚ ri/i:/　　　　　ともかく私は二人が敗れてもいいように
::::::i:::::::::i::::::::::::/　"' i:::::i　　　　　　　　'、'
::::i::::::::::i::::::::::/　　　 i:::::i　　　　　　,..　 .)　　　　　　　蒙ゴウの代わりの対魏の国境の防衛駐留軍として入る
:::i::::::::::i:::::::::/　　　　'i::::i　　　　　　　i'"
:::i:::::::::i::::::::/　　　　　.i::::i　　　　 "j'"　　　　　　　　　　左右の丞相の二人には予備兵力の確保を頼む
:::i:::::::::i:::::::i'''‐-、　　　i::::i　　　　/'
:::i::::::::i:::::::i_:::::::::::::::ヽ..∧:::i'''‐--''
::::i:::::::i::::::i::::"''‐-..,,:::::::ヽ.i:::i
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i::::::::::::i::::i:::::::::::::::::::....　　"'‐:::i
::i:::::::::::i:::i::::::::::::::::::::::::::......　　　ヽ



　　　　 /彡;;;;;;;;;;;ﾉ::::::　`'弋N;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ≒;;;;;;;;;;}
　　　　 {ｿソ;;;;;;ノ::::::::　　　　ゞ`'-､,;;;;;;;ミﾍﾞ;;;;;;;;;;j
　　　　 ﾚｲノｲｲ::::::::::::　　　　　　　 `'ｰ､;ミｬ;;;;;;ﾘ
　　　　ﾉ;;;;;;;;;ﾉ'ｰ- ､,::::　　　　　　　　　　`''ｉﾐ;;;;l
　　　 ｲｼ∧ｿ:::::ｔｪｒ- ﾐ､; ､ ,〟　＿,,,,,､､．､|;;;;;ﾉ
　　　　乂　ﾘ:::::::::::`ﾞ''''ﾞﾉ:::>　＜rｔﾃﾆ,;ｨ'　,レi゛
　　　　 〉{ﾙﾄ::.......　　　.:::.;;　　 ....　　　　 ﾚｲj　　　それならば、もし敗北してもひとまず安心できるな
　　　　　ﾊ　j:ﾞ､::　　　:::::::;;　　　　　　　 ﾉノj'　
　　　　　ﾋ;;;ﾘ:::::::　　　:::､:ゞ:r:　　　　 　 レ' 　　　　　やる夫派に敗戦責任を追わせて、ミク派の張唐将軍が状況を打開したとなれば
　　　　　ゞｼﾊ::::　　　　　;;;　　　　　　 /ｲ　
　　　　　 `Y´:ﾞ､::　　¨､ﾆ二ﾆ;`'　　　ｲｼﾞ　　　　　　　　こちらのメリットは非常に大きい
　　　　　　ﾉ　:::ヽ　　　ﾞﾞ^^ﾞ　　　 ,. ','ﾘ　
　　　　　斤'ｰ､,_::＼ 　　　　　 ／　 |　　　　　　
　　　　/_;__;;;;;;;;;;`-;;;ヽ,,,,＿,／;;.../　ﾄ>　
　　　 ,f…::;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ｰ;;､_　/ r'〈| |　
.......／ﾐｧ;;;_;;ヽ＼;;;;;;;ヽY´,r'ヽj`Y仁ﾐi

　　　　　　　　 /　　,r'´ ,f;:;:;:;,､,;:;:;:　　　 ｀,　ヽ　　ヽ
　　　　　　　 ｲ　 j　　,ｨｲ-‐'´｀`ｰ-ｿﾘ　　 i　　｀､　 ｀,
　　　　　　　/　 ,'　 ,ﾘ从　　　　　u.｀ﾘﾄ　　i　　　ヽ　 ﾞi
　　　　　　 ,! ,! ,'　 /,ｲ,､､､　　　　　 _,,,.ゞ､､ゝ､　　, 　j |
　　　　　　 ﾞiﾞi l　,ｲ'^"`''ｰ｀`､　,ィﾆ,､-‐＝=ゞ三ﾆ´　,　!
　　　　　　　ゞ ﾊ:;｀,　,ｨｴｳﾝ｀, 　´Tｴﾕゞ､　 ﾞiミ7^ヾ　i |
　　　　　　　　｀`ヾ l　 　　 /　.;..　｀`　　　 　ﾄ/ｲY l　i !　　　　そうだな…
　　　　　　 　 　 　`i　　　 /　.;::.:. .　　 　 　　ﾞ　) j,!　i j
　　　　　 　 　 　 　 l　　　ゝr-､　　　　　　.u　'´ /　 !/　　　　　やる夫様…いや…やる夫が負けることを望むわけではないが
　　　　　　　　　　　 i,　　　　　　　　　　　　　仄　　i ,!
　　　　　　　　　　　 lﾄ, 　　ｪﾆﾆﾆﾆｭ　 　 　 ,' ,ﾘｲ　,!j　　　　　　　国内での敵派閥の領袖となったからにはそういった備えも必要だ
　　　　　　　,､-─‐-ﾞゞ､　 　´二￣　　　 ／　 ｲ　//
　　　　　　,ｲー‐-､ 　ヾﾄ､　　　　　 　 ,ィ´,/ィ´⌒Y　　　　　　　　　勝てばよし！負ければそれを…利用しよう！
　　　　　,r'"´￣二つ ,fゝ- ､ー‐一'"´ィ´ィ　　 　 i
　 　 　 /　　,r'´ ＿__i ,!`ﾌ｀ミヽ,r'"´　　　　　 ,r'"´i
　　　 ,/　　/´￣　 ヽ｀つ　　j iﾙ'´⌒｀ヽr'´／／　ﾉ､




　　　　 /彡;;;;;;;;;;;ﾉ::::::　`'弋N;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ≒;;;;;;;;;;}
　　　　 {ｿソ;;;;;;ノ::::::::　　　　ゞ`'-､,;;;;;;;ミﾍﾞ;;;;;;;;;;j
　　　　 ﾚｲノｲｲ::::::::::::　　　　　　　 `'ｰ､;ミｬ;;;;;;ﾘ
　　　　ﾉ;;;;;;;;;ﾉ'ｰ- ､,::::　　　　　　　　　　`''ｉﾐ;;;;l
　　　 ｲｼ∧ｿ:::::ｔｪｒ- ﾐ､; ､ ,〟　＿,,,,,､､．､|;;;;;ﾉ
　　　　乂　ﾘ:::::::::::`ﾞ''''ﾞﾉ:::>　＜rｔﾃﾆ,;ｨ'　,レi゛
　　　　 〉{ﾙﾄ::.......　　　.:::.;;　　 ....　　　　 ﾚｲj　　　
　　　　　ﾊ　j:ﾞ､::　　　:::::::;;　　　　　　　 ﾉノj'　　　　　　そういうことだ
　　　　　ﾋ;;;ﾘ:::::::　　　:::､:ゞ:r:　　　　 　 レ' 　　　　
　　　　　ゞｼﾊ::::　　　　　;;;　　　　　　 /ｲ　　　　　　　　　敗戦よりも大勝のほうが困るやもしれぬ
　　　　　 `Y´:ﾞ､::　　¨､ﾆ二ﾆ;`'　　　ｲｼﾞ　　　　　
　　　　　　ﾉ　:::ヽ　　　ﾞﾞ^^ﾞ　　　 ,. ','ﾘ　
　　　　　斤'ｰ､,_::＼ 　　　　　 ／　 |　　　　　　
　　　　/_;__;;;;;;;;;;`-;;;ヽ,,,,＿,／;;.../　ﾄ>　
　　　 ,f…::;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ｰ;;､_　/ r'〈| |　
.......／ﾐｧ;;;_;;ヽ＼;;;;;;;ヽY´,r'ヽj`Y仁ﾐi

　　ミッター、楚への連絡はどうする？＞

　　　　　　　　　　　　　　　一応、黄アツ様に東周君の動きに乗らないように使者は出した＞

　　　　そうか。やる夫派に感謝して貰いたいところだが忌々しいことに向こうにも楚派の人間が少なからずいるからな…＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そうだな…向こうも黄アツ様と連絡が取れているかもしれん＞




　　 /　/　,......_∨ ∧:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.. : ｀:´:､: : . //
.　 /　/　/: : : : ∨ ∧:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.:. :.ｌ : : : ﾞ: .//
　 {　〈　/: : : : : :.∨ ∧:..:..:..: : : : : : /.: :l} : .:} : :.〈
.　 ＼У : : : : : : : V∧}: : : : : : : : :/ : :ハ: /: : : :.i
　　　｀}: : : : : : : : :}¨´:.:l: : : ｌ. : : :./: : /　∨.: : : : }
　　　 l: : : : : : : : :l : : :.:| .:.:.:|:. : :/: : /＿　ﾞ}: : : :/l
　　　 |: : : : : : : : :|:ヾ. :{: :.: :|: :./: ／__,　　ﾉ: : :/ :|
　　　 |: : : : : : : : :|r‐ ､|: : :.:|:./ｨf葱㌢ ／.;ｨf㌢　|
　　　 |: : : : : : : : :|}(⌒∨: :.| 　 ｀¨´ 　／　 ¨ｌ: : :|
　　　 |: : : : : : : : {ヾ､　 〉:.:.:|　　　　　　 　 ´/ : : |
　　　 |: : : : : : : : |　 ｀}¨i.: : l　 　 　 　 -‐／ : : . |
　　　 |: : : : : : : : |　/.ﾉ 从八.＞　 　 　 ｲ　: : : : |
　　　 |: : : : : : :l}:.∨/　＞‐-. . . |､ ｀i:¨.:.:| : : : : : |
　　　 |: : : : : : ﾊ : l}　　　　　　　} ﾍ_|＿:.| : : : : : |
　　　 |: : : : : :.|/}:.:l|｀丶　　　　 |/∧＼ ﾍ.: : : : :.:|

　┏━━━━━━━━━
　┃　やらない夫邸
　┗━━━━━━───



　　 ／￣￣＼
　／.u　 _ノ　　＼
　|　　　 （ ●）（●）　　　そうか
.　|　♯　　 （__人__）
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　お前も将として出師するのか
.　 |　　　 　　　　 }
.　 ヽ　　　　♯　 }　　　　　　軍略家の尉繚先生を連れていくといいだろう
　　 ヽ　　　　　ノ
　　　.>　　　 <
　　　|　　　　 |
　 　 |　　　　 |


　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼　　　　 　そうするお
　　　　　　　　　　 ／　 ＼ 　 ／　 ＼ 　　　　　
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　　ところでやらない夫はなんでそんなに生傷だらけ？
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　　
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いや…その…大したことないだろ＞
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　＿　　　　,､-‐'' "ﾆ=_-
　　　　　 -=ﾆ.._　　 ＼／　　　　　　　＼
　　　　　　 ,､- '´　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ
　　　　 ／　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l
　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |
.　　/　 ｨ　　　 　 /| ∧ i､　lヽ 　 　 　 　 　 |
　 /／/　　　 　 〈 .ﾚ　ヽｌ > ´　　　　　　　　|
　 　 /　／/　/＼＼　 iｌ´ ,､へN＼ 　 　 　 |
　　 ﾚ　/ /| /|＝=`｡! 　´==＝｡‐ﾗ | |⌒ｉ　 |　　　じゃあ俺は先に早馬で蒙ゴウ将軍に状況を正確に伝えてくるぜ
.　　　　ﾚ　ﾚ　lゝ -／　　 ゝ -‐ ´　| |う |　 |
.　　　　　　　　|／　　　　　　　 ／ | |ｦﾉ　 .|　　　　バッチリ戦争準備を整えておくよ
　　　　　　　 ( __　　 - `　--‐'´ |j |.|"　　　|
.　　　　　 　 　 l ---------一　／|　　　　|
　　　　　　　　　ｌ　　≡≡　　 ／　 l　　∧　',
　　　　　　　　　|l　　　　　 ／　　 ｨ　 /"´ヽ ヽ
　　　　　　　　　| ',　　　 .ｲ　　／ ｌ　/　,.､-ヽ ヽ
　　　　　　　　 │ ヽ_／ │／　　ﾘ/／　　　 ヽ.ヽ
.　　　　　　　 　 ﾘﾘ　　　／　　　 l/　　　　　　 ヽヽ


　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　 ＼ 　 ／　 ＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　頼んだお
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
　　　　　　　　　　　　 ／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
　　　　　　　　　　　 //!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
　　　　　　　　　　 〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
　　　　　　　　　　 i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
　　　　　　　　　　 ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj　　
　　　　　　　　　　 ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀　lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/　　　　　秦国の状況は私の方でこまめに連絡員を送りますね
　　　　　　　　　　　!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀　　 　 　 　 !　 j川/　　　
　　　　　　　　　　　ヾﾄ辷N!　　　　　　‐ノ　　!:l/　　　　　　　
　　　　　　　　　 　 　 Yｌ:ﾄ､　 　 ヾ＝＝r　　ﾉ/
　　　　　　　　　　　　　iN　＼.　　｀ ニ′／}'
　　　　　　　　　　　 　 丨　　 丶、　　／
　　　　　　　　　　 ノ￣´"''‐ 、 　 ｀¨´￤
　　　　　　　 ＿rく　　　　/癶V⌒!=|￣￣￣￣￣|
　　 ＿_,､=Ｔ下､｀`ヽ　　/‐''"_, -ヘ｜　　　　　　｜
　 /「￣´　 ヽヽ ＼　ヽ/ 　 ´　 _,,厶ﾍ　　　　 　 ∧=､､
　 |八 ＼　　 　 　＿_/　　　　　 ＿,）ヽ＿＿＿/ 　ヽ ``=､､
　∥　＼ !　Ｖ´￣:::::/　　　　　　_,ノk>､｀Ｔ!::::::":::＼＿　　 ∥


　　　　　　　　　　　　 　 ∩＿
　　　　　　　　　　　　　　〈〈〈　ヽ
　　　　　　＿＿＿_　　　〈⊃　　}
　　　　 ／⌒　　⌒＼　　 |　　 |
　　　／（ ●） 　（●）＼　 !　　 !　　　　　助かるお
　 ／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼|　　 l
　 |　　　　　|r┬-| 　 　 　 | 　／
　 ＼ 　 　　｀ ー'´ 　 　 ／／
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　　　　　　 　 /:.:／:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:ヽ:.:.ヽ、
.　　　　 　 　 j:./:,:.:.:.:i:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:i:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.: ハ
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　　　 　 　 /l i:.i:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.,'　|:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.∧
.　　 　 　 / l:.: l!:.:.:.:. !:!:.:.:!:.:∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,':.:.:/―ﾄ:.:.:.:.:.:.:ﾄ:.:.:.:.ﾄ:.l
　　　 　 /　|:.:.:lﾄ、:.:.:!:!7丁:!:.ハ:.:.:.:.:.:.: /i:., '　　,iﾘ.:.:.:.:.:.i:.!.:.ｉ:.i:.:l
.　　 　 / 　.|:.:.:l:!∨:.从 ,ｨｧ==ﾐ∧:.:.:.:.//ｨ云示 ﾙ!.:.:.:.:.,':.:!:.:i:.:!ﾘ　　　　ねね　
　　　　l　　 ∨:l:i.:∨:.:.l　rし.::::ﾊ ヽ／　 .rし.:::ﾊ　l:.:.:.:/:.:/.:.:i:.l
　　　　|　　　∨ﾘ.:.:∨ﾊ　V.:::::ﾟﾉ　　　　　ヽ:::ﾟｿ ｲ.:.:,/:.:,':.::.:.l:入　　　　　今、キル夫の博の当番の十神先生から
　　 　 ヽ　　_... ;;Ⅵ:.:.:.ﾘﾍ、　　　 　 　 ゝ　　　.ハ,/:. /:.:.:.:.:!ゝ:.ヽ、
.　　　　 　 /;;;;;;;;;从:.:/;;;;;;;Yヽ、　 　､_ ｧ　 . イ:.:／Vl/:.:/'l:.:|　ヽ ｀＼　　　夏太后とあってほしいとやる夫に使者が来ているよ
..　　　　　〈;;;;;;;;;/;;;;;;;;! ;;;;;;;《 　 ≧ｰ　 -≦ ＼!/ 丶/,〝　|/
.　 　 　 　 ∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;《　　ー　　 ‐ '　　》;;;;;;;;;;;;ヽ　 ′
.　　　　　　 ∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;《　　 　 　 　 　 》;;;;;;;;;;;;;;;;;;l


　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノし
　　　　　　　　　　 ＿＿＿_　　　　 て
　　　　　　　　　／u.　 　 　 ＼　　　(
　　　　　　　 ／　　 ─　　 ― ヽ
　　　　　　／ 　 　（ ●） 　（ ●）'　　　　え？一体なんだろう？
　　　　　　|　 　 　 　 （__人__） 　　|
　　　　　　＼　 　　 　 ｀ ⌒´ 　,／
　　　　　　／　　　　　　ー‐　　 ヽ

　　　　　／￣￣＼
　　　 ／U　 _,.ノ　 ヽ､_
　 　 ｜　 　 ( ●) (●）　　　　　　夏太后と十神先生がお呼びしているということは
　　　｜ 　　　（___人__）
　　　 .|　　　　　　　__ﾉ__ 　　　　　　何か重大な案件かもしれぬ
　　　　|　　　 　_／ ___＼ヽ_
　　　　 ､　　　 '-／____ヽ　 |　　　　　やる夫、我々はいいから早く行ってくるのだ
　　　　 ﾉ ､　.＿'-〈 　、ヽ　 |
　　　 ,´ 　 　 　 　 ヽﾉ}　　　|
　　 /　　　　　　 　 　{　 　/　　　　　　　（俺も行きてー）
　 ./　　/　　　　　 　/　　 {



　　　　　　　　　 ＿＿＿_　　　　
　　　　　　　　／u.　 　 　 ＼　　　
　　　　　　 ／　　 ─　　 ― ヽ
　　　　　／ 　 　（ ●） 　（ ●）'　　　　　わかったお！
　　　　　|　 　 　 　 （__人__） 　　|
　　　　　＼　 　　 　 ｀ ⌒´ 　,／
　　　　　／　　　　　　ー‐　　 ヽ

　┏━━━━━━━━━
　┃　軍の壮行式
　┗━━━━━━───
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　

　　　　　　　　　　　　　　　相邦やる夫を周討伐の将に任じる
　　　　　　　　　　　　、　ノ　　　
　　　　　　　　　　/ (● ●）ヽ　　　　　 ､　ノ 、
　　　　　　　　　　ゝ　 -'-　ノ　　　　　● ●） ヽ　　　ははー
　　　　　　　　　　 r'つ　　 ｒ'つ　　　　（人__）　ノ
　　　　　　　　　　 | 　　 　 「　　　　　 ｒ 　 　 へ、　　　　　　　　　　　riｪｪｪiｭ
　　　　　　　 　 ＿.し 　　 Ｊ＿:　　　 G|　 <　く｀○　＿＿＿　　　 　 └回┘
　　　　　　　　/7＼＿|_.>-_| :|[[匚囗二] :＼三三三|＼-<∠＼　　　　　| |
　　　　　　　 /7＿/-< ／>| :| |. L凵」┘_ｌ＿＼三三三|＼＿〉-＼ 　 　 | |
　　　　＿＿/7＿;l＿匚＿;| :|_|__.ｌ| |:|土'ュ＿匚＼三三三|＼＿]__＼...r土'ュ＿＿＿＿
　　　 ∧/:::l　　 ..:|　......::;| ::|　::|.::::| ｌ:| ..:|　......::;/　.../＼＼ニlニﾆニlニ|＼＼＼__ |＿＿l,＼
　　 .∧/￣＼;;;;;;√￣`7| ::|　::|｀7| |:|￣＼;;;;;;√￣`7 ;;＼＼二二工二二l＼＼＼＿＼;`7´＼
　　∧/　　.::/　....ヽ　.:/ | ::| : :┌┴┴┐./　....ヽ　.:/￣￣＼＼-┴┬┴ーｰi＼＼＼;;;;√￣`7＼
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　 ∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　∧＿
　（　　　　）（　　　　）（　　　　）　　　　　 　 　 　　　　　　　　　（　　　　）（　　　　）（　　　　）（
＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　　 ）　　　　　　　　　　　　　　　　　 （ 　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　∧
　 　 ）（　　　　）（　　　　）　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| .（　　　　）（　　　　）（　　　　）（
　 ∧＿∧　 ∧＿∧　　 ）＿）　　　　　　　　　　　　　　　　　 （＿（ 　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧
　（　　　　） （　　　　）　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　（　　　　）（　　　　）（　　　　）
　 ∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　∧＿
　（　　　　）（　　　　）（　　　　）　　　　　 　 　 　　　　　　　　　（　　　　）（　　　　）（　　　　）（
＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　　 ）　　　　　　　　　　　　　　　　　 （ 　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　∧
　 　 ）（　　　　）（　　　　）　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| .（　　　　）（　　　　）（　　　　）（
　 ∧＿∧　 ∧＿∧　　 ）＿）　　　　　　　　　　　　　　　　　 （＿（ 　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧
　（　　　　） （　　　　）　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　（　　　　）（　　　　）（　　　　）

　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾉ
　　　　　　　　　　　　　 イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵
　　　　　　　　　　　　　　　 ∵ ∵／ ＼　　／　＼ 　　∵　∵
　　　　　　　　　　　　　　　∵　／ （●）　　（●）　＼　　　∵
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | u.　　 　 ´　　　　　 .|　　　　　　　仲父お気をつけて…それからキル夫も…
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 　 ⌒　　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　 __／::ゝ|　/: : ∥::::::::::::　＼　　　　　　　お前は絶対に前に出てはいけませんよ
　　　　　　　　　　　　　　 _／:::::::::::::/ｌ/: :／∥::::::::::::::::::　ヽ
　　　　　　 ＿　　 ＿, ィ´:::::::::::＿__| ,.へ.＿∥__::::::::::::::::::::::|　　　　　
　　　　　　 ≧_｀￣}i : : |:::::::::::_|＿＿＼　＼_l|＿|:::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　 ⊂イ　|: : :|:::::::::{l〈　 　 　 ＼ノ"）／:::::::::::::::::::::::/　　　　
　　　　　　　　　 |　｜: :|:::::::|￣￣￣￣`ｰイ/:::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　｜　|: : :l:::::::￣|￣￣￣￣７::::::::::::::::::::::::::::::::|



　　 　 　 ＿＿＿_
　　 　 ／ 　 　 　 ＼
　　 ／ 　　　　　　　 ＼
　　 |　 　 ●　　　●　 |　　　は、はい
　　 ヽ⊂⊃rｪｪｪｪｪy⊂′
　　　/　　　　　　　 ヽ
　　　|　 |　　　　　　| !
　　　|　 |　　　　　　| !

　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　 ／ 　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　／ 　　-一'　　 　　ﾞー-　　 ＼
　　　 　 　 .／　　／´　 ｀ヽ　　　/´　 ｀ヽ　　＼
　　　　　／ 　 　（　　　● l 　 　l ●　　　） 　 　＼　　　万が一がありましたら
　　　　　|　　　　 ヽ_　　 _ノ　　　ヽ_　　_ノ　　　　　|
　　　　　|　　　 ''"⌒'（　　　　i　　　　）'⌒"'　 　 　|　　　　やる夫が命をかえても逃がしますお
　　　　　 ＼　 　 　 　｀ー ─'＾ー 一'　　　　 　 ／
　　　　　　　＼　　　　 　 　ー一　 　 　　　　／
　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼



　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾉ
　　　　　　　　　　　　　 イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵
　　　　　　　　　　　　　　　 ∵ ∵／ ＼　　／　＼ 　　∵　∵
　　　　　　　　　　　　　　　∵　／ （●）　　（●）　＼　　　∵
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | u.　　 　 ´　　　　　 .|　　　　　　　頼みます！
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 　 ⌒　　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　 __／::ゝ|　/: : ∥::::::::::::　＼　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　 _／:::::::::::::/ｌ/: :／∥::::::::::::::::::　ヽ
　　　　　　 ＿　　 ＿, ィ´:::::::::::＿__| ,.へ.＿∥__::::::::::::::::::::::|　　　　　
　　　　　　 ≧_｀￣}i : : |:::::::::::_|＿＿＼　＼_l|＿|:::::::::::::::::::::＼
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　　 　　　　　　　 ,,．: ''''""~""'''‐．.
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　＼
　　　　　　 ／ ─‐　　　──　　 　　＼
　 　 　 　 /　( ● )　　　( ● ) 　 　　　 ｀､
　　 　 　 /´　　　　　　　　　　　　　　　　　', 　　　　　…しかし、キル夫は思ったよりも
　　 　 　i　　 （　　人　　　）　 　 　 　 　 　 ',
　　　 　 !　　　~''''´⌒´''''´　　　　　 　 　 　 |　　　　　　はるかに大器かも
　　　　　＼　 　 　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,.'
　　　　　　 >　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　　　 　 ／　　　　　　　-----‐‐‐'''"~　　＼


　　 　　　　　□
　　　　┌──┐
　　　　└──┘
　　　┌──────┐
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　　　│　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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..　 　 　 　 　 ／ 　　 　 　 ＼
　　　　 　　／―　　　― 　u.＼
　　　 　 ／　（●）　 （●）　 　 ＼
　　　 　 | 　 '" （__人__） "'　 　 　|　　　太后お呼びですかお？
　　　　　＼　　　｀ー ´　　　　 ／
　　 　 　 ／ ゝ　　 　 　 　 ィ'ヽ　　　　　　先生もキル夫殿下も
　　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　/　　 ｨ　　　　　　　　　 r 　 ＼
　 　 | 　 `||　　　　　 　 　　　|ヽ　　ヽ
　 　 /⌒ヾ|　　　　　　　　　　|　|,　　|
　　 ヾ___,ｿl　　　　　　　　　　│（､__,ﾉ




./　ハ　　　　　 ﾄ､ i　|　　　X {r⌒ヽ}　　　 i |　　|　 i　　　|　　!
　/　 i 　　! | _L|-┼十ﾃ"´ | i ﾄ､　 |i -一十|-- |　/　　　!　　|
　　　 !　　| i　| |　|i､-|‐ヾ　 | | ! !|ヽ　r一 ｧ{Y}--､/ｲ　　/　　/
　　　 ﾄ､　　|　!i| ｨ云キ弌ヽ. ! i | |i 　{ ヽr/　Y7__ノ{ |　i,　　　'
　　　 | ヽ　 !|.|ﾘ　戈,{ﾉij.:}i'　ﾘ' ﾘ ! ＼　 Z　Y7　 ﾉ 〉! /　／　　　　　相邦お忙しいところお呼びして申し訳ございません
　　　j　　＼ﾄ!ヽ!　　"ｰ‐″　　　　　　V＼ヽ-＜／//イ　 ヽ
　　 /　　　|　ﾍ　　　　　　　　　　　　 　 　 7ｰ1} i /ｲ　|　　　＼
　 ./ 　　　 }　ハ　　　　　　　　　i:.　　　　 ｰ=彳/　 | i　　ハ
　/　　　　/ / 公　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 ! |　　　＼
　　　　　/ /　/　}＞　　　　 　ー－　 　 　 イ　　　 | i　　　　 ヽ
.　　　　/ '　　_,.ア￣￣＞　　　__　　　＜＿ i　　　　！


⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ

⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀
　　　　　　 　 　 　 　 ' 　 　 ／　　　　　　　　　　　　＼
　　 　 　 　 　 　 　 '　　　／ 　 　 　 　 '
　　　　　　　　　／　　　　　　 　 　 ／ 　 {　　　　　　　　　、
.　　　　 　 　 ／　／ 　 '　　　　 ／　-‐ 　、　　　　　　　　 ､
　　　　　　-　イ　/　　 !　　　 ∠,..＿_.、-‐ ヽ　 .! 　 i
.　　　　　　 　 '　/ 　 .,.!　　　./-‐/ 了＞､ ｰ＼　! 　 ｌ　　 } l
　　　　　　 　 l　' 　　{ !　　 ./　 　ヽ _`ー'　　ll_ヽ.＼. !　 　 ;　　　　うむ
　　　　　　　　ｌ.ﾊ　　　,　　/!　　　　 　 　 ー'" { {Tァ>!　 //
　　 　 　 　 　 !　,　}　.!　./ヽ　　　　　 　 　 　 冫 ー/l 　 /
　　　　　　　　　　V;　 ! / ｰ ､　　　 　 ＿　　 　 　 / ,}　ﾊ!
　　　　　　 　 　 　 j/!.V　 .ｌ　ヽ　　　　　　　｀　　ｲ / l/
　　　　　　　　　　　　Vl i　,　　 　 、　　 　 　 ／' /
　　　　　　　　　　　　　lﾊ/￣　 ‐- ､　 ＿ ／./ l/
　　,ィニニ＝=‐-＿ィニヽ　　　　　 /lｰ/'l/ .l/
. ,ｲﾆニニ二ヽﾆニニﾏ二ﾑ　　　　 /.!.0!i
/ニ二二二二二二二ﾏ=ﾆﾑ　 　 ./ l　 !.!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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..ヽ 　 Lｪｪｪｪｪ_ｌ 　ィ’
./　　　　　　　　　　ヽ
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　 .:′　　 　 ′　　　 　 :|　 |　 :|　 |　　　| 　}
　　　　　 　 {!　　 :l:」 __i :|　 |　 :|　 |　　　|　.:　|
　　　　　　 .:|　　 .:| |　 i :｢　iﾄ､ :|　 l　'⌒Yヽ!　|　　　 :}
　　　　　　:八　:! .:l寸芋ミ､八　:|　 | 　 ノ|　:!　|
　　/　　 :/ :|:.ゝﾄ从 ﾟf ri;/:ﾄﾞ､ ヽ{＼{　(‐_」__j　:!　　 ,′
　:/　　 :/ : :|: l :!　　 乂/ソ　　　 　 Y７;r～L从　 /
.:/　　 :/ : :/|: l :! 　 　 ´¨¨`　　　 　 {:.V⌒ﾌ:ｧ　　　　　　　　早速ですがお願いが
:′　.:/ : :/ :|ﾚ从　　　　　　　　 　 〉 }:.乂彡′イ
　..:／ : :/ : :|､::::.　　　　　　　　　　　└y′! 　 :|　　　　　　　　キル夫を今度の戦に従軍させて欲しいのです
:／ : : :/⌒f({ヽrヘ:.　　　　　 - ､　 (_,ノ　　|　　:|
: : : : :/:＞ｲ⌒ヽ. . .）:..　 　 　 ｀ 　 ィ　|　　:|　　:|
: : : :// : : :ヽ: くr～ｧ＞ヘr～＜}: : :!　|　　:|　　:|
: : :/ :｀＞=ミ:＼ヽ:廴;_. . ({／.／: : .:!　|　　:|　　:|



　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　 ／_ノ 　ヽ､_＼　　 　 　 　
　　　　　 　oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo　　　　　えええ～？
　　　　 ／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼　　　　
　　　　|　　　 ゝ'ﾟ　　　　　≦　三　ﾟ｡　ﾟ　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　
　　　　＼ 　 ｡≧　　　　　　　三　＝=-
　　　　　　　 -ｧ,　　　　　　　　≧=-　。
　　 　　　　　 ｲﾚ,､　　　　　　　＞三　　｡ﾟ　･　ﾟ
　　　　　　　 ≦｀Vヾ　　　　　　　ヾ　≧
　　　　　　　 ｡ﾟ　/｡･ｲﾊ ､､　　　　｀ミ　｡ ﾟ　｡ ･


⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ

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　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／_ノ　 ヽ、＼
　　　／（ ●） 　（●）.＼
　 ／　　　（__人__）　　u. ＼　　　　　ダ、ダメですお
　 |ｎi 7　　 ｀ ⌒´　　　　.　|ｎ
l^l | | ｌ ,/)　　　　　　U 　l^l.| | /）　　　危険なんですお
', U ! ﾚ' /　　　　　　.　.　| U ﾚ'/／)
{　　　 〈　　　　　　　　　ﾉ　　　 ／
..i,　　 　."⊃　　　　ｒニ 　　　 /
　."'""⌒´　　　　　　　`''""''''



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ ＿
　　　　　　　　　　　　　　 _,　- 、´　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　 丶
　　　　　　　　　　　./　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　./　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ. ,
　　　　　　　　　 /イ ./　/　　　　　 ,　　.ヽ　　　ﾄ ,
　　　　　　　　　　./ /　/　　／ _ゝ ヽ　　　i　　 .ｌヽ
　　　　　　　　　　i　　 rl　≠r≦-_＼|＼＿_ｌ　l　l　　　　　　　やる夫殿、実はこれはキル夫の願いなのだ
　　　　　　　　　　ｌ/ｌ　ヽｌ/.l .ゝ　tッ}＝ijtッ=.λl/
　　　　　　　　　　　l/l　 |、l　　¨¨　　ｌ　¨///.l
　　　　　　　　　　　　 ヽ从|＼　　‐-- ／　 l .l
　　　　　　　　　　　　 _-‐|￣-ヽ、_　 r-v三Ξヽ
　　　　　　　　　　 _ _/: : :ヽ　　/.loλヽ｀v.,ｧ　 .l
　　　　　　　, - ´´: : : : : : :.l　 .l .l　|_|: :ヽ .<　　 ｌ__
　　　　　 Ｙ: :ヽ: : : :――-´l__/:＼0::ヽ_V:ヽ_=＝":.ｌ


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　　　　　　　 　 　 ／　　　 　 ＼
　　　 i⌒',　　　／ 　 ⌒　 　 ⌒＼
　　　 | 　つ ／　u　 ( ●)liiil( ●) ＼
　　　 |　　|　|　 　 　 　 （__人__）　 　|　　　　　え？そうなのかお
　 　　|　　|　＼　 　　 　 |r‐- l　u.／
　　　 |　　￣￣ 　 ,- 、　｀ー'´ 　 ＼
　　　 ＼_＿＿_ 　ヽ　 ヽ＿＿_) 　　|
　　　　 　 　 　 ＼⊂_　　　　 　 　 /
　　　　　　　　　 　＼ ｀ー─── ' ヽ
　　　　　　　　　　　　) 　 　 　 　 　 　＼


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 ,. -'"´￣　　　￣｀ｰ 、
　　　　　　　　　　　 　 ／　　　U　　　　　　 　 ｀ヽ
　　　　　 　 　 　 　 .／　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　 　 ,′　､ｨ= ､　　　　　 　､ｨ= ､　　　ヽ　　　　　ボ、ボクも自分の目で
　　　　 　 　 　 　 ..ｉ　　|:|　　,ﾘ　　　　　 |:|　　,ﾘ 　U　|
　　　　　　　　　　 ,'　　　ゞｰ'　　　　　　　ゞｰ'　 　 　 .|　　　　　　戦場を見てみたいんだ
　　　　 　 　 　 　 ｉ⊂つ　　　　　　 　 　 　 　 ⊂つ　/
　　　　　　　　　　 ゝ　 　 　ｆェェェェェェェｙ 　　　　/　　　　　　　　伯父さんお願いします
　　　　　　　　　　　　`　､　 ゝェェェェェェ' 　　_,.イ
　　　　　　　　　　　　　　　＞ ､ 　　__ 　 ｬ＜
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,ゝ￣ `ー─┴- 〉
　　　　　　　　　　　　　 ／ 　 ﾞ ､ _　　　 　/` ､
　　　　　　　　　　　　 /　,,.　　　　　　　ｰ'　 　 ヽ


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.　　　　 　 　 ＜_／ ／〉´￣　　　　 ,′ハ　',　'　ヽ　 ヽ　 ',　 ＼ ＼
　　　 　 　 　 ／ ／　/　　 /　′ ｉ i|　 |　|　i|　l 　 ', 　 ｉ　 l　 　 ＼ ＼
　　　　　　／ ／　　 '　　　'　 ｌ |　| i|　 |　|　i|　l i |｜ｉ ｜l　ｌ　　　　＼ ヽ.
.　　　　／ ／　　　　|　 i　|　 i| |　| i|　 ﾄ､j　j|　l i |｜| ｜|　iｌ　　　　　ヽ iヽ
　　 ／ ／　　　　 　.|　 ｉ　|　 i| |　|_!|ノj' ｀ﾄ､_l ⊥⊥Ｌｌ ！|　ｉl 　 　 　 　 j　〉
　 〈　Y　　　　　　　.l 　 i　|_ 斗匕仁ﾘ.u　"｛　,ィ≠ミ､Ｙ　,　,i l　　　　　 / /
.　　､ ヽ　　　 　 　 .l ﾄ、i　|ｌヾﾉ　＿.　　　　ヽ Yr㏍}り } / /i| l.　　　　 / /　　　　私も止めたのですが意志は固く
　 　 ヽ ＼　　　　　l　l ＼ ﾊ.　ｧ=＝''"　　 　 ヽニﾆイ'! イ　l| .l.　　　 / /
　 　 　 ヽ ＼ 　 　 l　 li　 ｀'ﾍ　 　 　 　 　 ,、 　 　 　 |　l　 lｉ　l.　　 / /　　　　　　　
　　　　 　 ヽ ＼　 l　　iｌ　　　ｌ＼.　　　 　 _´_　　　 ／| l　 ｌ ｉ　 l　 / /
　　　　　　　}　 〉 l　　 i l　 　 l　f＞　　 　 ‐　　 イﾌ :_|l　 l　ｉ　　ｌ〈 〈
　　　 　 　 /　/　!　　_i__l　 　 l__）ゝ-､. `_ｰ　´厂: : :ﾉ:l　 l:-┴- ､l ヽ.＼



　| !　 | 　 |.! l_L｣｣__　| ! |､.u　　}!//|/|/ |　 /リ|l　|　 /'l !i　!
　|l !　 |　 | ｢|Ｎ lＮヽミ! lト ､ 　 l{./７７＝! /iﾍ､ |! |　/　ﾘ l　|
..∧ ',　ﾄ､ |_＞''了￢-､ゝ 　ヽ /ｲ`ー} {l/ｲノ_}ハY! /　　　|　|
/　　 ヽ! Ｎ ヽ.　{ f'l!j }　ヽ　u.　 ﾍ　 { ＼Y´__,.ｲ/ノ|　　　　|　|　　　　しかし、それならばと思ったのです
　　　　　| l 　　ｯゝ-‐'一　　　i　　 ヽ ＼__],.ノ / j| |　　　　 |　!
　　　　　| ﾄ､ 　 　 　 　　　　 {!　　　 ＼_,.＞く　/| | 　 　 　　　!　　　　キル夫がいずれ王になるにせよ公子として生きるにせよ　
　　　　　| |ハ　　　　　　　　　ﾞ　　 　　　　､__》.' ,| |　　　　　 　 !
　　　　　| |ーヽ　 　 　 　 　r‐‐､　　 　 　 　 /‐' | |　　　　　 　　!　　　　戦場の前線を見ておくことは大きな意味があるのではないかと
　　　　　| |　　 ＼　　　　　　-‐　 　 　 　 ／.　　| |　　　　　 　 　!
　　　　　| |　　 ＿＞ ､　　　　　　　　　イｰ-､　　| |　　　　　　　　 !


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀
　　　　　　 　 　 　 　 ' 　 　 ／　　　　　　　　　　　　＼
　　 　 　 　 　 　 　 '　　　／ 　 　 　 　 '
　　　　　　　　　／　　　　　　 　 　 ／ 　 {　　　　　　　　　、
.　　　　 　 　 ／　／ 　 '　　　　 ／　-‐ 　、　　　　　　　　 ､
　　　　　　-　イ　/　　 !　　　 ∠,..＿_.、-‐ ヽ　 .! 　 i
.　　　　　　 　 '　/ 　 .,.!　　　./-‐/ 了＞､ ｰ＼　! 　 ｌ　　 } l
　　　　　　 　 l　' 　　{ !　　 ./　 　ヽ _`ー'　　ll_ヽ.＼. !　 　 ;
　　　　　　　　ｌ.ﾊ　　　,　　/!　　　　 　 　 ー'" { {Tァ>!　 //　　　　やる夫殿、キル夫も覚悟を持って言っているのだ
　　 　 　 　 　 !　,　}　.!　./ヽ　　　　　 　 　 　 冫 ー/l 　 /
　　　　　　　　　　V;　 ! / ｰ ､　　　 　 ＿　　 　 　 / ,}　ﾊ!　　　　　　書で教えるよりも戦場に立って学ぶことは百倍もあろう
　　　　　　 　 　 　 j/!.V　 .ｌ　ヽ　　　　　　　｀　　ｲ / l/
　　　　　　　　　　　　Vl i　,　　 　 、　　 　 　 ／' /　　　　　　　　　　　キル夫の博（＝家庭教師）としても頼む
　　　　　　　　　　　　　lﾊ/￣　 ‐- ､　 ＿ ／./ l/
　　,ィニニ＝=‐-＿ィニヽ　　　　　 /lｰ/'l/ .l/
. ,ｲﾆニニ二ヽﾆニニﾏ二ﾑ　　　　 /.!.0!i
/ニ二二二二二二二ﾏ=ﾆﾑ　 　 ./ l　 !.!
ﾆﾆニニニニニニニニﾏ=ニﾑ ／＼.! 0l ﾑ、
ニニニニニニ二iﾆﾆ二lﾆﾆニﾑ ＼/,＼//ﾏ 、



　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　　　 　 　　＼
／ 　　　　　　　　　　＼
|　 　　　＼　　 ,＿　　 |　　　それに王子として親征を成功させれば立場も有利になるか…お
/　　ｕ　 ∩ノ ⊃―）／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※親征　この場合、公族が征伐軍に立つこと


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　　　　　　　　　　'　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ
　　　　 　 　 　 '　 　 /　　　 i
.　　　　 　 　 /　/　/　 　 '　 !　　 ,　　　　　　 　 　 　 ヽ　、
　　　　　　　/／　 ,　　 /　　 、 　 '　 　 丶　 ヽ
.　　　　　　/　 i 　 !　　'　　 ,. ヽ　　 ＼.　　＼　ヽ　　 !　 i　ヽ、
　　 　 　 　 　 l　　l 　 !　／＿　＼　ヽ　｀ ＿-ヽ 、　 l 　 !
　　　　　　　　 !　ハ　.l/￣弋 ツ￢--ヽ'弋 ツ " ' ;l　.! 　 !
.　　　　　 　 　 !/.ｌ　ヽ.ゝ ＿＿＿_/.ｉ ヽ ＿＿＿ /,l　! l!　'　　　　そういうことだ
　 　 　 　 　 　 !　', 　! ヽ.　 　 　 　 {　　　　 　 'イ !/ /l./
　　　　　　　　　　　、lヽ 　 、　　　　　　　　　/　　 ' / ,!　　　　　　頼む以上、キル夫の後見人として私も従軍するよ
　　　　　　　　 　 　 ヽ ､　　　 、　｀　　´　 .ｨ　　' /./
　　　　　　　　　　　　　 ヽ＼ ｒl　　 　 　 　 ,!､　j/ /　　　　　　　　　　
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,ィl ｀ ￢,二,r　'" .ﾄ､'
　　　　　　　　　　　　 　 ,.ｨ{:/　 　 l.l.ｏ.l.!　　 V,ヽ、
　　 　 　 　 　 　 　 _,.,イ//|'　　　 ｌ ｌ　.l l　　　V/ハ-　.



　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　／　　　u　＼
　　　　 　／　　＼　 　 ／＼　　　　　　　先生にそこまで言って頂けるなら断れませんな…わかりましたお
　　　　／ 　　 （⌒） 　（⌒） ＼
　　 　 |　 　　 　 （__人__）　 J .|　　　　　　できる夫陛下に意見具申しますお
　　　　＼　　u　　 ｀⌒´　 　／


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⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ



　　　　　　 イ,′　　{　　 |　　 }　　　 | |　 　＼ ヽｰ､→
　　　　 ∠__/ /｜　 |　ﾍ､!　　 |　　　|｜　　　 ＼{　＼
　　　　　　 ﾉ| |　|__　|{　 }}　 /|_|＿_|_|　}　　　　　 ',　　ヾ ､
　　　　　／ﾒ{ |　|V卞ﾄ､又_/ﾚ==}_/从/|　　　　　　',　　 } /
　　　　 //　 {从仆≧､{乂乂ｰ(薇ｿ/　| | 　 　　　　 ',　 //　　　　　ありがとうございます
　　　　//　　 ヽ∧ -=ﾐ、.　　＼__У　 | |　　　　　 　 ∨/
　　　 ( (　　 　 ﾊ,ﾍ ¨´ 〈　　　　ノ 　　| |　 {　　　　　/ .'　　　　　　　　具申の際は私も同行しますので
　　　　 ヾ､　　 }　∧ 　 　 _ _　　 　 　 | {　 |　　　　 (　ヽ
　　　　　　})　 ,′ /ヽ.　 　　　　　　∠大､__ヽ　　 　 ｀ｰ ＼
　　　　　 /'　 ,′ ,　 　 }＞､　__r―' /⌒{_∠ﾍ丶　　　　　ヽ＼
　　　　／ 　 /　 /　　　|　 ＜＜ _／}　　　ノ　＼＞――-､ヽ　＼



　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　 　 ／ 　 　 　 ＼
　 　 　 ／ 　 ●　　　●＼　　　　　あ、ありがとう
　 　 　 |　⊂⊃ｒｪｪｪｪｪy⊂|
　　　　 ヽ　　　ゝｪｪｪｪ/ ィ‘
　　　　　/　　　　　 　 　 ヽ


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　　　　　　　　　　　　○
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　　　　 ／.:￣￣￣￣￣ ＼　　　　　　　　
　 　 ／: : :　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　
　 ／: : : :　　　　　　　 　 　 　 ＼
／: : : : : :　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　 　
: : : : : : : :.._　　　　　　　　_　　　　　 ＼　　　　（十神先生はキル夫に才が無いと思えば
: : : : : : : ´⌒＼,, ;、､､／⌒｀　 　 　 　 l
: : : : ::;;（　● ）::::ﾉヽ::::::（ ●　）;;::: 　 　 |　　　　　やる夫がいくら頼み込んでも身を入れて教えることはないはず
: : : : : : ´"''",　　　 　 　"''"´　 　　　 　l　
: : : : : : . . （　　　 j　　　 ）　　　 　 　／　　　　　　　なのに、この入れ込みよう…十神先生もキル夫に
＼: : : : : : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　　　 ／
／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼　　　　　　　　　　　感じるところがあるということだお）
: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´　　　 　 　 ＼　　
: : : : . : : . : : .　 　 　 　 　 　 　 　 　 　＼






　　　 |:i:i:i:i:i:i|　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iﾑ
　　　 |:i:i:i:i:i:ij　　U 　 　 　 　 　 　 　 　 　 -─　 寸:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}
　　　 V:i:i:i:i/　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　V:i:i:i:/´　 V
　　　　V:i:/　──-= __　　　　　 _ イ≦斗ヒ艾　 　 V:i7 /Y　 !
　　　　 寸ﾊ　　ｰ─‐t:::::ﾃ≧　 /　　 ￣￣　　　　　 .|:i:|　　}l　|
　 　 　 　 |.ﾑ　　　 ￣￣　　|　　　　　　　 　 　 U 　 |:i:|　)ノ .八　　　（まさか…キル夫まで親征するとはな
　　　　　从 ﾑ　　　　　　 　 |　:　　　　　　　　　　　　ミ　/　/　　　
　　　　　　 ＼',　　　　 　 　 |　:　　　　　　　　　　　　　　 イ　　　　　　　これなら楚の重臣の黄アツ様に裏で動いてもらい　　　
　　　　　 　 　 ＼　　　　　　|　:　　　　　　　　　　　　 jT:i:i:i|　　　　
　　　　　　　 　 V　　　　　　ヽ　 ｰ　　　　　　　　　　/ .|:i乂 　　　　　　　　楚兵で秦軍を叩いたほうがよかったか？）　
　　　　　　　　　 V　　　　　　　ｰ　　　　 　 　 　 　 /　 |´
　　　　　　　　　　V　　　　-=ﾆ二二ﾆ=ｰ　　　　　　　　|__
　　　　　　　　　　　､　　　　　＿＿＿　　　　　　　　　＜　)　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　／＜　＞匕ﾑ

　　　　　　　　　　　　　　 、　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,
　　　　　　　　　　　　　　　＼ 　 　 　 ⅰ　　　、　ノ 、 　 　 /　　　,
　　　　　　　　　　.　　　　　　 ヽ､　　　｣ヽ / (●::●）ヽfてノ(　 ,／　　　　大秦の勇兵に告ぐ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r'⌒7 　 ゝ（_人_） ノ l　/__ン/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ ` ＿〔__　　　__〕 ／　 ／
　　　　　　　　　.| .　　　　　　　　　　 `へ／|　　　　 ﾚﾍ厂`´　　　l二l 　 　.|￣￣|
　　　　　　　　_|￣￣￣|　　 |　 |　　　　　　 し 　　 Ｊ　　　　　　　|　 | 　　|￣￣￣|
　　　　　　　　￣￣/￣￣/|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣lﾍ￣￣ﾍ,￣￣￣￣
　　　　　　　　　　/　　　/「￣￣￣￣￣￣'￣￣￣￣￣￣￣￣￣"￣lﾍ,　　　ﾍ,
　　　　　　　　　/　　　/|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣'￣￣￣￣￣￣lﾍ,　　　ﾍ,
　　　　　　　　/　　　/「￣￣￣￣'￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|ﾍ,　　　ﾍ,
　　　　　　　　　　　/|￣￣´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|ﾍ,　　　ﾍ,


　 ∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　∧＿
　（　　　　）（　　　　）（　　　　）　　　　　 　 　 　　　　　　　　　（　　　　）（　　　　）（　　　　）（
＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　　 ）　　　　　　　　　　　　　　　　　 （ 　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　∧
　 　 ）（　　　　）（　　　　）　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| .（　　　　）（　　　　）（　　　　）（
　 ∧＿∧　 ∧＿∧　　 ）＿）　　　　　　　　　　　　　　　　　 （＿（ 　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧
　（　　　　） （　　　　）　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　（　　　　）（　　　　）（　　　　）
　 ∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　∧＿
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＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　　 ）　　　　　　　　　　　　　　　　　 （ 　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧　∧
　 　 ）（　　　　）（　　　　）　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| .（　　　　）（　　　　）（　　　　）（
　 ∧＿∧　 ∧＿∧　　 ）＿）　　　　　　　　　　　　　　　　　 （＿（ 　∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧
　（　　　　） （　　　　）　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　（　　　　）（　　　　）（　　　　）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,. -'"´｀¨｀¨｀¨丶、　 　 　　　 孝文王の喪中に
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 　　 　 '.､　　　　　　　
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　ヽ.　　　　　古びた権威を振りかざし我が秦国を侵そうとする
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 / 　　 ⌒＼,, ;.、､､／⌒｀　 |　　　　　　
　　　　　　　　 　 　 　 　 | 　　 （　●）　 　（●　）　　 | 　　　　　東周君に武威を見せつけるお
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 !　　　 ´"''"　　 　 "''"´ 　　i.　　　　　　　　 　 , -､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 .（　　 　j　　　 .）　　.ﾉ　　　　　　　　　 ./　/　　　 _
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ゝ　 　｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ .ノ 　 　 _,　-､＿　　/　/ 　 _-´ ﾉ
　　　　　　　　　　　　＿,〆ソ__ト､_＿ー--一＿_,. 彳 ﾌｰｧ'´ ィｼX卅　/　/_ -'´ ／
　　　　　　　　　　　_ヘ　ヽ、 ＼＿l_￣￣￣ .ｰ´ -ｰ´, ＜_イ､ヾﾝ´ ／､　´　　-´―― ｧ
　　　　　　　 　 ,-く　￣}､二 ―- r―r -―　　二ィ＜ ヾ/　　￣／ , ' ＼ _　ーｰ二￣
　　　　　　　__f {:::::}　／　／ニ≠>ｰ<＼＝ニ二_/｀ｰ-ｧ　, -ｰ '´ イ　　ﾉ　｀ ﾉ―- ､｀‐､
　　　　　／ rヘ`ｰ　ﾉ ,／　／　, ｲ＿＼__＞＿ //｀ｰ∧　｀ー-rへ｀ー‐‐＞ｲ|､‐- ､ ｀ｰ'
　　　／　　l卅ﾝr-'´ /f￣ ｢｀ー-､＞　-r――, ﾘ＝=ｿ　!l |　|　lヽ、二二 ン |　l＼= >
　 ／　 　 トｰ'´　 , イ! r=　￣|　_l l_ 　 ||￣二_ヾ＿∧　 ||l　 ', l　　 ￣￣　'´ ,ｲ　 ヾ
　 /　 _∠__ =＝ｲ　/　|| !l　 |:|　_| |_　 :||　!l　| |　| |　l!　|| 　　ヾ＼　＿＿　 , イ　　 l
　/　∠ イ-､__/　 /l　 || !L__|:|　_| |_　 .!L＿_,| |　| |　l!　ll ヽ､ ' ､　　＿__　／ /ヽ、　!
　l／　 /_/　/　 /　|　 |L＿ =＝ 廾＝＝==z ＿_| |　l! { {　　＼　　　　　　　/ 　　 ｀'



　　　　　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ
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　　　　 ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ
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　　 ∩∧∧∩∩∧∧∩　∩∧∧∩∩∧∧∩ 　 ∩∧∧∩∩∧∧∩　　　　　　　　　おー！！！！
　　 ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ　ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ　　ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ
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　 ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ　ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ　　ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ
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　　 し'｀Ｊ　 　　し'｀Ｊ　　　　し'｀Ｊ　　　し'｀Ｊ　　 　 し'｀Ｊ　　　し'｀Ｊ

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　　　 　 |.:.:.:.: lilililil{:::::::::::::::.:.:.:.:.:/　　　　　 　 　 ハ 　 i　 ＼:.:.:.:.:.:.:.　 |il　.:.:.:.:.{
　 　 　 .|.:.::.:. {lilililili,::::::::.:.:.:.:.:.:.:/斧气ｭ､　　　　　 ｨﾍ　|≧ｭ,,｀ﾄ.:.:.:.: 　 |il|.:.:.:.:.:.:l　　　相邦は戎衣も、とてもお似合い
　　　　,l:.:.:.:.:.:ヾilililill::::::::.:.:.:.:.:./{ぅ匕刈 　 　 　 　 {ラﾄ 仭 )ﾘ '__ヽ,.:.:.　|i/: : : : : |
　　　　|.:.:.:.:.:.:.:.:＼iliﾊ:::::.:.: : : ' ゝ｀´_ノ　　　　　　 ゝ｀´_ノ 　 .l:ililil}､:.:　::::::.: : : : : |
.　　　 l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.￣'{::::::::.::.ﾊ　､､ ､､　　　　　　　　 ､､ ､､ ,'::}iliilii∧:. .:.:.:.:.: : : : : l
　　　.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧::::::::i'::::.　　　　　　　｀　　 　 　 　 .::::/¨¨　 |:∨.:.:.:.:.: : : : ::|
　　　|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|__.ﾄ::::∧::,ゝ.　　　 ｀　─　´　 　 　 ｲ:/　　 　 |.:.:.:.:.:.:.:.:: : : : :.l
　　 |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.|,| l ∨　ﾍ:{　 　 ､　　　　 　 　 イ¨ }:/" ''　　　|.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : :|　　　　　　
　　.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:／{ {　　　　　　　　 ＞, ､_ ＜　 　 　 　 　 　 l i‐､l.:.:.:.:.:.:.:.:: : : : :l　　　　　　※戎衣　軍服
　　|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::/　　 ', l　　 　 　 　 |　　l　 i　　|　　　　　　　　//　　',.:.:.:.:.:.:.:: : : : ::



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,-‐'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -　￣￣｀　- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ｰ､　　　　　　　　　ヽ .._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, -､　　　　 ヽ､＿　　U　 ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　 , -'^ー.ﾉ●　}　　!､_　　　　　　　　　',
　　　　　　　　　　　　　,ｒ'´　　　 ./　＞　　　●｀ー--　　　　　　}　　　　え？あ…ミ、ミク太后
　　　　　　　　　　_ , -､',,　　　　 .{ /　　　　ヽー- ＿　　　　　　 !
　　　 　 ／｀ー'7´＿　　',',　　　...ヽ｀ー〈　　 }　xxxx　　　　　　 ｊ.,-'"　　　　ありがとうございます
　　　　i'＿_,-―｀ヽ、｀ヽ l i　　　　..＞､　 ー'　　　　　 　 ..,-‐'´　_,,,-‐
　　　　ゝ､ _｀ ヽ､　　ヽ　_ﾉ　　　　　　,'...ヽー-ァー-_, - '´,,-‐'"´
　　　 ,'　:::::: ｀ ‐ ､ヽ、(´　　　　　　　 i　　　 　 .,‐'´　　　　_,　-――==-
　　　i.:　 ::::::.　::::...＼　ｒ'､　　　　　　 7､　　 _／　　　,-‐'´　＿＿_
　　　|::　 :::::::　.:::: :::. i　', ',　　　　　 /　7ｰ'´_,,-‐=ﾆ'-― '´　　　　｀二二
　　　i ::　 :::::: .::::: :::::ﾉ　 ', ',　　　　_ｊ　 /' ￣￣｀￣｀ヽｒ'´ ｌ￣￣i￣ヽ
　　　ヽ,　　　 :::::::::/　　　'､ ',__ ／ 　 /i　　　　　　 ::::l　　l　　　 i　　 ＼
　 　i'´i, -ｒ―ｒ ､,-i;,r-―‐ﾍ_ﾄ、｀ヽ､/i |　　　　　＿:::::l　　l　　　 i　　　 ｀

　　　　　　(ヽ、００　　∩
　　　　⊂ニ、ﾆ⊃　⊂　⊃
　　　　 ,, -‐- ＼　　　| |／⌒ヽ
　　　　（ ⊂ニニ　　 /　／⌒) ）　　　(ヽ、００　　∩
　　　　 ｀ｰ――'′　し∪　 （ノ　　⊂ニ、ﾆ⊃　⊂　⊃
／￣ー―‐　、　　　　　　　　　　　 ,, -‐- ＼　　　| |／⌒ヽ　 〇　 〇
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　 　 　　　　　　（ ⊂ニニ　　 /　／⌒) ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ　　　　　　　　 ｀ｰ――'′　し∪　 （ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::i　　 ., -―- 、 　 ___　　　　　　　　　　　　　　　　　　お、おい　ミク太后が相邦に声をかけたぞ？
:::::::::::::::::::_＿_ノ､/〉'　 ／::::::::::::::::::て/::_:::ヽ
:::::::::::::::/ u　 て;/7　/::::::::::::::::::;ｧ､､:::「ｪ ヽ::〉 __　　　　　　　　　　　　　　　おかしくないか？敵同士だろ？
::::::::::::/　　　　 /〈　 i::::::::r､::／=ﾐ ｀く.u J／:::::::::＼
:::::::::::j　u　　 ､ ´_}ヽ.|::::::iｵ/u　ﾆi < iヽｧ/:::::r----J　 　.r:´二ﾆヽ　　　　　それほど相邦と太后の亀裂は決定的ではないのか？
::::::::::i　　 （二７´_.L.,　､ハ　〉 　_　_ﾏ/ﾝ::::r ' ;tr /;j　　　i::/r-､r-|　 r一ー､
::::::::::|、　　 .r ' c ／､:.:.:ヽ ヽ　 ｰ」: : : : ii ヽu.___､/　 ＿ん' ｀´ム.'　 |:::r―┤　　　　　　
:::::::::／￣ ´」ｰ／:.:.:.:.＼:.:.＼＼__j: : : : : ヽ　ヽフ｀ヽ´　 | | ヽ'ｰン､ _/ﾊu.'_' |
i:i i:::i:iヽi　´　!':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.',:.:i: : : : : : : :「=| : : : |: !　　７!｀:´|<　 ７ﾏ.ヽー'

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _/三三≧ｭ､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,，: :´: : : : : : : : : ｀ヾﾐｘ
　　　　　　　＿__　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : :.｀ヽ､
　　　 　 　 /三三≧ｭ､/: : : : : : : : : : : : : ｉ: : : : ､: : : : : :ヽ
.　　 　 　 ///,: ´￣:｀:,′: : : : : : : : : : : : :|: : : : : :ト ､: : : : :ﾍ
　　　　　///: : : : : : :.ｉ: : : : : :ｉ : : : : : : : : ﾄ､: : : :.:| -‐ヽ: : :.∧
　　　 　 {≧ｭ､: : :.: : :.|: : : : : :|: : : : : : : : :, 　>､:.:.:|　 f斧: :.:.: :.:.
　　　　　{三三≧ｭ､ｘ:|: : : : : :|: : : : : : : : ,／　　Ⅵ　弋:ﾘi: : : :.:i
　　　　 　 ｉ:｀寸三三f|: : : : : :|: : : : : : : :,ｘfﾁ斧　　 　 　 !:./: :i:|
　　　　 　 |: : : ｀¨¨¨´ﾄ､ : : : !|: : : : : : : {i弋:::ｿ 　 　 　｀ j/: : 从　　　　 キル夫殿下もお気をつけて
　　　　 　 |: : : : : : : : |　ヽ:.:.八: : : : : :.:.|゛　　　　　　 __　 ,: /
　　　　 　 | : : : : : : : :|　　｀ヽ､:ヽ: :.: : :i:|　　　　　　f´　} /´:.i
　　　　 　 |: : : : : : : : | 　 　 　 ＞:rへ从:..､　 　 　 ゝ ' ,':.: :.:|
　　　　 　 | : : : : : : : :|　　　　 {: : :{_　　　　 ≧＝ｧ‐ ‐く: : :.:.|
　　　　 　 |: : : : : : : : |　　　　/: : : : ｀ヽ､　　 　 /: :}、: :.ヽ: :.|
　　　　 　 | : : : : : : : :|　　 ／: : : : : : : : : ｀: :ｰt f´:ヽヽ: : : :.:|
　　　　 　 |: : : : : : :.:.!|　 〃´￣｀ヽ: : : : : : : :./} {{: : :}　.: :.: :.|



　　　　 ＿＿＿_
　　　／ 　 　 　 ＼
　 ／u　●::::::::::::●＼　　　　は、はい！
　 |⊂⊃┌ｪｪｪｪ┐⊂|
　 ヽ　 　 Lｪｪｪｪ_| ィ‘
　　/　　　　　　　 ヽ
　　|　 |　　　　　　| !　　　 　 　 　 　 　 　 . -‐.:.:.:.:.:.:‐-ミ__
　　|　 |　　　　　　| !　　　　　　 　 　 　 ／⌒ヽ:.:.:.:.: ⌒＼:.:.ヽ
　 （＿ﾉ　　　　　　|ﾘ　　　　　 　 　 .　／ .:.:. /.:.:.:.:.:.:.ｉ:ｉ:.:.:i: :＼.:.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / .:.:.:.:|:ｉ| :.:.:.:.: /|:|:.:/: : i: ｉ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ィ i:∨|八.:.:.:.:/lﾉﾉｲ|:.:.: |､| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.l: |: | ＞ ＼/　＜从: :/l//　　　兄上～ボクも鎧着たいよ～！！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.|/Ⅵ⊃ ､_,､_,　⊂⊃ｲ,ﾉ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /⌒＼. ﾍ、　 ゝ._）　　 ｲ/⌒i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼ 　 ﾞ,ｰ ＞,､ __,　イ__/　 /
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 从 l||l/ 　　.＞l___/くl||l人ｉ|i
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ( ⌒ )　　ｉ　＼∨／ ( ⌒ )

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　キル夫王子にまで？ミク太后にとっては邪魔だろ？

まあミク太后のいつもの気まぐれだろ？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　群臣と王室をああやって小馬鹿にしてるのさ



　　　　　 ,＞￣｀ヽr'´￣＜　　　　,._- ､r'''Ｚ.._　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __､─ v─z..__
　　　　 ｨ　　　　　　　　　　ゝ　　／　 　 　 　 ＼　　　　　 ,._-─ v'''Ｚ.._　　　　　　,＞ ｀　　　　　 ＜
.　　 　 l　　　　 l'´`＾ヽ　　 ヽ　./　 , j'^＾ヽ　　 　 ＼　　 ＜　　　　　　　＞　　 　 ｲ ｨ'`＾'＾'＾'＾'＾'＾'ｨ ゝ
　　　　|　　　,ｲﾉ u　　l ﾄ、 N　l　　ﾙ'uﾆﾆヽトゝ､　 .}　 ∠´　　,　,.、　　　＼ 　 　 l.1　　u　　　　　１.!
　　 　 | 　 ノ‐'-､_,　､_,ﾘ‐W.　│ .ﾉ∠ﾆﾆﾌバﾆﾆぅﾚ'　　ｲ　,ｲ/ l/　ヽ}ヽl､　!｀　 　 | |'⌒'ｰ'　　ｰ'⌒ | |　　　　
　　　　|r=ｉ| ⊆ﾆ･,　.･ﾆ⊇|.　　|r=Ｔﾓ＝｡TﾆF｡＝;T!　　 | /-─-'　'-ｰ-‐| |　　　r=ｉ| ⊂ﾆ･　 ･ﾆ⊃ |i=､
　　 　 ||{^|| 　 　 |　|　v　|　　 ||Ｌ|lヽ.三./ vヽ.三.ｨ′　r=T¨モ｡fニf｡テ¨T=､　　{ft|| v　　 |.|　　u　|f ﾘ　　　　
　　　ノ 'ｰ|! `! ｕ L_｣　 r１　　 |`7|!rー'‘‐～‐' ‐-|　　 |ｈ||`ｰ-ｲ　　.ト-‐'||ｦj　　 `7l.　　 '-U-'　　 :|く
　 ,ノ／|　 l、　 -‐-ｰ-　,'＿／|./ |　 -ー～～′ !　　 ﾞｰ|!　u ‘ｰ-‐'　ｕ ll‐' -‐''7　|　　-──- 　 |. ヾ''ｰ-　
-'‐1|　 |　 |ヽ.　　--　 ∧　l　 |'　 ｌ　u　 ー‐　　 ,l　　 rｰ:ｌ　　-一ー- 　 l-､　　l 　 ヽ._　　￣　　,ノ 　 |
.　 |.! 　 !　l.　ヽ　　　 / l||ｰ- ⊥_　 ` ｰ 、__,.　イ　｀f⌒＼l`　、　一　, イ　/´ヽl 　 　 |､￣￣￣ ,|　　　|　　　
.　 !|　　 Wﾄ、　`ｰ-‐1V ||　　　　ヽ、_　　　 .|　 l／⌒ヽ　 ﾄ、　` ｰ '　_,|　 ／￣＼.__ ド.ｴｴｴｴｴ.ｲ　 　 |
　 ||　　　　| ` ｰ--‐ｲ 　 ||　　　　　ﾊ､ﾞｴｴｴ'ﾇ'´ヽ､＿　　　Ｋ.ｴｴｴｴｴﾝ!　　　　_,ノ　∧　　　　　　レ‐- ｣　　　←反ミク派
.　|L =＝､､|　　　　 |　　 ||　　　　 .l　l |│| / |　 　 　 ￣＼l十十十十レ'´￣　　　 ｌ　ヽ　　 　 　 |
　 ´　　　|ヽ|　　　　|.r;＝'｣　　　　 |　 ||│/　 |　　　　　　　ｿl‐十十十|　　 　 　 　 |　 ,ﾍ　　　 　 |

ニニ''-､' // ||i .| |、|　|､'i .ﾊ i丶 |,,,＼　｛{⌒ヽ　,|,,,i,,i_|//,| l.| |　l ||,'l　',|
　　　7 /　,'　| ｌ | |,,-'''|"i"|"',.|""|ヽi､ ＼!　　}}　 リ |~/"i''-' l / l '/l .,'ﾊ
.　 ／λ　/　'､'､ '､＼ |-'ｰlニ'"~'､ '､ヽ／＼从＜ア/＾Ｙ. ｲ lﾉ / ｲ ' ｿ '､
.／／ |l　/　,' ヽ,'､ヽ ＜"7",,ヾヽ　　　　　　 {ゞﾐ{｛∨、ﾉ{ﾉ　 ノﾉ'　l / ', ', ,, -
.／　　' /,　/　　'　l'ヽ　'､', .'' リ ｀　　　 　 　 ﾊ: : ∨ヽ::Y:: イ　 ||　 | '､ '､'､｀ｰ
´　　　//　,'　　　 ,''､　 　'''''"~ 　 　　　　　　　辷Ⅹヽ.:}ﾉ :/| 　 .|',　 i .',', '､､　　　　　？
　　　//　 ,'　　　 ,'"'､　　 　 　 　 　 .::i　　　　 　 ＼:`く// l　　 i.'､　', '､'､'､
　　,' /　 /　 /　 ト､'''',　　　　　　　　 :'　　　　　　 　￣)）'~i　　 | '､　'､'､ '､'､
.／ /　 ./　 //　/　7l''　u.　　　　　　　　　　　　 　 ,/./-´ ',　　 ｌ '､　'､'､　'､
　, '/　 /　.//　/　//　ゝ､　　　　　, --- ､ 　　 　 // '　| 　 '､ 　 i ',　 ', '､
ノ./　 /　 //　/　ﾉ i　 |_,,＞ ､　　　 ´￣｀　 　　ノ '- ､　|i　　 '､　 i ',　 '､ '､、
./_,,, /-- ' '-､　ノ　 |に　 ＼"~''i-､　　　　　, -"" ノヾヽ | l　　 '､　l '､　 '､ '､
''　　　　　　　 ''- ､ |　'､￣"''`-､'､' ~'''､- ,' ￣/ ／::､－'　| ､_,, - '- '- ,,　'､ '､


　　 　 　 　　　＿＿＿_　　　　　　　
　　 　 　　　／　　　　　＼　　　　　　　（あの二人はやはり裏で結託してるのか？
　　 　　　／　⌒　　　⌒::::＼　　　　
　　 　 ／ 　 （●）}ili{（●）::::::＼　　　　　 でもミク太后が圭一王子を擁立しているのは間違いないはず
　　 　 |　　　　　 __´___　　　:::::::|　　
　　　　＼ 　　 　 `ー'´　 ...:::::／　　　　　　　ただの悪戯か？）

　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　〃:/:::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　 //::::::::::::::::::/:::::::::::::i:::::::::i::::::i:::::::::i::::::::::::i
　　//!::::::::::::::/::i:::::::::::::ll:::::l::H:i:::::::::::::!::::::::::::i
　 // !:i:::::::::::ii:ト!:::::::::::;ﾊ::＿LLV::::::::jヽ::::::::ﾊ　　　　…
　 /　LL:::::::〈/:::|::_./l l l l´,´●｡j:::::::/ /::::::::::ヽ
　　 　 　 |:::::ﾊ/｡●;　　　　` "´::::::/ノ::::::::::::::::ヽ
　　 　 　 |:::::::ﾊ ｀"　､　 　 　 /::::::/|:::::::::::::::::::::::::＼
　　 　 　 |:::::::::ﾊ　　 　 　 　 /:::::/　,ｲ!::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　 　 　 '::::∧::::ヽ..._　‐ -　,:::::/／　 ﾞ､._::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　 　 ,'::::,　ヽ::::::::::::＞‐イ::::/'　　　 ,.イﾄ‐‐-::､::::::::::::::ﾊ
　 　 　 /:::/　　 ＼:_,.ｨ'　|/::::/　　　／　　　／ ｀ヽ::::::::::::ﾊ
　　 　 /:::/　 　 ／´ i　 /:::/　　　,ｲ　　 　./　/ 　 ';:::::::::::::ﾊ
.　　　/:::/　 　 ﾊ　　 ! /:::::/　　,/ 　 　 　 /　,'　　　',:::::::::::ﾊ
　 　 /:::/　　　l l　　 |./::::/　　/　　 　 　 /　/　　 　 ,::::::VV




　 /　　　　　l　　　　　　　　　　　　 .:.:.:/　.:./　　　 ヽヽ　ヽ:..　 :.:l　　　　　　 ::::::::::::::::::l:::
.　i　 i. 　　　l　　　l　　　　　　　　.:.:.:.:〃 .:./ _ ,,,　-- ゝ‐ゝ―''''''''T''''''　　　　 ::::::::::::::::::l::
　l　 .l　　　　l　　 l　　　　　　　 .:.:.:.:./ヘ､≠=-‐'' ´￣ ＼::＼＼::::l　　　　　　 ::::::::::::::::::l:
　l　 l　　　　 l　　l:.　　　　　 .:.:.:.:.:/;;/ .:.:/　　彡二ニ＝=ヽ-丶ヽl　　　　　　　::::::::::::::::::l
　l　 l　　　　　l　 l:.:　　　　.:.:.:.:.:./;;;;/ .:/　　　／　　 P､:::::::）ゝミl＞- ､ _　::　　::::::::::::::::::l
　l　 l　　　　　 l　l:.:.　　　.:.:.:.:.／;;;;;;i :/　　　　　,､＿ 丈二'シ’ ' ｿ　　　　 :::　　:::::::::::::::::l
　l　 li　　　　　 l　l:.:.　 .:.:.:.:.／;;;;;;;;;i:/　　　　　　　　　 ` '''''￣　 l　　　　　 ::::　:::::::::::::::::::l　　　（キル夫とやる夫共々、
.　l　.l l　　　　　 l　l:.:..:.:.:.:／;;;;;;;;;;〃　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　 ::::::　:::::::::::::::::l
　 l.　l l　　　　　ヽ l:.:.:.:.:/;;;;;;;;;　 /　　　　　　　　　　　　　　 　　l　　　　　 ::::::: ::::::::::::::::::l:　　　　　全滅して討死にすればいいんだわ）
.　ヽ　l l　　　　　 ヾ:.:.:./　;;　 　 　　 |　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　 　::::::::::::::::::::::::::ll:
　　 ヽヽヽ　　　　　 ∨ ｀　 　　 　　ﾉ　　　　　　　　　　　　　 　l　　　　　 ::::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　 ヽヽヽ　　　　 　 　 ヽ　　　 　 ヽ　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　 :::::::::::::::::::::::::/:ﾍ
　　　　 ヾ ､ ＼　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　, ､　　　 　　 　 l　　　　　 ::::::::::::::::/::::::/::::ﾍ
　　　　　　＼　ヽ|　　　 　:.:.ヽ　　　　　 =二二 シ　　 　　　 　l　　　　　::::::::::::::::/:::::::/::::::::ﾍ:
　　　　　　　　　 l　　　　 :.:.:.:.丶　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　　::::::::::::::::/:::::::/::::::::::::ﾍ
　　　　　　　　　l　　　　 :.:.:.:.:.:.:.:.`　、　　　　　　　　　　 ,／ l　　　　　::::::::::::::::/:::::::/::::::::::::::::ﾍ:
　　　　　　　　　l　　　　:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶、　　　　　,　 '　 　l　　　　 :::::::::::::::::/::::::∧::::::::::::::::::ﾍ
　　　　　　　　 l　　　　 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:` -　 ' ´ヽ.　　　l　　　　 :::::::::::::::::/::::::/　ヽ:::::::::::::::::::ヽ:

＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐――　＿＿＿￣￣―――　　＿＿＿――￣￣＿＿＿
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　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 　　 　 '.､　　
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　ヽ.
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 / 　　 ⌒＼,, ;.、､､／⌒｀　 |　　　　　　　行軍開始！！！
　　　　　　　　 　 　 　 　 | 　　 （　●）　 　（●　）　　 |
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 !　　　 ´"''"　　 　 "''"´ 　　i.　　　　　　　　 　 , -､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 .（　　 　j　　　 .）　　.ﾉ　　　　　　　　　 ./　/　　　 _
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ゝ　 　｀|ｉ|!ｉ|!ｉ|!ｉ|!ｉ|!ｉ| ′ ノ 　 　 _,　-､＿　　/　/ 　 _-´ ﾉ
　　　　　　　　　　　　＿,〆ソ__ト､_ ー─――　_, 彳 ﾌｰｧ'´ ィｼX卅　/　/_ -'´ ／
　　　　　　　　　　　_ヘ　ヽ、 ＼＿l_￣￣￣ .ｰ´ -ｰ´, ＜_イ､ヾﾝ´ ／､　´　　-´―― ｧ
　　　　　　　 　 ,-く　￣}､二 ―- r―r -―　　二ィ＜ ヾ/　　￣／ , ' ＼ _　ーｰ二￣
　　　　　　　__f {:::::}　／　／ニ≠>ｰ<＼＝ニ二_/｀ｰ-ｧ　, -ｰ '´ イ　　ﾉ　｀ ﾉ―- ､｀‐､
　　　　　／ rヘ`ｰ　ﾉ ,／　／　, ｲ＿＼__＞＿ //｀ｰ∧　｀ー-rへ｀ー‐‐＞ｲ|､‐- ､ ｀ｰ'
　　　／　　l卅ﾝr-'´ /f￣ ｢｀ー-､＞　-r――, ﾘ＝=ｿ　!l |　|　lヽ、二二 ン |　l＼= >
　 ／　 　 トｰ'´　 , イ! r=　￣|　_l l_ 　 ||￣二_ヾ＿∧　 ||l　 ', l　　 ￣￣　'´ ,ｲ　 ヾ
　 /　 _∠__ =＝ｲ　/　|| !l　 |:|　_| |_　 :||　!l　| |　| |　l!　|| 　　ヾ＼　＿＿　 , イ　　 l
　/　∠ イ-､__/　 /l　 || !L__|:|　_| |_　 .!L＿_,| |　| |　l!　ll ヽ､ ' ､　　＿__　／ /ヽ、　!
　l／　 /_/　/　 /　|　 |L＿ =＝ 廾＝＝==z ＿_| |　l! { {　　＼　　　　　　　/ 　　 ｀'


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――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣―　　――――　　　　＝＝　￣――￣￣＿＿＿￣―

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｬ――z　　　　　　　　　　　　　　　　 r‐ｰ',!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　／　　　　　　　　　　　　 r‐ｰ1　 lﾞ　 .lﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　lｰ ''''"￣￣"　　 ￣￣｀'､　　　　　　　　　,lﾞ　 ,i´　lﾞ　 lﾞ
　　　　　　　　　　　　　　∠,,､ -z　　　 ,r――― ''"　　　　　　　 　 │　,"　 lﾞ　│
　　　　　　　　　　　　　 　 ､ '"´,､ィ 　 /　　　　　　　　　　　　　_,,,， |　 ,lﾞ　 .|,,,,,ﾉ
　　　　　　　　　　　　 ､ '" ,､ '":ﾂ 　 /　　　　　　　　　_,,,―'''",,,,,lﾞ .Ｌ,,,ﾉ　 .,ｒ'"ﾞﾞl
　　　　　　　　　　､-'　,､ '´　　/　　/　　　　　 ,,,―''''"ﾞ,,,,-‐''"｀　 .ｒ'"＾ﾞl　　ヽ-'゜
　　　　　 　 　 　 | ,､ '´ 　 　 /　　/ 　　　　　　│| _,,,-''''"　　　　　ヽ-'゜
　　　　　　　　　　 '´　　　　/ ／l/　 　 　　　　‘＾
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /／

ｌ!　i i! |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r'.二ヽ、　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |｜ i　|
| ｉ　|　ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｌ!　i i! |
ｉ|　ｌ 　ｉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、|　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | ｉ　|　ｌ
|｜ i　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r'.二ヽ、　　　　　　　　　 ＼｀7ｰ┘!　　　　　　　　　　　　　　　　 .ｉ|　ｌ 　ｉ
ｌ!　i i! |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、　　　　　　　　　 ｢:ト　 ｲ　　　　　　　　　　　　　　　　 .|｜ i　|
| ｉ　|　ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、|　　　　　　 .　　 　 |　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｌ!　i i! |
ｉ|　ｌ 　ｉ　　/'´￣ ）／ヽ　　　　　　　　　　　 ＼｀7ｰ┘!　　　　　　　　　 l　　　　l　　　　　 _,rｰく´＼　 , --､　　| ｉ　|　ｌ
|｜ i　|　./　　Ｙ/´　/,へ、　　　　　　　　　　　｢:ト　 ｲ　　　　　　　　　.l　 　 　 |　　　 ,-く ヽ.＼ ヽ Y´　／ 　 .ｉ|　ｌ 　ｉ
ｌ!　i i! |　く、　{./　 //　├(⌒ヽ　　　　.　　 　 |　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　-!　l _｣_ﾉ‐′/　　 　 .|｜ i　|
| ｉ　|　ｌ　　＼ ヽ　ヾ」　 | ./　 /　　　　　　　　l　　　　l　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　ﾞｰ'´ ヽ　　/　　　　　ｌ!　i i! |
ｉ|　ｌ 　ｉ　　　ヽ　ヽ　!!　/Ｙ　 {　　　　　　　　 .l　 　 　 |　　　　　　　　 　 ／)　　　　　　 ゝ、　　ﾉ_ イ　　 　 　 .| ｉ　|　ｌ
|｜ i　|　　　　｀ヽヽﾉヽ(　( ）ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　　/ :/　　　　　　　　 ヽ　　 　 |　　　　　..ｉ|　ｌ 　ｉ
ｌ!　i i! |　　　　　 ＼ 　　　　 　i　　　　　　　　　　　　　　　　 ノヾ　`‐-"　ｌ　　　　　　　　　 ｜　　　 |　　 　 　 |｜ i　|
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ｌ!　i i! |　　　　　　|: :　　　 　:|　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ､　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |｜ i　|
| ｉ　|　ｌ　　　　　 i.| ::　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､i　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｌ!　i i! |
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|｜ i　|　　　　 /　　　　　　　 .|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｉ|　ｌ 　ｉ
ｌ!　i i! |　　　 / 　　　　　　ヽ...}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|｜ i

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　┃　できる王元年、やる夫は東周の征伐におもむいた
　┃　
　┃　それは様々な人物の思惑が交差した出兵であった
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　　　　　　　　　　　i　　 （　　人　　　）　 　 　 　 　 　 ',
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　　　　　　　　　　　　　　　　やる夫は始皇帝の父と呼ばれるようです　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ～第二十四話「出師」～終わり
　　　 　 　 　 　 　


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乙

>>1さんはドラマチックな人間群像を描くのがお得意ですなあ

乙
正念場ですね

乙でした

人の感情って一筋縄ではいかんものですね
おかげでできる夫が考えすぎて胃がマッハ

乙であります

自分に力がないことを自覚してるのに、やる夫やミクとわたりあわなきゃいけないできる夫も不憫だな
やる夫がいなきゃ詰んでたし、買って出た苦労といえばそうなんだけどさ

乙です。

人同士の間柄ってのはいつの時代も難しい

>>396　>>397　>>398

邯鄲で友人として酒飲んでた頃とは
何もかも違くなってしまっていますからねー

乙

やる夫が部隊率いて出陣していたのは知らなかった

>>405

荘襄王元年
大いに罪人を赦し、先王の功臣を修め、徳を施し骨肉に厚くして、恵を民に布す。
東周君、諸侯と秦に謀る。秦、相国呂不韋をして之を～以下ネタバレ～

できる夫の元年
できる夫はなんやかんや偉いことやった。
DEADENDな人が諸侯と一緒に秦をやっつけようと謀った。秦は相邦のやる夫を派遣してDEADENDな人を～以下ネタバレ～


参考サイト
ttp://gongsunlong.web.fc2.com/
いつもお世話になっているサイトです
史記→本紀→秦本紀　の下のほうを見ると上記の記述があります